【現実回帰】スピリチュアルの二極化ってなに?陰謀論との親和性や、私たちの中に隠れた二極化を掘る。
今回はスピリチュアルの二極化についてです。
コロナ禍のスピリチュアル界では二極化が騒がれていましたが、今はどうでしょうか。落ち着きましたかね?
さて、二極化の意味、あなたは分かりますか?
私はスピリチュアルをやめてから、何度も何度も二極化の意味を考えてきましたが、結局行き着く答えはたったひとつ。
今回の記事は、「なるほどね」と腑に落ちる、スピリチュアルと陰謀論の親和性や、私たちの中に隠れている二極化についても深掘りしていきます。
一般的な二極化
まずは一般的な二極化について知りましょう。
社会では、二つの対立するグループに分かれます。二極化が進むと、中間的な意見や立場が少なくなり、対立が激化しやすくなります。
経済的な二極化が進むと、富裕層と貧困層の格差が広がり、中間層が減少します。社会的な不平等が起こります。
人々の思想や価値観では、極端な方向に分かれます。ある問題について、妥協点を見つけるのが難しくなり、どちらか一方の極端な意見に偏ることが増えてしまいます。
二極化が進むと、社会の分断や対立が深まり、さまざまな問題を引き起こすことがあります。
対話や理解が難しくなり、社会的な緊張が高まることが多いため、二極化は多くの分野で注意が必要な現象とされています。
スピリチュアルの二極化は思考の単純化
これらを踏まえ、私はスピリチュアルの二極化を、単なる思考の単純化だと考えています。
スピリチュアルの二極化が、思考の単純化であると考えるのは、一理ある見解だと思いませんか?
二極化というのは、物事を「良い」「悪い」や「正しい」「間違っている」といった単純な二つの極端な側面で捉えることです。
スピリチュアルの分野でも、何かを「光」と「闇」、「高次元」と「低次元」など、二元的に分ける考え方がよく見られますよね。
複雑な現象や概念を単純化することで理解しやすくし、人々が安心感を得たり、自分の立場を明確にする手助けになります。
スピリチュアル界は精神が不安定な人が、悟りを求めて行き着く場所ですが、不安定な時ほど思考力は下がる傾向にあります。ですから二極化で考える思想は分かりやすくて惹かれやすいのです。
しかし、この単純化にはリスクがあります。
現実や人間の経験は、非常に多様で複雑なものです。二極化した見方では、その複雑さを十分に捉えることはできません。
ですので、スピリチュアルの二極化は、思考を単純化する手段になっている一方で、その単純化が現実の複雑さを見落とす原因になっています。
スピリチュアルの二極化の闇
というような強迫的なメッセージを使って人々を不安にさせるスピリチュアル指導者を見かけたことがあります。
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