KPOPを学ぶ秋
流れるように日が過ぎていつの間にか季節は秋をサッと通り過ぎて冬に差し掛かった。
私は寒いのがとても苦手だ。(暑いのも苦手)
LOUDのお祭りが終わって早ひと月半。まだデビューメンバーが決まったという事実のみで、グループ名もデビュー日も明かされてはいないLOUDメンバー。私はと言えば
飽きることなく毎日ウハウハしてる。
お誕生日をこっそりお祝いしたり、日々上げてくれるSNSの供給によってヘイヘイフゥフゥしている。
週末のハロウィンは供給がキャパオーバーして結構ガチ目に倒れた。
デビュー前とはいえ、新しい曲に新しいコンテンツも与えてくれたPnation。感謝しかない。
娘氏はLOUDの曲が歌えるようになったし、踊れるようにもなった。
こんな能天気野郎の親子は受験生真っ盛りという期間により、少し忙しい。やれ学校説明会やら塾の面談やら学校の三者面談だかで久しぶりの飲み会が今の所見通しがつかないような状態だ。
そんな中、同じ曲を繰り返し聴く事を主体として生活していたけど、他のグループにもほんの出来心で手を出してみた。
いやぁ凄いよ。アイドル。
アーティストってなかなか舞台以外を見ることはあまりない。あっても数カットだけだったり、ちょびっと。
そこら辺ほとんど垂れ流してるのがKPOPアイドル。
BTSを通じて供給がすごい事も、Vライブが桁違いの量を配信していることも知っていたけど、たまげた。
舞台のビハインドは当たり前、そしてグループのコンテンツ、個人のコンテンツ、練習動画、バカくそある。それも無料で見れる。
正直好きな動画を何度も見てしまう私はついていけない量の供給がデビューしたグループには既にあって、それに呼応するようにファン(ぺん)達が盛り上がる。
よく成り立ってると思う。手出したけどすぐ引っ込めたりまじマジカルボックス。
約1年前に行われたキングダムというKPOPアイドルの番組をYouTubeで少しだけ見てATEEZというグループに惹かれて思わずビハインドまで行ってしまった。
アイドルがよく言う「少しでも良い姿を」「ファンの皆さんにお見せしたい」「早く会いたい」
口々に出てくる言葉はありふれたビジネスワードではなく感じて、思わず涙が出た。
時間が許す限り練習にあけくれ、タイトなスケジュールを分刻みでこなし、合間に曲作りをし、本番までに体調を整え、カメラが回る瞬間にスイッチを入れられるよう気持ちを高めていく彼等の姿は本当にプロ意識が高く、業界の厳しさ、音楽に対しての向き合い方を強く強く叩きつけられた。
画面の中ではいつも笑っている彼等がオフの顔を見せるのがビハインドだけれど、ビハインドでも屈託なく笑っている。「ちょっと疲れたけど大丈夫!」というちょっとは決して少しではない。原動力はファンだと口癖のように言うが、きっと大半はファンの力だけど、メンバーやスタッフがお互いにもたれながらしんどい時期も励ましあって、高めあって、まだ見た事のない景色を追いかけているのだ。(あくまで想像だけど)
若干20歳そこら辺だがパワーはすごい。若いというのは本当にすごい。無敵だと思う。様々な事がうまく噛み合ってその歯車は回っている。
その分のリスクや手放して来たものがとても多い事を私達は忘れてはいけないと思う。
もちろん得るものも大きいが、ふと吹き飛んでしまう儚い存在でもある事を理解したい。
究極を言えば売れてナンボの世界。
例えば嫌韓のサラリーマンが居たとする。上司に韓国へ行って契約もらって来いと指示されてイヤイヤ渡韓するとする。契約先に仏頂面したりするだろうか?
笑顔でヘコヘコするに決まってる。
心の中は何を思っていようが契約を取ろうと精一杯ベストを尽くすはず。それを向こうの社員に鼻で笑われてもだ。
つまり仕事をするという事はそういう事で、そこが表舞台で見える位置にいるのが今売れているアーティストなのだ。
好き、カッコイイ、いい曲、顔が好きとか何でもいいから応援する。そんなファンからの対価が可視化されて反映されている職種なのだ。
個人的な感情に振り回されながら仕事なんて出来ないでしょう。
以前も書いたが、可視化されているアーティストをヘイトする人は恥じるべきだ。仕事と遊びの区切りも分からないのだから。
そんな事を深く考えていた。
今や大きなマーケットになっているKPOP界で生き延びるのは容易くなく、むしろ希少だと考える。バンドでもどんな界隈でも同じ事だ。ひと握りしかいられない。しかも寿命は思ったより短く、保証も何も無い。だからこそ1ステージが大事で、それは本人たちが1番よく知っている。その魂の乗っかった曲、パフォーマンスに惹かれるんだろう。
命を削っているんじゃないかと思う位のステージを見ると鳥肌やら涙やらが感情の扉をガンガン蹴り飛ばしてくる。そんなステージを私もいつかしたいとこの歳になっても刺激を受ける。
今後デビューする私の初めての推しとなるPnationの子達はそんな世界に飛び込むのだ。
ワクワクとドキドキが止まらない。
きっとたくさん心配もする。一喜一憂もする。だけど成功を信じて一緒に盛り上がって行く準備は出来た。
両手を上げて歓声を早くあげたい。