そこそこ終わっている人間と年末進行
私は、ほとんどの人間が、何らかの病気を抱えているものと思っています。まだ診断が下りていなかったり、まだ病名がついていなかったりと、人によって事情は勿論あるのでしょうが。でも、大体みんな何かの病気です。そう思っていないとやっていかれません。
「私だけじゃない、だから大丈夫」
そうやってどうにかこうにか自分を安心させるわけです。“私だけじゃない”と“大丈夫”は、だからなんていう言葉でつなげられるものでは絶対にないとわかっているというのに。
私には残念な特性があります。心配をしてしまうのです。過度に。その対象は数限りなく、自分でもどうしてそれが心配なのかわからないことだってあります。
きっと、適切な病院に行けば何らかの病名をつけてもらえることでしょう。私の場合は、自分の心配にお金を払うということが心配なので、何の病気かはわかりません。それで、先に述べたような考え方で自分を取り戻し、何とか日常生活を送っているというわけです。
でも、月初めだけはどうにもだめになります。月初め、Webライターにとっては、多く仕事が始まるとき。そして締切りの設定が行われるとき。あらゆることに心配を向ける私は、締切りまでに間に合うのか、そのことしか考えられなくなります。
そんな風なので、締切りに遅れたことなんて一度もありません。締切りの10日前くらいに納品してしまうこともざらです。そんなことなら締切りが近くなってから焦ればいいものを、自分ではどうすることもできずわーっと仕事に取りかかってしまいます。最近は流石に少しマシになってきていたのですが、
「年末進行です」
なんて言われてしまったものですからもう大パニック。12月に入ってからはてんやわんやでした。ようやく目途が立ってきて、落ち着きを取り戻したというわけです。
だから私はこの日記のことを、決して忘れていたわけではありません。面倒だと思うようになったわけでも、特段読まれるわけでもないのにと絶望していたわけでもないのです。またそこそこ終わっていることをアピールできたことですし、本日はこの辺で終了とさせていただきます。
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