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大学院生の就職活動

大学院生だった私の就職活動について感じたこと、採用担当目線で感じたことをまとめます!

私はSIerで採用にも携わっており、市場調査も兼ねてTwitterで就活生の動向をウォッチしていました。

すると、学生さんの就活へのモチベーションの高さに驚きました。夏からインターンは10社以上行ったり、自己分析、GD対策等ずっとやっていて、最近ではオンラインで学生さん同士で模擬面接をしたりしてびっくりしました。

正直言って、大学院生にそんな時間はありません。授業や研究、研究室内の輪講に論文発表といったもので忙殺されており、就職活動をする余裕なんてないと思います。

そういった状況下で、Twitterを見てる大学院生は焦ってしまうと思いますが全くもって大丈夫です。

そもそも、私の感覚にはなりますが学部卒、院卒では就活の土俵が違うと思います。

それに入社しての成長スピード、仕事のアサインなど、学部卒、院卒で違うという話もあり、それぞれの採用枠を取り決めているように思えます。(※注意 会社によります。)

また、研究に取り組んでいる中で、ビジネスシーンで必要なことが自然と身についていますので、大学院生の方は就活対策ではなく、まずは研究を頑張って、空いた時間で面接対策、業界研究を最低限やるで問題ないかと思います。

今回は研究していく中で身につくもので何が社会に役立つのかを説明して、全大学院生を安心させたいと思います。

・仮説→検証

仕事って仮説→検証の繰り返しです。例えば、SIerの仕事っていかにお客様の業務をシステム面で支えられるのか、仮説を立ててヒアリングしながら検証していくという流れで仕事をしていきます。

この基本動作は研究と似ており、研究をしている大学院生なら自然と身についていると思っています。

仮説→検証のプロセスを経験してる、していないとでは大きな差があり、この経験があれば社会人になった時の最初の壁は乗り越えることができます!

・伝える能力

自分の思いを言葉だけで伝えることはとても難しいです。ビジネスの場面だとバックグラウンドが異なる人に説明する場面はとても多いです。

そこで、「簡潔で分かりやすい資料を作る」というのは教授へ研究の進捗説明や、他分野の人へ自分の研究内容を説明する際に自然と訓練されていると思います。

また、研究室内での議論や研究発表などの機会も多く、プレゼンテーション能力も身についてると思いますが、なぜ理系の院生は「コミュニケーション能力が低い人が多い」と思われるのでしょうか。

その答えは明確です。“企業が求めているコミュニケーション能力”とは、プレゼンテーション能力ではなくて「正しく人の話を聞き、相手にわかるように自分の意見いかに伝えることができるのか」になります。

同じ専門性をバックボーンとしている人たちとのコミュニケーションに慣れてしまうと、専門用語を多用したり、自分と同等以上の知識レベルであることを前提としたコミュニケーションに慣れてしまいます。

すると、「相手にわかるように自分の意見を伝える」という気遣いをつい忘れてしまいます。この気遣いは社会人でもできていない人が多いので今から意識していきましょう。

最後に

大学院生の就職活動は、とても大変だと思いますが、応援しております!

SIer、コンサルタントの業界やキャリアについては、Twitter、noteでいろいろ発信しているので参考になればと思います。

本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

にむ

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