日本橋エリアのファミリーにとっての住みやすさを検証してみる①安全度

何を持ってファミリーにとっての住みやすさとするか

まず、何が満たされるとファミリーにとって住みやすいか、を定義します。
これは多分に主観が入りますが、想像力で大多数の人思うであろうファミリーにとっての住みやすさを表象する要素を以下羅列します。

  • 安全度:地域の安全度、輩率の低さ、所謂風俗街・パチンコ街・繁華街の層の厚さ

  • 教育:保育園の入りやすさ・学区小学校の安全さ・教育環境の充実度

  • 飲食・スーパー:ファミリー向け飲食店の豊富さ、スーパーの選択肢の多さ、営業時間の長さ

  • 医療・生活用品:ドラッグストア・子供向けクリニックの多さ

  • ライフ:カフェの多さ

それぞれの要素を客観的に評価する方法としては、まずはファクトを掴む、というのがあります。
例えば安全度でいうと、警視庁や中央区が公表する犯罪統計などを駆使して地域の犯罪率を過去10年間列挙して、他地域と比してその犯罪率の当該期間の増加・減少率を比較する方法です。
なるほど、確かに細かく調べれば、地図上のブロック毎の犯罪数、犯罪種類まで特定することはできます。
ただ、日本橋エリアにとって最も卑近な比較対象となる他中央区エリア(八丁堀、築地、湾岸)・千代田区でみると、大体凶悪犯罪がゴロゴロ起きるようなエリアではなくて、例えば新宿歌舞伎町辺りと比してみると一目瞭然なのですが、総じて安全(犯罪数、犯罪種類ともに)です。
もうそれは、のっぺりとした安全地帯で、このエリアのここが気をつけたほうがいい、なんて、全然区別がつかないくらい安全です。
それは自分で確かめてざっと中央区、千代田区、自分の検討エリアを見てみれば終わることで、このブログで事細かく検討するトピックではないですよね。
むしろ知りたいのは、もっとミクロで生きた情報で、結局のところ、「で、実際どうなんですか?」という、そこに住んでいる人(で且つ著しく目線が偏っていない人、一定の価値観を共有する人)がどう思うか、なわけで、今回のエントリでは、日本橋エリアに興味を持った方の視点で、知りたい情報をできる限りコンパクトにまとめて提供できればと思います。

安全度:地域の安全度、輩率の低さ、所謂風俗街・パチンコ街・繁華街の層の厚さ

まず大前提として、日本橋エリアは総じて安全です。安全度を語る際に、まずは最低限のファクトチェックです。以下サイトで、日本橋エリア付近を見てみましょう。
防犯情報マップです。

案の定というか、極めて安全ですね。
ここまでがファクトチェックで、ここから日本橋エリアに住む一個人としての実感や、なぜこんなにも安全に感じるのか、を述べていきます。
日本橋エリアを探索して感じるのが輩率の異様なまでの低さです。
イキって街角やコンビニにたむろしている若者たち、半グレ、ヤクザっぽい風体の人は、殆どいません。
真昼間だけではなく、深夜はどうなんですか、というと、深夜人形町駅周辺を歩いていても輩と遭遇することはないでしょう。少なくとも私の経験で言うと、一度たりとも、「あ、これは危ないな」とピリッとした身体の危険を感じたことはないです。
日本橋エリアにはざっくり人形町・小伝馬町・東日本橋・浜町・水天宮と駅がありますが、22時を過ぎるとそもそもその時間から盛り上がるような繁華街はないのですよね。
まず性風俗店はありませんし、ガールズバー・キャバクラは数えるほどしかなく、一大繁華街の神田・新橋と比べると全くもって比べ物にならないほど落ち着いた夜の風景です。パチンコ屋も1店舗しかありません、小規模で流行っているようにはとても思いません。
ちなみにですが、客引きはゼロかというと、わずかにはいます。(人形町で言うとパチンコ屋付近)ただ、神田や新橋の客引きとは全然違っていて、堂々と声をかけることはせず、興味がありそうな人にそっと軽く声をかける程度です。客引きの方の肩身の狭い感じがひしひしと感じられます。追いかけられることもありません。
実はグレイなんじゃないの?というような店も見当たりません。要するに、良い意味で繁華街・歓楽街としての厚みがないのですよね。
なぜここまで健全な環境が長らく今に至っても維持されているのかというと、私はその筋の専門家ではないのでよくわかりません。
ただ、仮説を立てるとすれば、3つあると私は考えます。
一つ目が、住居系の用途地域が人形町には張り巡らされているため、風俗関連施設を建てる余地が極めて限定的なことです。
二つ目が、久松警察署が駅そばに鎮座していることもあり、客勧誘や営業時間、提供サービスなど警察から厳格に監視・管理されており、ルールから逸脱することができない。つまり、輩の皆さんにとって、ルールを逸脱して荒稼ぎすることができない、旨みが少ないエリアだということができます。
日本橋エリアが深夜でも特に危険な感じがしないのは、久松警察署に拠るところが相当程度大きいのではないかと思います。パトロールしている警察官にもよく遭遇しますし、きちんと目を見張っているという印象があります。これも日本橋エリアの強みの一つですね。
3点目は、以前Xにも書いたのですが、日本橋エリア各所があまりにも渋すぎて半グレ等裏稼業界隈の方からすると、魅力が薄いというか、響きにイケてる感がないと思うのですよね。
例えば、半グレ親分が、「俺は荒稼ぎして女と六本木、新宿、渋谷のタワマンに住んでいる」というと、「おぉ俺も頑張ろう!」と、半グレ子分に親分の背中を見せロイヤリティを高められる一方、「俺は荒稼ぎして女と人形町・小伝馬町の駅近板マンに住んでいる」、と言われても、「いや平和な家庭生活営んでるだけだろ、こいつ腑抜けてやがるな、もう足洗う気か」と子分から下に見られて寝首を搔かれることにもなりかねない。
かくして、日本橋エリアの輩率の低さ・体感的にも安心して日夜暮らせる・歩ける安全性が実現しているのだと思います。
ファミリー層にとってどうか?と言う観点では、言うまでもなく最高ですよね。
ここまでが安全度にかかるエントリーとなります。次は教育について書きます。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?