新入生に向けて
新入生として大学の学部に入学される皆さん!ご入学おめでとうございます!
僕が昔めちゃくちゃ読んで感動した大学の先輩の文章のインスパイア系の文章です。元の文章はもう見つからないのでこれをぜひ読んでいただけたらいいのかなって思います。2022年に書いたのでそんなに最近の僕とか気にしないでください。
今回の文章の目的
今回は、一年生になった時にわからなくなること、一年生の時に悩むことに向き合う方法をまとめ ました。加えてその方法を理解した上で、最後までやり遂げる方法を書いてみます。
では一年生になった時にわからなくなることってなんなのか。
それは
● 将来何をしたいのか
● 卒業まで何をしたいのか
● 卒業後、どんな仕事をしたいのか
という3点だと思います。ですのでそのために何をすべきなのかを書き記していきたいと思いま す。
最初に自分を知る
何をしたいっていう時に一番大切なことは、自分が誰であるかを知ることです。自分が誰である か知ることはとても難しいですし、恥ずかしさも感じることがあると思います。
ですがそれに抗い、最後まで自分に向き合うことが大切です。最終的に自分の幸せ度合いはおそらく、大学4年間でどれだけ自分と向き合えたかに帰着するのではないかというくらい大切です。おそらくこの言葉の意味は卒業するときや卒業してからしかわかりません。それは僕が四年 生であることからわかることでしょう。
尊敬している先輩の文にも引用されていましたが、
ってことです。 さて本題に入り、「自分を知る」とはどのようなことなのでしょうか。
主観的な自分と客観的な自分というのに分けると、”自分”というものに関して主観的な評価と客観的な評価を掛け合わせて一番自分を言葉で表現するときに適切な表現を探す工程を「自分を知る」ということだと思ってください。
例えば、サングラスをしている人に見た時に、主観的には -日本ではこちらの方が多いと思うのですが– 少し怪しい人に見えます。また逆に客観的には広義 でメガネをかけているということがあると思います。
この人のことを自分に置き換えてみましょう。客観的な評価と主観的な評価があります。例えば、ある人は自分のことをリーダーに向いていると思っています。周りは、リーダーに向いているけどマネジメントはできないと思っています。これが自己評価と他己評価です。
この二つがわかった時に自分を表現する適切な表現を探しましょう。おそらくそのままリーダーシップはあるがマネジメントができない人 ってすればいいのではないかと思います。
この時に細かく工程を分けると
1. 自分を自分で自己評価するフェーズ
2. 自分を他人から評価してもらうフェーズ
3. それを自分で向き合って、一つの表現にするフェーズ
がある気がします。
まず最初の自分を自分で自己表現するフェーズについて。これに関しては下記の問いに答えて みましょう。
自分の好きなことはなんですか
自分の嫌いなことはなんですか
自分のルールはなんですか
自分が一番ベストを出せる条件ってなんだろう
自分が一番得意なことってなんだろう
自分の価値観はなんだろう etc
次に他人に評価してもらうフェーズです。これは以下の方法が考えられます。
● 友達に評価してもらう
● 先輩に評価してもらう
● 職場の人に評価してもらう
● 何かの診断をする方法
友人に評価してもらうなど人に評価してもらうことはとても簡単にできることだと思います。ただこれは毎日することではなく定点観測的にたまに聞くといいと思います。
そして何かの診断をする方法ですが、これは16personalityなどがいいと思います。他にもたくさ んありますが、これらも定点観測的にたまにやってみるといいと思います。
ここで”定点観測”という言葉が頻繁に出てきますが、そこが少し味噌です。つまり僕たちは変わ る部分と変わらない部分があります。大学に入るといろいろなものに触れることで、自分は確実 に変化します。そして時には人を傷つけたり、迷惑をかける変化もあるでしょう。でもそれは仕方のないことです。若さゆえに過ちというのはそういうことだと思います。
さて、では変わらないものと変わるものがある自分をどのようにしていけばいいのでしょうか。そ れは、変わらない部分から自分のあるべき理想の変わる部分をゴールとして定めるというのがいいでしょう。
具体的には、僕は制度設計が好きです。僕は経済学が好きです。そうした時に研究では何をす べきかと考えると、制度設計をする経済学の分野を修めるのが常套でしょう。そのように変わらな い部分を掛け合わせると、変わる部分の結論が生まれるのです。
そうすることで最終的な自分の人生のゴールが生まれるはずです。これが指針となり、あなたに安定性と大いなる飛躍をもたらします。
まとめると
客観的・主観的な自分を踏まえて自分という物体の表現を自分なりに確定する
客観的な評価のために客観的な診断や人に聞いてみる
主観的な評価のために自分に対して問いを立ててみる
ということになります。
次に、自分を知る
自分を表現するということは、「自分を理解して、自分という存在を踏まえて、自分が大学や大学生の年代に何をしたいのかを確定してそれを試行錯誤しながら実践する」ということです。難しい ことではないと思うので早速どのようにすべきか考えてみましょう。
まず
大学で何をしたいか考えるということは、大学に入った意味を自分なりに見つけるということでも あります。そのために指針を前項では話しました。つまり「〇〇ということが好きなので私は大 学では〇〇したい」というような。
では、大学とはなんなのでしょうか。それは自由になるための場所です。なので先生と私たちは 対等な立場を持ち、議論ができるのです。今までの高校は答えがあることを学ぶための先生が いました。しかし、大学には先生という概念はありません。確かに教えてはくれますが、教授たちもまた日々学んでいるのです。
自由になるための場所で何をするべきなのか、それは自分という誰にも干渉されない強い個を見つけることだと思います。それが上記にも書いたゴールを確定するということでもあります。
大学に入る意味は誰にも干渉されない個を見つけるとして、具体的にはその個を表現することを 具体的には大学でしたいことをするというふうにここでは定義します。つまり大学はあなたにとっ て何をしたいところなの?っていうのを言葉に示すということです。
例えば僕で言えば下記のような遍歴をたどっています。 僕は大学は勉強仲間を探すところー>留学をするところ→次世代の仲間を一緒に作るところ、最 高の仕組みづくりをするところ
さて大学はあなたにとって何をしたいところ?
次に
そのしたいことを具体的に実現するための方法を書いていきます。
● 自分からしたいことを発信する
● 仲間を見つける
● 一緒に仲間と活動をする
だけです。
なんだよそれだけかよってなるかもしれないですが、それだけです。それぞれポイントがあるので 下記で示します。
自分のしたいことを発信する
自分のしたいことを発信する方法はたくさんあります。この時に考えて欲しいのは、何を発信する のか、何で発信するのか、誰に発信するのかです。例えば新しいサークルを作りたいとなったと きに、具体的なサークルの案とMVVを、それをTwitterなどで、東北大学生に発信すると言ったよ うに。他にも組織を作る、ツイッターで毎日つぶやいてみる(意味のある)、一緒に住んでみる、働 いてみる、イベントしてみる、会社を立ててみる etc
このようにすると必ず賛同してくれる人が現れます。そして中には仲間になってくれます。それが 次のステップです。
仲間を見つける
これは会社を立ち上げる時にも言えることなのでその資料を参考にするといいと思います。仲間 は全員が必ずしもあなたや組織にマッチするわけではありません。その中でも一番近くにいる人は見極めましょう。あなたの大学の人生を少なくとも左右します。
また仲の良い仲間も自分なりに決めていくことが大切だと思います。例えば周りの5人があなた、 という話がありますが、それはおそらく本当だと思います。ただし、僕は仲の良い5人だけではなくて、仲の良い人たちをきちんと決めましょうということで人数は指定していません。決める時に大切にして欲しいのは、自分という存在やその大学でしたいこと、そして将来的に何をしたいのかと いう指針にそっているかどうかです。闇雲ではダメです。
一緒に仲間と活動をする
自分のしたいことを具体的に活動として進める中で大切なことは、続けることです。そのためには 具体的に下記のようなアドバイスがあります。
● 議論のできる場所を設定する(slackやdiscordなど)
● 定期的に向きたい方向性を議論する
● サステイナビリティを意識する
一つ目はいいとして、二つ目はMVVを定期的に議論するということです。これがあるだけで活動 がとても早いものになります。組織の定義に従えば、二人いる時点で組織となるのです。なので そこをきちんと決めることが自然と強い活動の原動力になります。またサステイナビリティを意識するというのは、自分だけで終わらせないということです。もしそれがいいと思ったのなら、絶対に自己満足で終わらせない。それが大切です。
最後にやり遂げる
以上のことをやり遂げて大学を卒業するためのアドバイスを淡々と述べていきます。ここのパート は文章というより箇条書きです。
仲間を探すのを焦らなくて大丈夫。そのうち見つかるから。探すときは一緒の方向性のあ る人が集まるところに行くといいかも。留学したいなら留学したい人がいるところに行くみ たいな。
正解をすぐに出そうと思ってはだめ。人生の解が一意に定まるのはまだ先、探し続けることは自由度を下げるような行為、もしくは自分の持っている変数に対して式を増やしているような状態だと思うこと。
遠回りを愛して!恋愛をすることも、飲み会にいくことも無駄ではない!全ての自分の行為に責任を持つことと愛して!
逃げてもいい!気持ちが壊れそうな時、僕は心があんまり強くないのでよくある!逃げてもよくないわけじゃない、でも逃げるまで追い込むことができるのも自分次第!ただし、逃げる前に時間をとるっていうだけでも十分って場合も多い。remedyは一個じゃない、でも逃げることはいいこと。
最後に先輩に相談すること、なんでもいいので。僕の方に余裕があれば相談乗るので、TwitterのDMでもなんでもしてみてください。
以上です。
皆さんの大学生活がより良いものになることを願っています。
それでは。
根本