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【奇妙な空間?】旅行中に見つけたliminal space


「liminal space(リミナルスペース)」という言葉を最近知った。

liminalは英語で「閾(しきい)の」「(光や音を)感知できるか否かの境界の」の意味だ。そこまでは分かる。

だが、私の頭ではなかなか「liminal space」をきちんと理解、定義することが難しい。

どうやら、人のいない広大なショッピングモールや、無人のホテルの廊下など、見慣れた光景なのにどこか奇妙で不安な感覚を覚える光景のことを指しているようだ。

私は「liminal space」という言葉を知った時、勝手にうす暗い場所、屋内、人工物というイメージを抱いたが、検索してみると明るい場所や森の中の画像もあった。

ただ、いずれも見ていると不安になるというか、どこか違う世界に続いていそうな気配を感じるものばかりだった。

ピンとこない人は取りあえず「liminal space」で画像検索してみれば分かるかもしれないし、知らなかった人の中には「よく分からないけどこの雰囲気好きかも」という人がいるかもしれない。

私は「liminal space」という言葉を最近まで知らなかったが、この雰囲気自体はわりと昔から好きだったので、この雰囲気に名前がつけられていることに逆におどろいている。

今回はこの言葉の輪郭をはっきりさせるためにも、私が旅行中に「liminal space」を感じた場所の写真をいくつか紹介する。

見ていただいて「確かに」あるいは「ちょっと違うかな」と判断いただければ幸いである。

北海道・稚内駅前の商店街。

北海道・弘前市の弘前学院外国人宣教師館。

愛知県・豊橋市の豊橋市公会堂。

愛知県・名古屋市の名古屋市市政資料館。

岩手県・秋田県にまたがる八幡平。「liminal space」というと屋内や町中のイメージが強い気もするので、これに「liminal space」を感じるかは判断が分かれるかもしれない。

山形県・蔵王温泉。自然の中でも霧がかかっていると「liminal space」ぽさが出る気がする。

以上である。個人的にドンピシャではない写真もあるが、わりと近いと思うものをいくつか探して持ってきた。

序盤にも書いたが、「liminal space」で画像検索するとそれらしい写真がたくさん出てくるので、興味がわいた人は確認してみてほしい。

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やまざき にんふぇあ
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