ジョージ・ハリスン効果
凡才でも天才のグループに所属させることで才能が開花して天才レベルになります。
それをジョージ・ハリスン効果と言います。
ということを一般的な用語だと思って社内で使ったら「なんすかそれ」って言われました。逆にそんなことも知らないのかと驚いて検索したら確かにほとんど出てきません。あれれ。
その用語がなかったら世界は困ると思うんですけどどうなんでしょう。
そこで、その現象を一般にはなんというべきなのかちょっと調べてみました。
似たことはにピグマリオン効果があります。
教育心理学で使われる用語のようで、周囲の期待によってパフォーマンスがあがるという効果のようです。別名で、教師期待効果、ローゼンタール効果などとも呼ばれているそうです。(ちなみにその逆はゴーレム効果というそうです)。
もう一つの似た概念に役割期待が挙げられます。
部活で「部長」という役割を演じることを期待されたり、入りたての会社で「新入社員」という役割を演じることを期待されることです。
その期待に応えて行動することを役割取得というらしいです。
ということで、
ジョージ・ハリスン効果をこれらの言葉で説明すると、
もともと役割期待の高い集団の中に、スキルやパフォーマンスが劣るメンバーを加えると、役割期待とピグマリオン効果によりスキルやパフォーマンスが上がり、役割取得できるレベルに成長することができる。
と言えそうです。
鶏口牛後も似たような概念です。
とにかくスキルが足りなくても前に出るのが大事。
そういう傾向は、大昔から経験的に知られているようですね。
ジョージ・ハリスン効果はうまく使えば成長や才能開花に便利なので、
人事やスタッフィングなどで自分の裁量以外のところでもぜひ使ってもらって、多くのひとがのびのびと才能を伸ばせるといいなと思います。