しょうゆ蔵で学ぶ・遊ぶ・食べる・買うを楽しむ「金笛しょうゆパーク」
老舗醤油蔵「笛木醤油」が2019年秋にオープンした「金笛しょうゆパーク」。ここでは“食べる”“学ぶ”“買う”“遊ぶ”が楽しめるのですが、“学ぶ”では「金笛しょうゆ楽校」という名のもと、熱い職人さん自らが案内してくれる工場見学も実施しているのです。今回は、2歳児と5歳児連れで参加してきた様子を紹介します。
川越市街から車を15分ほど走らせると、すてきな建物が見えてきます。
予約していた12時半からの工場見学まで1時間半ほどあったので、まずはパーク内をいろいろと散策…。
金笛ミニ・ミュージアムでは醤油の原料やもろみなどが展示されています。
振り返ると、木桶バウム工房でバームクーヘンを作っている様子も見ることができます。
田舎のおばあちゃんちにいるような感覚に…
「のんびり広場」や「わんぱく広場」は、子どもたちにとっても、嬉しいエリアになっています。ハンモックやカクーンでのんびり過ごしたり…
うちの子たちは、このカクーンを気に入っていました。大人でも入れるので、入ってみましたが、「これ家に欲しい!」と思わず虜に…(笑)。
他にも、木桶トンネルや
120cm未満しか入れないツリーハウスやブランコ、平均台もありました。
向かいの建物から猫がちらりと覗いていました。
この日は、平日で天気もよくなかったので、このエリアは私たちだけで貸し切り状態で、田舎のおばあちゃんちにいるような心地よさがありました。
しょうゆ蔵のレストラン
そして、工場見学の前に、昼食を食べることにしました。
「蔵出し醤油の食べ比べうどん」「卵かけごはん」「しょうゆソフト」を注文し、どれもおいしかったのですが、うどんは醤油だけより、出汁があった方が個人的には好みだなと感じました。
子ども椅子やおむつ替えシートもあったので、小さな子連れにも安心です。売店も併設されており、わが家は帰りにしょうゆ味のバームクーヘンを購入しました!
いよいよ「金笛しょうゆ学校」へ!
腹ごしらえも終わり、いざ工場見学へ!こちらの旗に集合です。
予約優先ですが、当日でも空きがあれば参加可能で、この日は私たち親子3人以外に、3組の夫婦が参加していました。“教科書”を使って、職人さんがわかりやすくかつ簡潔に説明してくれます。
蔵の歴史について、簡単に説明してくれた後、前蔵で原料について、実際に実物を見たりしながら、説明してくれます。大豆は、ほとんどの商品に埼玉県産を使用しており、有機醤油のみカナダ産の有機大豆を使用しているとのことでした。クイズ形式で子どもにもこまめに問いかけや声替えをしてくださり、特に長女は喜んでいました!
続いて、麹蔵でもろみの匂いを嗅いだり、木桶へのこだわりも知ることができました。とにかく職人さんの熱い思いが伝わってきます!
「埼玉県産の桶を作ったら、原材料も埼玉県産にこだわりたくなって…」といった話がとても興味深かったです。
そして、仕込み蔵では、ガラス越しに38本の木桶がずらりと並んでいる様子を見ることができます。子ども用の踏み台もあったのは、とても助かりました。
ここでも、クイズを交えながら、こだわりや情熱が伝わってくるお話をたくさんしてくださいました。
圧搾の様子も最後に見ることができました。
見学時間は約30分との記載でしたが、この日は40分ほどでした。
見学で使用した“教科書”は、希望者は持ち帰ることができるのですが、これがものすごく分かりやすくかつユニークに書かれているのでぜひ持ち帰ることをおすすめします。
贅沢を言うと、充填(醤油を容器に詰める)工程なども見ることができたら、より嬉しかったですが、見学案内用スタッフではなく、実際に醤油づくりに携わっている職人さんから直接、話を聞けたことがとてもよかったです!観光地川越から少し足を延ばして、ぜひ立ち寄ってみてください。