エンジニア新卒1年目、チームリーダーへの挑戦
自己紹介
Sansan株式会社、2024年新卒の髙野です。コウノと読みます。
小学5年生の頃、MinecraftのMod開発をきっかけにプログラミングを始めました。その後はMinecraftのサーバプラグイン開発を通してJavaを独学で学びました。情報系の大学に進学し、大学2年生の冬に初めてWeb開発に出会いました。そこで、橋梁点検の調書作成を支援するSaaSの開発に約1年携わり、Rustを使ったバックエンド開発やNuxt2からNuxt3への移行などを経験しました。その後、Bill One 1dayインターンでSansanと出会い、今年の4月に新卒社員として入社しました。
Sansanに入社した決め手
内定から入社までに期間が空きます。IT業界は流動性が高いため、面接時に魅力的だった点が入社時には変わっている可能性があると考えていました。そのため、ミッションやビジョンといった、会社の核に共感できることを就活の主軸にしました。
Sansanの「ビジネスインフラになる」という、会社の核となる壮大なビジョンに強く共感しました。世の中の当たり前を作る仕事に、心からワクワクしたのを覚えています。この会社なら、どんなプロダクトの開発に携わっても、やりがいを持って楽しく働けると思い、Sansanを選びました。今でもビジョンムービーを見ると胸が熱くなります。ぜひご覧ください。
業務内容
2023年3月に内定者インターンとしてSansanに入社して以来、Contract Oneという契約領域のDXを推進するサービスの開発に携わっています。直近では、「企業別契約ツリー」という新機能の設計・開発に取り組みました。この機能により、契約先の企業ごとに契約書をツリー状に管理し、閲覧できるようになりました。
9月には、チームトポロジーの概念でいう「ストリームアラインドチーム」のリーダーに就任しました。チームリーダーは、新規機能開発プロジェクトのデリバリーに責任を持ち、スコープやスケジュールの調整、そして開発の円滑な進行のための施策を考えて実践します。Contract Oneの開発体制や魅力については、中川の記事をぜひご覧ください。
この記事では、私がチームリーダーを務める上で意識していることについて書きます。
チームリーダーを務める上で意識していること
先回りして提案する
Contract Oneは、プロダクトマネジャーやデザイナーとの距離がとても近いです。週に2回、プロダクト企画会議という会議があり、エンジニアも開発プロジェクトのデザインや仕様の検討フェーズに携わることができます。私は、プロダクト企画会議に参加して早い段階から情報をキャッチアップし、エンジニア目線で機能がより良くできないかを考えて提案しています。
開発プロジェクト全体を見る中で、まだ決まっていない細かな仕様に気づくことがあります。自分が率先して論点を整理し、関係者と積極的に会話することで、チームメンバーが素早く開発に取り組めるようにしています。質問をする際には、「どうすればよいか」と単に聞くのではなく、自分なりに解決策を考え、提案するようにしています。
感謝する
弊社には、SansanのカタチであるValuesを体現しているメンバーに、Uniposを使って感謝を送れる「見つカッチ」という社内制度があります。この制度を通じてお互いを称え合うことで、1人では気づかなかった強みを認識できたり、感謝と感激を大切にする文化が醸成できると私は考えています。
私は内定者インターン時代から今まで、関わった人に日頃の感謝を投稿したり、同僚の投稿に拍手をしたりして、毎週配られるポイントを使い切るようにしています。さらに、投稿をチームのSlackチャンネルにシェアすることで、良い行動の可視化を進めています。
Contract Oneではあまり投稿が活発ではありませんでしたが、私自身が率先してUniposを活用した結果、「ペアプロをしてくれてありがとう」「スプリントレビューで発表してくれてありがとう」「その提案めちゃくちゃよかったです」などといった感謝の言葉が、毎週オープンかつ活発に交わされるようになりました。チームメンバー同士で良い行動を称え合う習慣が根付いてきたと実感しています。
共有する
得た情報や考えを、できるだけ早くチームメンバーと共有するよう心がけています。また、チームのSlackチャンネルを個人の分報チャンネルのように活用し、頻繁に疑問点や考えを投稿しています。これは、私が考えを文字にすることで思考が整理されるタイプだからですが、同時に以下のようなメリットもあります。
同じ疑問を持つ人や有識者からのリアクションが得られる
自分の考えに対するフィードバックを受けられる
現在の作業状況が周囲に可視化され、業務の透明性が向上する
Contract Oneでは、開発メンバー各個人が立てている短期(〜3カ月)の目標をメンバー間で公開しています。自分の伸ばしたいスキルやチャレンジを共有することで、チーム全体でメンバーの成長を支援する動きが生まれています。私が個人目標を立てるときには、早い段階から共有してフィードバックをもらうことを意識しています。
明確にする
チームリーダーという立場上、さまざまな問い合わせの窓口になることが多いです。それらすべてを自分ひとりで抱え込むと、ボトルネックとなりパンクしてしまいます。時にはメンバーに移譲しつつ、誰がやるかを明確にし、私にボールがある状態をなるべく少なくしています。人に依頼したり依頼されたりしたときには、「誰が何をやればよいか」「いつまでにやればよいか」を明確にすることで、認識の齟齬を防ぐようにしています。
また、自分がやらなければならないタスクの管理も重要です。以前は並行して複数の作業を行うことで、本来やるべきことを忘れたり、タスクの完了に予想以上の時間がかかったりしていました。そこで、タスクをメモする場所を作り、同時進行を避けてひとつずつ終わらせることでコンテキストスイッチを減らすよう努めています。
さいごに
新卒1年目でチームリーダーを務めるという経験を、自身の成果や成長に繋げていくためにも、この記事で紹介したことを意識して頑張っています。理想に対するギャップはすぐには埋まりません。例えば、提案する際には根拠を示すことで相手の理解や意思決定を促進できますが、定量的なデータに基づいた提案をすることは難しいと感じています。
経験したことがないことへの挑戦の連続ですが、道を逸れそうになっても、チームメンバーが正してくれるという安心感を感じながら、日々試行錯誤しながら自分なりのやり方を模索しています。いくつかの開発プロジェクトを任せてもらっているので、この経験を自信に変えて、リーダーシップを発揮して仕事をしていきたいと思っています。また、プロジェクトを進める「型」を確立し、今後チームリーダーの道を歩む人へのサポートができればと考えています。
新卒1年目の私にチームリーダーへの挑戦の機会を与えてくれる開発組織で働けることを嬉しく思います。チャレンジングなタスクを任されるたびに、Sansan、Contract Oneを選んで良かったと実感します。
Contract Oneでは、まだまだ開発したい機能がたくさんありますが、人手が足りていません。弊社に興味を持ってくださった方、ぜひ一緒に働きませんか。ご応募お待ちしています。
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