ハチミツをおいしく学べるHoney Factory Tour。埼玉養蜂株式会社の工場見学を紹介
はじまりは庭先にミツバチ一群を飼い始めたところから…
埼玉県北本市にある「埼玉養蜂株式会社」。その名の通り、もともとは養蜂業を行い、ハチミツの製造および販売を行っていました。創業は明治41年と長い歴史と多くの実績を持っていますが、はじまりは創業者が庭先にミツバチ一群を飼い始めた「吉見養蜂場」と言われています。
現在は養蜂業は行っていませんが、国内外から仕入れたハチミツ原料を容器などに充填し、スーパー向けや業務用、ギフト用など、さまざまなハチミツ関連商品を販売しています。
そんな「埼玉養蜂株式会社」では、週に1度、無料の工場見学を行っています。一体、どんな製造工程が見られるのか、どんな体験ができるのか、予約方法など、気になる工場見学の内容について紹介したいと思います!
意外と知らないハチミツの世界
「埼玉養蜂株式会社」の工場見学では、スリッパなど室内履が持ち物となっています。忘れてしまった場合でも、貸し出しはありますが、できるだけ持参しましょう。
まず最初に映像資料をもとに、会社概要やミツバチ・ハチミツについて、いろいろと教えてくれます。
・海外から仕入れているハチミツがどのようにやってくるのか?
・ハチミツにはどんな特性があるのか?
・花によってどんな違いがあるのか?
・ミツバチの種類は?
など、意外と知らないミツバチやハチミツについて知ることができます。結晶のしやすさは花によって違ってくるんですね!
私は4歳と7歳、友人は5歳と9歳の子どもを連れての参加でしたが、印象としては小学生中学年くらいからがわかりやすいかなといった感じでした。それでも、実際に道具を見せながら説明してくれたり、問いかけながら教えてくれたりと、ゆったりとした雰囲気で進んでいくので小さな子ども連れでも安心です。
製造工程や検査項目などについても説明を受けたあとは、実際に製造ラインの見学へと進みます。見学通路からは、おもに充填~箱詰めを見ることができます。
見やすくてきれいな製造ライン
こちらの北本工場は2015年に新設されていることやFSSC22000も取得しているだけあって、とてもピカピカできれいです!見学はガラス越しですが、充填工程や包装工程を目の前で見ることができるため、コンパクトながらも満足度の高い見学内容になっています。
一通り説明を受けた後は、自由時間も設けられており、社員の人に気になったことを質問することも可能です。子どもたちは次々とハチミツが流れてくる様子を見て、「かわいい~」「特にハチミツが入った容器が運ばれていくところが好き」などと見入っていました。
蜂蜜工場でここまでピカピカで製造ラインが見学できるところは、かなり珍しいかと思います!
なかなかできないハチミツの食べ比べ
製造ライン見学後には、3種類のハチミツ食べ比べ体験が待っています。
産地の異なるハチミツをスプーンで試食することができるのですが、普段ハチミツを何本も同時開封することは少ないと思うので、なかなかできない貴重な体験でもあります。
ミツバチが一生で集めることのできるハチミツはティースプーン1杯といわれており、そのありがたみも実感しながら味わっていきます。子どもにとっての食育にもぴったりですね!
好みは分かれますが、個人的にはハンガリー産が一番好きでした。ちなみに、ハンガリー産が3つの中で一番高級品だそうです!
嬉しいお土産つき
工場見学終了後には、お土産として1グループに1つずつ
・はちみつ1本
・鴻巣直営店での10%割引券
がいただけました。
予約方法は?
予約は、公式HP内の予約フォームより申込可能です。(記事最後にリンクあり)先着順となっており、HP内では空きの有無は確認できないため、予約確定メールの返信をうけて、正式に予約済みとなります。私は1か月以上前に申込をし、参加することができましたが、夏休みシーズンということもあり、多くの申込があったそうです。
開催頻度は基本的に月曜日のみですが、興味のある人はハチミツを楽しくおいしく学ぶことができる「埼玉養蜂株式会社」の工場見学に足を運んでみてはいかがでしょうか?うまく予約が取れれば「グリコピアイースト」とのハシゴも可能ですよ!
施設概要
埼玉養蜂株式会社 Honey Factory Tour
埼玉県北本市深井4丁目23番
0120-544-404
問合せ時間:9:00~17:00(平日のみ)
Mail: info@royalhoney.jp
入場料:無料(完全予約制)
開催日:月曜日(月曜日以外ご希望の場合は、1カ月前までに要連絡)
受け入れ人数:12名まで
駐車場:有り
年齢制限:なし
※許可を得て、撮影・掲載しています。また、一部画像提供いただいております。