転職活動記録 前編
先日、「大手企業から転職します」という記事が多くの人の目に触れて、たくさんの共感の声をいただきました!ありがとうございます。
その記事は以下になりますのでまだ読んでない方は見てください〜
今回は、新卒からSIerに勤めてきた私が、どういった理由、どういった流れでコンサルティングファームへ転職したか「私の転職活動記録」をお伝えしようと思います。
SIer辞めたい!
コンサル行きたい!
年収を上げてキャリアアップしたい!
という方、是非読んでいただきたい記事になっておりますのでお付き合いください。
まず、スペック
・学歴:大学院卒(情報系)
・社歴:新卒から大手SIer
・資格:LPIC-3 303, AWS SAA, AWS SAP, 情報処理安全確保支援士,TOEIC:800
・仕事:とあるクライアントのクラウドシフト案件PL
・体制:配下メンバー:50人(直接マネジメント10人)
きっかけ
自分の市場価値ってどれくらいなのだろうか?を把握しよう。と思ったのが転職活動を始めたのがきっかけでした。
しかし、転職活動を進めていく中で、今後についていろいろ考えました。
自分の市場価値
SIer、コンサル業界の今後
他の会社に転職したときのメリット/デメリット
今の会社に残ったときのメリット/デメリット
これらの内容をすべて紙に書き出して、考えた結果、転職した方がいいなという結論になりました。
転職サイトに登録
転職活動は初めての経験でした。どの転職サイトが良いとか全く知らなかったですが、「ビズリーチいいよ!」という話を聞いていたので、「ビズリーチ」に登録しました。
調べるとビズリーチは「職務経歴書の添削は受けてもらえないから初めての転職の人には不向き」という口コミ見たことがありますが、全くそんなことはなく、私の担当のエージェントは志望動機の添削、面接対策を何度もやっていただきました。
無料会員でもいろいろできたのでオススメと思います。以下に私が感じたビズリーチのメリットをまとめます。
・年収・キャリアアップできる案件が多い
・基本的に受け身で話が進む
・現勤務先にバレないための機能がある
現職が忙しかった自分は、「基本的に受け身で話が進む」という点はとてもありがたかったです。
エージェントからメッセージ
企業、エージェントからもメッセージが届きましたが、私は転職活動初心者で何をすればいいのか分からず、漠然とコンサルやりたいと思っていた程度でした。
最初は、業界研究や市場調査を重きに置いていたので、企業と直接アポイント取るのではなく、エージェントとメッセージのやり取りをすることにしました。
そして、数あるエージェントの中から以下の3点をポイントにして選びました。
・メッセージについて、テンプレート送信していない人
・ビズリーチ内で評価が高い人
・エージェントの人が所属する会社で一番偉い人(代表、取締役、大企業なら部長等)
3つ目は特に大事なのかなと思っていまして、役職が上の人ほど求人の情報をたくさん持っており、会社の選択肢の幅も広がるかなと思います。
(あくまでも想像なので業界の人教えて下さい!)
上記、ポイントを抑えている2名のエージェントとメッセージとオンライン面談を通じて1人を決めました。
エージェントとの面談
エージェントとメッセージをやり取りをしてから、30分の電話面談を1回、60分のオンライン面談を2回行って企業と面接に挑みました。電話面談で確認されたことは以下になります。
・希望業界
・転職活動の本気度
・現在の年収と希望年収
私の担当のエージェントは、SIerからのコンサルティングファームへの転職実績が多く、「SIerから転職した人の転職理由」、「私が所属している会社の実情」、「コンサルティングファームの今後のなど」いろいろ教えてもらいました。
転職活動しなければ知らないことだし、こういった情報を手に入れただけでもとても有益でした。
また、「就職活動」と違って「転職活動」は仕事をしながらなので、なかなか準備する時間がなかなか取れません。
そこで活躍するのが「エージェント」になります。
エージェントの方が、転職スケジュールやモチベーション維持、面接対策まですべて対応してくれます。私がやったことは基本喋って、毎回のエージェントとの面談時に出た宿題をやったぐらいで転職がトントン拍子に進みました。
企業と直接やり取りもいいと思いますが、エージェントに付いてもらって転職進めるほうがメリットが多くていいと思います。
(リファラルという言葉も聞きますが、リファラルって内定もらっても断ることってできるのでしょうか、、、誰か教えてください!)
転職スケジュール
私がエージェントと話したスケジュールは以下でした。
転職活動開始から入社までは、およそ3ヶ月が目安と言われています。それ以上はモチベーションを継続させることが難しいので3ヶ月でケリをつけるべきと思います。
面談準備
私の場合はコンサルに行きたかったので業界は決まっていたのと職務経歴書、履歴書は普段から棚卸していたのでエージェントにレビューしてもらうだけでした。
私の職務経歴書ではないですが、参考にしたサンプルを紹介しますのでご参考になればと思います。みなさんも職務経歴書は普段から棚卸しをすることをオススメします。
あとは、面接する前に以下を整理していました。コンサル業界に問わず、人財として求められるのは「論理性」です。そこで以下について、自己分析をして事前に整理することをオススメします。
・なぜ、転職をしたいのか
・なぜ、コンサル業界なのか
・どういったキャリアプランを歩みたいか
・どれくらい年収がほしいのか(理由も含めて)
・自身の強み(現職と絡めて説明できるようにする)
面接対策
先程も説明しましたが面接の時に一番意識したことは「論理性」です。今の自分がいるのも過去の自分がいろいろな選択(大学の志望理由、新卒で入った会社の志望理由)をしてきた結果です。
今までの人生の選択において、「(将来)やりたいこと」、「(過去に)やりたかったこと」と今までの選択が一貫しているのかという観点で自己分析を行いました。
もう少し説明すると、「何でこの大学を選んだのか?」「何でこの学部にしたのか?」「何でこの企業に入社したのか?」という過去の選択と「何でこの会社に入社したいのか?」「どういったキャリアプランを歩みたいか?」という将来の想いが一貫しているか自己分析しながら面接対策していました。
他にはよく聞かれる質問について、私が面接話した内容をお伝えしようと思います。
●なぜ、転職をしたいのか
【回答】
要件定義、基本設計といったある程度、方向性が決められたレールに沿ってモノづくりをすすめるのではなく、クライアントにとって必要なもの、あるべき姿を一緒に見つけ出し、フラットなソリューション提案をしたい
(ポイント)
・志望動機としての妥当性を確認
・なぜコンサル業界なのかということを説明できているか
【深堀り】
現職では、予算都合や社内政治によって、クライアントにとって最適なものが提供できないと感じたため
【具体例】
クラウドサービスを提案する際にコストメリットやサービス充実性からAWSの方が利点があったのに社内製品を提案することになった
(ポイント)
・【回答】に対してなぜなぜ分析【深堀り】をする
・なぜなぜ分析【深堀り】をして、【具体例】となるエピソードを話せるようにする
●なぜ、コンサル業界なのか
【回答】
コンサルというのはソリューションを持っていません。そのため、フラットな目線でお客様に要望に沿って最適なものを提供できると思っています。また、現職で培ったIT知見、システム構築経験を活かし、自分の特色をいかして課題解決の根本から携われるためと考えています。
※【深堀り】【具体例】は「なぜ、転職をするのか」と被るので割愛
●どういったキャリアプランを歩みたいか
キャリアプランは、将来のなりたい姿から逆算して考えました。私の場合は、ITを軸にコンサルタントとしてキャリアを積んでいきたいというキャリアプランになります。
【回答】
長期(5年以内):各企業や役員やCIOなどのレイヤーと、今後のIT投資、ITロードマップなど会社の方向性を決める案件に携わりたい
中期(3-5年):マネージャーを目指しながら、IT戦略やグランドデザインなどのIT最上流のプロジェクトに関わりたい
短期(1-2年):現職のシステム要件定義、非機能要件の整理などで経験を生かして、身近なIT関連のプロジェクトに入り、コンサルタントとしての経験を積みたい
(ポイント)
・漠然と将来について、説明するのではなく、長期・中期・短期と分けて説明することでキャリアプランを明確に伝えることができて、入社後のギャップも防げます
以上が私の志望理由とキャリアプランになります。質問に対する【回答】、【回答】に対する【深堀り】をして、【具体例】を添えると自然と簡潔で論理的な回答になります。
最後に
私が論理的に話すために転職活動前から読んでた本を紹介します。ぜひ、参考にしてください。
文章だとなかなか頭に入らない!という人は「マンガでわかる!マッキンゼー式ロジカルシンキング」をオススメします。最初は私もこちらから読みました。
「イシューからはじめよ」は「論理性」という観点以外でもビジネスマンとして読んでおくべき本と言われています。こちらもとても分かりやすいので是非読んでみてください!
次回はエージェントに教えてもらった合格率が上がる面接コツ、ポイントについてついてまとめたいと思います。
本日も、最後まで読んでくださりありがとうございました!
にむ
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました! もし、よろしかったらサポートもよろしくお願いいたします。