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推しの声優と電話した話
はじめに
皆さんは涼本あきほさんという女性声優をご存知だろうか?
代表作として「アイドルマスターシャイニーカラーズ」の有栖川夏葉役、「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」の紅晴結菜役、「ブルーアーカイブ」の鷲見セリナ役、等が挙げられる。
最近何かと話題にあがることが多いブルアカについては、セリナが低レアかつ有能なヒーラーということでプレイされている先生方はボイスを耳にする機会も多いのではないだろうか(かくいう私もお世話になっています)
そんな涼本あきほさんが私にとっての推し……もとい最推しの声優さんなのだが、そんな涼本さんと先日お電話をする機会があったのでそのことについてお話しようと思う。
「き」が抜けない
そもそもなぜ電話する機会があったかというと、ネット配信番組『涼本あきほの「き」が抜けない!』内で視聴者と電話をする特別企画があったからだ。
2022年9月11日に放送された第10回でこの企画があり、涼本さんと電話をする視聴者の1人として幸運にも選ばれたのだ。
ちなみにこの放送の翌日の12日が私の誕生日であった。番組内にも「明日が誕生日です」という旨のメールを出していたため、ある意味で少しズルい手段で電話をする権利を得たと言える。
また、この日の放送ではスプラトゥーン3を視聴者とプレイするという企画もあり、私はそちらにも参加させていただいた。
こちらも誕生日効果だったのかはわからないが、ゲーム企画及びお電話企画の参加者として選んでいただいた涼本さんとスタッフの皆さん方には感謝しかない。
そして、放送されるオタクの声
第10回は2022年9月11日(日)の20時より放送されたのだが、その際の私の動向について書きたいと思う。
何時頃に何をしたという形で書いていくが、時間についてはかなりうろ覚えなので悪しからず。
●20時頃
第10回が放送開始。
この時点でスプラ3への参加は決まっていたので、その準備をしながら視聴する。
●20時5分頃
お電話企画について発表される。
せっかくだからと思い、即座に応募する。
告知の中で涼本さんが冗談めかして「私の好きなところ10個は言えるようにしてくださいね」と言っていたので、メモ帳に10個書き出す。
(もちろん、この時点ではまだ電話できるかどうかはわかっていない)
●20時10分頃
お便りが読まれる。
きが抜けないの番組内で読まれたことはおそらく初めてだったので、結構テンションが上がる。
●20時20分頃
スプラ3開始。
ブキは普段から愛用しているスパイガジェットを使用。
●20時40分頃
スプラ3終了。
4回バトルする機会があったが、最後のマッチングで通信エラー落ちするという痛恨のミス。
結局、一度も涼本さんとは同じチームにならず。
●21時頃
放送が終了。
この時点ではまだ当落の連絡は来ず。
●21時20分頃
Discordで番組スタッフの方からお電話企画に当選したという旨の連絡が来る。
「あとでDiscordに着信が来るので、それまで待っていてほしい」と指示がある。
●21時30分頃
めちゃくちゃ緊張しながら着信を待つ。
この時間は正直生きた心地がしなかった。
心臓の鼓動がすごい聞こえて、喉がカラカラだったのを覚えてる。
(後で分かったことだが、私はお電話企画で2番目だったらしい。この時間は1人目の方と通話中だったのだろう)
●21時40分頃
Discordから着信あり。
好きなところを書き出したメモ帳を手に通話に応じる。
以下に通話の内容を一部抜粋して記載。
涼本あきほさん「あっ!ニんベんさんですか?」(以下、「涼」と表記)
私「あっ、はい!ニんベんと申します。涼本あきほさんですか!?」
涼「もしもし〜!涼本あきほです!お誕生日おめでとうございます〜!」
私「はい!ありがとうございます!!」
涼「明日がお誕生日とお聞きして、ついお電話しちゃいました!」
私「はい、とても嬉しいです!感動してます!!」
推しに電話で誕生日を祝われるというあまりの事態に頭が真っ白になる。
パニック寸前だったが、涼本さんの好きなところを何としても伝えねば……!と思いギリギリ理性を保つ。
涼「これは市場調査なんですけど、涼本のどんなところが好きですか?」
私「放送中に10個挙げてと言っていたので10個挙げてきたんですけど、お話してもよろしいでしょうか?」
涼「えー!?嬉しいです!ありがとうございます!!聞かせてもらってもいいですか?」
マジで10個を最後まで聞いてくれた。
しかも一つ一つにコメントまでしてくれた。
ちなみに私が挙げた好きなところ10個はこんな感じです。
声がいい
演技(声質含めて)に幅がある
面白い(言動とか)
かわいい
語彙力がある(説明や紹介が上手い)
言葉遣いがキレイ
仕草もキレイ(お辞儀する姿勢とか、食べる姿とか)
人への好意を素直に伝えられるところ(褒め上手なところ)
ファン想いなところ
食べ物への執着が強いところ(何かと食べ物に関する話題が多いので)
これに対する涼本さんの反応はこんな感じ。
(③面白いについて)「雲行きが怪しくなってきましたよ!?この後のは大丈夫ですか!?」
(⑤あたりで)「今で5個目ですよね?これ思っていた以上に照れちゃいますね……。10個目まで保つかなあ」
(⑥言葉遣い・⑦仕草が綺麗について)「まあ、私は上品の擬人化みたいな存在ですからね!」
(⑨ファン思いなところについて)「いえ、私がいつも貰ってばかりなので少しでも返せたらいいなと思ってるだけなんです」
私は好きなところを伝えることに精一杯だったので、涼本さんの反応に対して「そうですね!」とか「はい!」とか何も面白い返しが出来なくて本当に申し訳ない気持ちに……。
でも、こっちのつまらない反応に対してもちゃんと会話を盛り上げてくれて「プロの仕事だなあ」と感じた。
●21時50分頃
通話終了。
「3分……長くても5分ぐらいだろ〜」と思っていたら、まさかの10分間にわたる通話に。
奮発しすぎじゃない???
普段、友人とも10分も電話しないんだが。
実際の通話の内容については以下から。
(まあ、SS席会員限定の動画なので会員にならないと見られないんですが……)
何回か観たんだけど、自分の喋りをあらためて聞くとキッッッツいな!!
緊張と音質のせいもあるかもだけど、笑い声が「デュフフwwww」みたいになってるのがマジでキツい。
涼本さんの美声がなければ地獄ですよ、こんなの。
今回の企画で学んだこと
「推しと話す機会があるなら、話す内容は事前にメモしておけ」
ということ。
今回、私の場合は好きなところを10個あげたメモがあったので、頭が真っ白になって黙り込むこともなくなんとか10分間話すことができた。
「相手は喋りのプロなんだからこっちが話題さえ提供すれば、向こうが上手く盛り上げてくれる!」と思っておこう。
上手く話そうとしなくてもいいから、最低限これだけは伝えたい……!ってことを絞って話すようにすればいいんじゃないだろうか。
最後に
これからはたとえ理不尽な目に遭ったとしても「は?俺は涼本あきほさんに電話で誕生日を祝ってもらったんだが?電話で涼本さんの好きなところ10個を伝えたことがあるんだが???」と精神的マウントを取ることで乗り越えていけると思います。
この記事を読んで少しでも涼本あきほさんに興味を持った方がいたら幸いです。
「きが抜けない」の前半は無料パートで有料会員以外でも観られるので、興味がある方は是非是非。
あと、涼本さんが出演されている番組は「しぇあはうしゅ」とか「トゲガール」とかもあるので、気になったものを観るといいと思います。
ファンサの鬼、涼本あきほさんを皆さんも推そう!!
最後にはなりますが、電話してくださった涼本あきほさん、そしてお電話企画を裏で支えてくださったスタッフの皆さん、この場を借りてお礼申し上げます。
忘れられない一生ものの誕生日プレゼントとなりました。本当にありがとうございました。