【スピの種明かし】レイキ徹底解説!科学と経験で解き明かすレイキの正体
「レイキって一体何だろう?」
「本当にレイキって霊感商法なのか?」
「何だかレイキって嘘くさい…」
「私はどうしてレイキに惹かれたんだろう?」
そんな疑問を一度でも抱いたことはありませんか?あるいはレイキに興味がありながらも、うまく使いこなせない人もいるでしょう。レイキに傾倒している身近な人に戸惑っている人もいるかもしれません。
私もこれまでレイキについて、さまざまな視点から疑問を抱いてきました。そこで、レイキを現実的に捉え、良い点と悪循環に陥りやすい点を見極めながら、その真髄に迫る試みを重ねてきました。
レイキは、日本発祥のエネルギー療法で、肉体や心を癒すために「生命エネルギー」を活用するという考えに基づいています。信仰療法としての側面も持ち、エネルギーの流れを整えることで、自然治癒力を引き出すことを目的としていますが、科学的な根拠はまだ十分に解明されていません。
この記事では、レイキの基本的な概念、信仰療法としての背景、そして私自身がレイキとどのように向き合ってきたかを詳しく解説します。遠隔からのエネルギーの作用や、実際に感じた効果についても触れており、盛りだくさんの内容となっています。
レイキとの出会いと私の体験
初めてレイキを体験した感想
初めてレイキを体験したのは2020年のことでした。SNSで見つけた無料体験で、指定された時間にリラックスしながら待っていると、予定時間1分前から本当に遠隔でエネルギーが流れてきたのです。
その瞬間、天地がひっくり返るような驚きと興奮でいっぱいになったのを覚えています。
その後「新レイキ」というものをオンラインで伝授してもらい、講座と伝授の費用として4万円を支払いました。それからレイキマスター講座や他のエネルギー伝授も受け、合計で8万円程の投資をしました。
「新レイキ」と唱えると、体と新レイキがつながり、非常に心が落ち着くのを感じました。体もリラックスし、日々の育児の合間に自分を癒すため、毎日飽きることなくレイキを施すようになりました。
その後自分だけでなく、他の人にもレイキを試したいと感じるようになり、短期間ではありますが、レイキヒーラーとして活動していた時期もあります。
一旦封印
しかしスピリチュアル界では「怒らない自分」を手に入れることが出来ず、スピリチュアル界から離れなければならないと感じるようになり、ついにスピリチュアルを止める決意をしました。
その時レイキも封印しました。スピリチュアルの回し者のように見られることが嫌になっただけでなく、自分の見えないエネルギーを感じる体質が世間に理解されないことへの恐怖も感じたのでした。
そこからです。「なぜ私はこんなふうになってしまったのだろう?」という疑問に向き合い始めたのは。悔しかったんですよ。リアルでもSNSでもスピリチュアルは軽んじられることが多いですし、私はその経験を絶対に黒歴史にはしたくないと思ったんです。
何が嫌われ、何を信じるべきなのか、その区別をつけて、説明できるほどの知識が欲しいと思ったのでした。そして自己流で深掘りし、大まかながらもあらゆることが紐付けされ、自分の言葉で表現できるようになってきました。それが今ですね。
信仰療法としてのレイキとその仕組みや流れ
レイキは信仰療法
調べを進めていくと、レイキは信仰療法だと分かりました。「信仰」とは、目に見えないもの、確かな証拠がないものを「信じる心」や「確信を持つ心」のことです。
一般的には宗教やスピリチュアルの分野で使われることが多いですが、信仰は単に神や霊的な存在への信頼に留まらず、個人が何かを強く信じ、それに基づいて生きる心の支えや指針とするものも含まれます。
信仰療法とは、この「信じる心の力」を通じて病を癒す方法です。
こうして私の理解も深まり、世界が一段と広がるように感じたのでした。
レイキ、生命エネルギーについては、長くなりますので割愛しますが、一言でいうならば、信仰のシンボルです。こちらの記事にまとめてありますので、チェックしてみてください。
レイキの信仰療法の流れ
レイキの信仰療法の流れを、科学的にまとめてみました。
【信仰】生命エネルギーの存在を信じる
ヒーリングの前提として、生命エネルギーが存在するという暗示を受け入れます。この信念が土台となり、療法が効果的に機能する状態が整えられます。【主従】ヒーラーとの信頼関係を築く
ヒーラーとクライアントとの間に絶対的な信頼関係を築きます。【心】教えを通じて心をほぐす
レイキの教義や心の指導によって、クライアントの心の緊張をほぐしていきます。心の安定が、治療の土台を支えるのですね。【体】施術中に体をリラックスさせる
クライアントの体をリラックスさせ、心身ともに和らげます。体がリラックスすることで、自己治癒力が高まりやすくなります。【自然治癒】自然治癒力を引き出す
最終的に、クライアントの持つ自然治癒力を引き出し、自己の治癒プロセスが促されるのです。
この流れにより、生命エネルギーの存在を前提として展開される信仰療法が成り立っています。
信仰療法というワードを知っているか否かで、だいぶ印象は変わってきますよね。
私の信仰体験と、レイキの効果
ではここで、私のレイキ信仰体験と、その効果をお話ししたいと思います。
私がレイキに魅了された当初は、自己否定型のタイプでした。自己受容が全く出来ていなくて、自分の短所だけは完全に受け入れていましたが、長所を受け入れることが出来ない「自己否定のプロ」でした。
30年以上は「私は何もできない価値のない人間だ」と思い続けてきましたので、その結果常にストレスを自らに与え、自分一人の時も、安心を感じたことがありませんでした。
そんな中レイキに出会い、リラックスという刺激の虜になりました。驚くことにこれまでリラックスした事がなかったんです。
「新レイキ!新レイキ!」と唱えれば、何度でも深いリラックスに満たされ、その神秘に心も癒されました。
しかし自己受容について学び、自分の長所短所・得意不得意、脳の性質を大まかに学んだお陰で、思考が整い、自己受容が進みました。その結果、アダルトチルドレンの傷が癒え、心が安定した状態が増えていきました。そして気付いたんです。
自己受容の感覚は、生命エネルギーの概念と一致していたのでした。
レイキを施すと心身共にリラックスしますが、自己受容が進と、心の土台に安心感が生まれ、表面的な問題があっても「大丈夫、どうにかなる」という絶対的な安心感が得られたんです。面白いんですけど、その結果、安心して怒ったり、泣くことができるようになっていきました。
もちろん強迫観念がやってくることもあります。しかし一歩引いて自分を見つめることで、気持ちを受け入れられ、落ち着きを取り戻すことができます。
その結果、希死念慮が薄れ、失敗しても長くクヨクヨせず、小さな一歩を踏み出せるようになりました。これこそが自然治癒力の働きだと実感しています。
興味深いことに、自己受容が進むにつれ、レイキを求める気持ちが薄れていきました。わざわざヒーリングをする必要性を感じなくなり、自分自身の中に生命エネルギーが宿っていると実感したのです。
私がレイキに惹かれたのは、心の土台にリラックスが必要であり、安定を求めていたからだと理解しました。心安らげるコミュニティがなかったため、レイキと出会ったのかもしれません。セルフレイキは多く実践しましたが、手当て療法にはあまり興味を持たなかったのは、体が健康であり、自己受容を主に求めていたからだと思います。
この過程は自然治癒と呼べるものであり、自己認識力を高めるためには癒しが必要でした。しかし、生命エネルギーが自然治癒を引き出すのではなく、自然治癒に導く行動が巧みに盛り込まれているだけだと、今では確信しています。
レイキ療法を科学的に考察
では、レイキがどのように健康に寄与するのかを考察してみたいと思います。レイキはストレスが多いと流れにくいと言われています。簡単ではありますが、科学的に説明してみたいと思います。
未病をケアに促す意識付け
不調を客観的に眺められない事ってありますよね。忙し過ぎたり、睡眠不足、昼夜逆転とストレスが多い時は頭が回転しにくい状態になっています。直観も働かず、冷静な判断が出来ません。そんな時レイキを施せば、心も体もリラックス。冷静さを取り戻すきっかけになります。
また手を置かれる事により、意識がそこに向きます。精神も体力も回復に向かうと冷静な判断力が戻り、次第に「あれがいけないかな?これが原因かな?」と自問自答していくようになるのです。
そもそもレイキとは大病には力が足りません。悪質でなければ大病は病院へ行ってくださいと説明されます。病気になる前の未病、つまり体調不良があるものの、まだ具体的な病名がついてない状態に施される療法です。
自然治癒力を高めることで、未病の状態や慢性的な不調にはたらきかける手法ですが、実際には、受け手が自己の健康状態を保つための行動が促されていく側面もあるのです。
足に炎症が起こっていれば、負荷をかけないようにし、冷やすなり温めるなりの判断をしていくでしょう。
ぎっくり腰になったら、無理をせずに極力安静にし、湿布を貼り、動けるようになったら病院へ行くことでしょう。
本来未病は自分で治せる範囲です。レイキという不思議なエネルギーが治してくれるわけではないということを理解しなくてはなりません。長引かせないように、これ以上悪化しないように、症状に合う適切な行動ができるようになる意識付の役割があるのです。
スキンシップ効果と意識の通い合い
さて、レイキの手当ては意識付けと説明しましたが、加えて、スキンシップ効果や意識の通い合いが作用しています。
普段でもこんな事はありますよね。
辛い時には「特定のあの人」のそばにいると元気になれる
子供は不安になると母親に抱っこをせがむ
緊張している時に、誰かが肩に手を置いてくれたらリラックスできた
実は人と人とのスキンシップによりオキシトシンが分泌され、ストレス中枢を抑えると言われています。そのオキシトシンが増えると、セロトニンも増えるようです。
実際に施術者側は喜怒哀楽を超えた「無」、ぼーっとした状態でレイキをしますので、そのエネルギー状態は伝染して、落ち着き、瞑想状態に陥ったり、深い眠りについてしまったり、とても心地良い空間を堪能する事ができます。ストレスから解放される瞬間ですね。
セロトニン効果で痛みが抑制
セロトニンは痛みを抑える作用も持ちます。これは、ストレスや不安が痛みを強めやすいこととも関連していて、心が安定することで痛みも軽減されやすくなります。
レイキは深いリラクゼーションを促しますから、それによりセロトニンが分泌し、実際に痛みが緩和される可能性は否定できません。
プラセボ効果
先にも説明しましたが、信仰によるプラセボ効果は絶大です。
実際に「治るかもしれない」という信念や期待で、症状が和らいだり気分が改善します。
レイキ療法の科学的な考察を通して
レイキ療法は、未病をケアする意識づけやスキンシップによる安心感、セロトニンの効果による痛みの抑制、そしてプラセボ効果といった要素を含んだ癒しのメソッドとして捉えています。
これらの側面は、科学的視点からも一定の裏付けがあり、単なる信仰やスピリチュアルな枠にとどまらず、心身に作用するメソッドとしての価値が見えてきます。
科学とスピリチュアルの接点を通して、レイキが持つ癒しの力を改めて実感できるのではないでしょうか。
レイキ信仰をしない者と、卒業した者
レイキ信仰をしない人たち
ここまでレイキを科学的な視点でみてきましたが、皆さんはいかが感じたでしょうか。妙に納得できる部分もあったことでしょう。実際問題『怪しい』部分が多く、「まぁ、そうだよね」というのが正直なところだと思います。
私自身も、信仰のない知人にレイキを勧めた際、キッパリと断られた経験があります。
多くの人は目に見えるものと、科学で実証されているものしか信じようとはしません。エビデンス(証拠)ですね。厚生労働省のサイトにも、次のように記されています。
つまり、「生命エネルギー」を扱うレイキには、科学的根拠が見当たりません。文献を探しましたが、信頼できる実験やデータは一つも確認できませんでした。
レイキ療法を卒業して
私自身の経験からも、レイキのエネルギーが実際に存在するという確かな根拠は見つけられませんでした。
先程解説したように、今では、レイキは科学的な裏付けが取れた健康を促すメソッドの一つに過ぎないと考えています。
レイキを受けるだけで本当に治ったと感じる人も、実際には症状が軽かったり、セルフケアを無自覚に重ねてきたり、一時的な好条件が重なっただけと思うようになりました。
今となっては、かつてレイキに頼っていた部分を、淡々とセルフケアで補っています。心のケアは学術的なメンタルケアを取り入れ、身体には理学療法を学びながらケアしています。
レイキに依存していたのが嘘のように、現実的な方法を選ぶようになり、自分でバランスの取れたケアを目指すようになりました。
生命エネルギーに触れるイメージは、今でも心地よいものですが、信仰としてのレイキに戻るつもりはありません。
怪しさ満載!だけど、確かに感じるレイキの非科学的な作用の体感
レイキは健康メソッドの一つとして解説してきましたが、私にはどうしても科学的に説明しきれない不思議な作用が心に残っています。
それは「意識エネルギーの作用」です。以下2つは、私がレイキを通じて実感したもので、いくら説明しきれなくても「嘘だ」と思いたくないのです。
共に描くビジョンを未来に広げ、皆が安心できる居場所を創るための一歩として、サポートをお願いしています。このご支援が、未来の礎となることを心から願っています。