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ぼくたちはエストレヤを引くべきか。【アンアス/攻略】

 お疲れさまです。アンジェリカ・アスターというゲームをご存じの方が開いているとは思うんですが、新天使『エストレヤ』の評価こそ気になって仕方がない人が大半でしょう。この天使を誰もが気にしているはずです。気になる性能してますからね。

 というわけで、今回は新規実装天使『エストレヤ』をある程度育成して使ってみましたので、最終的な評価を書いていきたいと思います。
 引こうかどうか迷っている方や、引きに行ったが課金して天井叩く未来が見えて手が鈍った方の一助になれば幸いです。

 また、今回はあくまで性能面の話になりますので、彼女の天使ストーリーがどうだとか、夜の方はどうだったとか、そういう話は一切抜きで判断させて頂きますのでよろしくお願いいたします。そこを気にするなら性能評価なんか見てないでとっとと引いたらいいと思う。


はじめに

 基本的な性能の説明や、それに関する感想等はYoutubeに投稿した動画にて既に語っていますので、そちらを参考にしてください。

 こちらでは実際にイベント周回や、現状エンドコンテンツであるバベルの図書館で使ってみて抱いた感想を元にした評価を書いていく形になります。

参考:現状の育成具合

 この記事はこのような状態のエストレヤを使用したプレイヤーが作成しています。

 それでは、本題に入らせて頂きます。

超究極無敵聖斧伝説ホークウィンド

自己紹介で最強と言ったな? あれは本当だ

 ★6のバーサーカーはエストレヤでふたり目の実装となります。なるんですが、ひとり目の★6バーサーカーが誰だか皆様ご存じでしょうか?
 そう、彼女です。

はぁー? 聖斧ユディキウムは最強なんですけどー???

 とあるサイトでとんでもねえ不当な評価を貰っている彼女、ホークウィンドです。なんでレアリティだけでひよこよりザクロが上に置かれてそうな雰囲気出てるのにホークウィンドここまで低いんだよ。

 では、実際にホークウィンドが弱かったのかというと……。

大概の2ターン目のホークウィンド。
部位破壊とフルパワーの存在によりあばれるゲージの蓄積が半端じゃない。

 「最強」なのだった。

競合先が強すぎる

 あくまでエストレヤの記事なので、ホークウィンドの紹介は最低限に留めますが、にしても無視できない程度にエストレヤホークウィンドの性能は似通っています。
 主に以下のポイントが似ています。

単体・火属性のアタッカー
 違いは打撃か斬撃かのみ。

フルパワー系のアタッカー
 エストレヤは50%以上キープが条件のスキル3を持つ。ホークウィンドは祝福1『元気いっぱいパワー全開!』がまんまフルパワーのコンパチ。

自前の回復効果持ち
 エストレヤは林檎特性が『癒しの祝福』、ホークウィンドは祝福2『火事場の底力』がまんま『癒しの祝福』のコンパチ。あとスキル3が大天使化後に回復効果追加。

ホークウィンドの祝福あまりにも適当で草や

 まあ、ようは基本的なコンセプトはほぼ同じということですね。
 ただ、エストレヤは特性2『ヒートアップ』により敵を倒すたびに攻撃力が+5%(上限30%)し、祝福2『レスラーの誇り』により攻撃を受けると攻撃力+5%(上限80%)する(祝福Lv5時)という特徴があり、これはホークウィンドには無いものです。
 一方でホークウィンドにはエストレヤのこれらが無い代わりになにがあるのかというと、林檎特性の『部位破壊』特性1の『ポジティブ思考』があります。

 これだけ言われてもパッとイメージが付かないと思うので、分かりやすく言うとこうです。

 敵をわざわざ撃破したり、攻撃されたりしないと火力が上昇しないのがエストレヤで、なにもせずとも神獣の部位に対して高倍率で攻撃を仕掛けられ自分が持つフルパワーコンパチ祝福こと『元気いっぱいパワー全開!』の効果を『ポジティブ思考』で増加させられるのがホークウィンドです。

 ですので、小型~大型戦などの部位破壊の必要性が無い戦闘であればエストレヤのが有効に働き、部位破壊という行為が発生する神獣戦ではホークウィンドのが有効に働く形ですね。

 ようは、大概の神獣相手ではホークウィンドにエストレヤは勝てないってことですね。

 それもそのはず。名前を変えたり祝福にしたりして誤魔化してはいますがホークウィンドは『部位破壊』『フルパワー』『癒しの祝福』の三種の林檎特性を有しているに等しいのに対し、エストレヤは祝福1『激痛と苛立ちと打たれ強さと』が『HP増加』という防御的な祝福であり、祝福2『レスラーの誇り』が基本的に殴られなければ反応しない受動的な祝福であり、林檎特性は『癒しの祝福』でホークウィンドとダブり特性2『ヒートアップ』は敵1体倒して5%しか増加せず、会敵時点で相手の数×3%上昇する『大胆不敵』の出来損ないみたいな特性であり……。

 いや、こうして改めて字に起こすとちょっと凄いなエストレヤ。

バーサーカーとの相性が悪い

 ここまでで若干エストレヤが中々なスペックをお持ちであることが判明しつつあるのですが、ここに来て更に彼女の中々具合を加速させるのがバーサーカーの仕様と自らの噛み合いの悪さ。

 まず、バーサーカーというジョブは『あばれるゲージ』という字面ちょっと弄ったらヤバいゲージを溜めてあばれ散らかして全てを破壊するのが仕事なのですが、このゲージは『削った相手のHP割合+自分が食らったダメージのHP割合×0.75』で算出されます。wikiにそう書いてありましたので間違いありません。
 ようは、被弾分を考えなかった場合は雑魚敵でも部位でもなんでもいいのでHP1本分削り切るとあばれるゲージが100%になるってことですね。
 これ把握してないと延々神獣本体殴って「ゲージ溜まらんのぉ~」と言い続ける筆者みたいなクソジジイになってしまうので気を付けましょう。神獣戦では部位を殴れ部位を。

 ん? 部位???? はい、お察しの通りです。バーサーカーの林檎特性は『部位破壊』が最強なんです。よって。

 話をエストレヤに戻しましょう。マジでホークウィンドは最強なので置いておきましょう。あまり高みばかりを見てても首が痛くなりますからね。

 先程の項でご説明した通り、エストレヤは非常に火力が出始めるまで遅い天使です。
 火力が出始めるまで遅いということは、あばれるゲージの蓄積効率が死んでいるということです。
 あばれるゲージの蓄積効率が死んでいるということは、ただでさえ常時捨て身オンにして実質バーサーカーみたいなことしてあばれ散らかしているファイター共の存在により肩身が狭いバーサーカーの唯一の強みであり、超強力なバフ+二回攻撃+確定カウンターにより一瞬で勝負を畳みかけられるあばれ散らかすが死んでいるということです。

 つまりは。

 エストレヤ、お前今からでもディフェンダーになれ。
 お前にバーサーカーは荷が重すぎる。

 さて、現実を見るのはやめましょう。代わりにエストレヤのスキルでも見ましょうか。

 火力が低い代わりにパスと同じWTで相手を殴れるスキル1『ナックルスピア』。
 WTの割に火力が高く(スレイヤーのスキル3以上の倍率)、代わりに自傷ダメージがありますが、これによって『レスラーの誇り』を誘発させられる優秀なスキル2『列熱ムーンサルト』。
 そもそもの倍率が高い上に、HPが50%以上という緩い条件で与ダメージが増加するスキル3『新星爆拳ボンバイエ』。

 一見どれも優秀そうに見えますが、そう見えるだけで、それぞれが絶妙に問題点を有しています。

仮面難しいテキストで弱みを隠す覆面レスラー

 まずスキル1はシンプルに与ダメが低すぎます。
 先程もお話した通り、あばれるゲージの蓄積率は与ダメージが相手の最大HPに対し何パーセントのダメージを与えたかに比例しますので、弱パンで小突くのは蓄積効率が良いとはいえないんです。
 ファイターのようにターン数を重ねて何か良いことがあれば良かったのですが、バーサーカーにはそんなものはありません。

 続くスキル2は20%という自傷ダメージがあまりにも痛すぎます。
 一応、回復系のオーパーツを装備するなり自前の林檎特性で回復するなりして誤魔化すことはできますが、逆に言うと凸2しない限りは回復系のオーパーツを装備することを強いられるため火力が落ちます。
 また大天使化を2段階目まで進めると自傷ダメージが(恐らく)10%になりますので、凸2のリジェネで帳消しすることができます。あるいは凸4にすれば1段階目でも帳消しにできます。
 まあ、どっちをするにせよコストがバカ高すぎるんですけどぉ。

 最後のスキル3は唯一手放しで褒め……てあげたいところなのですが、これ実はフルパワーを普通に持っている天使のスキル3と大体同じこと言っているだけなので、別に目を引く程強い性能じゃないんですよね。
 一応大天使化を最後まで進めるとダメージボーナスが60%になりますので滅茶苦茶火力が出るようになるんですが。
 だから大天使化前提で語るのをやめてくれないか!
 あと、このスキルの条件を達成しようとするスキル2の自傷が凄い重くのしかかってきて、こいつを上手く使いこなすためにはスキル2の大天使化と本人の限界突破も必要になってくるという、芋づる式に強化が必要になってくるヤバい仕組みです。

強みもある……よ?

 ここまで悲しみと痛みに満ちた現実ばかりを話してきましたが、一応、エストレヤが大得意とし、ホークウィンドがふにゃふにゃになってしまう状況というものが存在しています。
 それが人喰いの神獣のような『高速で動いて全体攻撃を連発してくる敵』との戦闘です。
 ああいったタイプとの戦闘ではホークウィンドはフルパワーを維持出来ず著しい火力の低下を引き起こしますが、一方でエストレヤはHP50%以上のラインさえ守っていれば問題無い上に全体攻撃により『レスラーの誇り』がビンビンに反応し。スキル1がパスと同速という特殊な仕様により殴りながらも林檎特性やオーパーツによって受けたダメージを素早く回復可能です。流石にこの状況なら強い……ハズ。

 それと、スキル1がパスと同速ということは≒パス連打で捕食・悪食を進められるということなので、相手がメチャンコうんめぇ相手だった場合はご飯がパクパクのススムクンであり、素早く自らのステータスを強化することが可能です。
 打撃に弱いはともかく火に弱いはそこそこいるのも追い風でしょう。

 ……まあ、それ以外には……そういうことなのだけどもね?
 あとはなんか、こう……触手みたいな脆い部位を定期的に生やしてくる神獣とか、一発殴れば消える分身を作り続ける神獣とか……スキル1でワンパンできる何某を用意してくれる神獣が出た時はそりゃもうあばれ散らかし回れることでしょう。現状そんなもんは存在しないので希望的観測でしかありませんがね。

安く済ませる裏技が実はある

 なんにせよスキル2~3の大天使化本人の凸、これらが進まないと本領を発揮できないという超絶とんでもねえ晩成型……しかも大器かどうかは微妙なところというヤバい天使がこのエストレヤなんですが、そんな彼女を手っ取り早くそれなり以上のパワーに引き上げる方法をひとつ筆者は発見しました。

異端の神獣のストーリー読破で入手可能なアレ。

 それが『罪人の血晶』をエストレヤに装備することです。
 「おいおい、そんなことしたらスキル3の条件と矛盾するだろ?」って思います? 逆なんですよ。これ装備したらHP50%以下になるだけでスキル1~2が大体スキル3と同じ補正を得られるんです。
 そして、エストレヤはスキル2を三回使うだけで残HPが40%に絶対になるので、このオーパーツの条件を満たすのが滅茶苦茶簡単なんです。

通常時の火力
罪人使用時の火力

 まず問題のスキル3はダメージ量にほぼ差がありません。きちんと血晶を強化してやれば恐らく追い付くことでしょう。
 そして、これを見た上でこちらをご覧ください。

スキル1の素の火力
 HP50%切った状態のスキル1の火力

 どちらも条件を整えるためにスキル2を3回使用した状態で使っているので殆ど罪人の血晶分だけの差で大体300程の差が出ています。
 しかも、これはまだ血晶の強化が途中である状態でこれなので、きちんと強化してやれば更に差は開くことでしょう。
 …………。
 ……。
 いや、あの……このために……更に強化するのは……ちょっと……ネ? 素材……とかさ……。

きちんと強化した後のスキル1
きちんと強化した後のスキル3

 大義の為の犠牲となってきました。フル強化でこんなもんです。
 互いの差がより縮まり……っていうかスキル3これ元の状態上回ってますね。
 どちらも部位破壊を行えていないはずなので、これは……。

 うん。今日からエストレヤはHP50%以下の時に火力が出る天使ということにしましょうか。
 これでは本来だと得意な相手である全体攻撃持ちに弱くなるのですが、オーパーツで切り替えているだけなので、その際は普通に回復系のオーパーツ……主に生命の器あたりを積んで行けば従来通りの運用法に切り替えられるので問題はないでしょう。

生命の器装備時の回復量。
はい。エストレヤのためだけにオーパーツ2個最大強化しました。

 凸2にしてしまったり、スキル2を大天使化してしまうと途端に成立しなくなる使い方ではありますが、まあ、そこまでする気概のある方は頑張って育ててもろてということで……。

引くべきか。

結論

 ここまでの内容を見て引くべきだと思っている方がいるとすれば、なかなか筆者に負けず劣らずマゾヒストですね。しかも散財がお好き。
 もしかすれば月末のアッパー調整でなんかあるかもしれませんが、先日実装されたばっかりなのに月末のアッパー調整の話を出されるレベルなので無理して引くことないでしょう。

 一応気を付けたいのは、バーサーカーというジョブがそもそも結構アレ(流石にゲージが溜まるのが遅すぎる)なところありますので、エストレヤ本体にはノータッチでもバーサーカー自体へのテコ入れは割と現実的な話ではあります。
 その結果、スキル1適当に2~3回ペシペシするだけであばれ散らかせるレベルとかになったら流石に強い……んですが、そうならないと強いとは呼べない性能だしなあ……やっぱなあ……オススメはしづらいかなあ……。
 まあでも、罪人の血晶生命の器さえフル強化してしまえば本人は無凸大天使化無しでもそこそこ遊べる性能にはありますし、凸4にしてスキル2~3がセラフィム級になったらめっちゃ強いかもしれませんので、苦難の道を共に歩みたいのなら確保もアリですし、強く使うために凸数を重ねたいのならピックアップ中の今が旬ではありますね。

 いや、引くのは全然オススメしませんが。

さいごに

 以上で★6バーサーカー『エストレヤ』について語る記事を閉じたいと思います。
 入手前に感じた『探求のし甲斐がある』という評価の通り、あれこれ色々考えてXでグチグチ文句言った上でオーパーツを二種類フル強化強いられるなど、大分いろいろな経験を積まされました。
 前回のあざらし、前々回のデウスと、ここのところ手放しで適当に強い輩が続いたので良い刺激になりましたね。やっぱりたまにはね、こういうのもないとね。飽きちゃうからね。インフレも早くなるし。

 そしてなにより、ホークウィンドが★6全体として見た時はともかく、バーサーカーとして見た時は半端じゃねえぶっ壊れ最強天使だということを把握することができたので非常に良かったです。マジで強いホークウィンド。ほんとうに強い。今までは半分ネタで最強って言ってましたが、マジで最強です。あれを超えるバーサーカー出せないでしょ。
 ライデン? かかって来いよ!!!! 超究極最強天使ホークウィンドさんがデーモンのアバズレとパコる変態オヤジの娘なんざに負けるわけねぇんだよ!!!! そうだろ、松ッ!!!!

 以上です。ご清覧ありがとうございました。

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