【レイジージャックのクリート01】回せない、留められないフェアリードクリート

no-one

2022年4月24日 10:02

マリーナに来ました。
作業にかかる前に、

船台の上で6度も傾いていたウチのヨット。
流石に3週間もこれと言うのには危機感を抱き…

フォークリフトで強引に戻してもらいました。
今は竜骨キールも船台に設置してるし、安心安心。

つまり、今日は（も）マリーナに来ているのに、海に出していないんですわ。
別件でヨットに来客がありますので海には出さず、作業の日なんです。

さて、今日の作業は、レイジージャック用のフェアリードクリート付けですよ。

元々、ウチのヨットは

簡略化するとこんな感じで、1本でやりくりされていたレイジージャックをスタックパックにした際に、左右別々にしました。
で、元々は

マストの左側にしかクリートが無かったので、右側のレイジージャックもマスト前をぐるりと半周させて、ここで固定すると言うトリッキーな感じに、暫定的にしてたんですが、
「これで不具合無いからいいだろ」
と言う、私のよくある自らの引き伸ばし工作にやられ、放置状態でした。
流石に… と思い、本日いよいよ作業する事に。

話は少し戻って、自宅でこの作業に必要な物を注文。
フェアリードクリートと、それを固定するスクリュー。

樹脂っぽく見えますがアルミ製ですし、中古っぽく見えますが新品ですよ。
見た目で損するタイプ？
アルミ製マストにアルミ製フェアリードクリート。
当然固定するのはアルミ製のスクリュー。
クリートに使いますから、ロープに接触しないようフラッドヘッドの物を注文しました… が！間違えてクロスポイント（プラスネジね）じゃなくて、なぜかトルクスが来てる！
なんだよ、通販会社桃太郎っぽいとこ！ちゃんとしろよ！と思って購入履歴を見たら、私が間違えてましたわ…
敵は本能寺だし、非は自分にあり！（特に本能寺に意味は無いです、語呂が良かったので）
ま、ヨットにはトルクスのセットもあるし、別にこれでもいいか、と自宅で思ったのが恋の始ま… いや、間違いの始まりだったことは、当然まだ知らず。

他に自宅で用意したのは、

クリートを固定するための2つのネジ穴の間隔は27.4mmと書かれています（なぜ27や28mm、百歩譲って27.5mmではないのか？）。
（私の場合）現場で微妙なサイズを出すのは、失敗する可能性が大なので、クリアフォルダーに27.4mmの間隔でコンパスの針で穴を開け、見やすいようにマジックでマークしました。
これを切り取って、マストにテンプレートとして貼り付ければOK（のはず）。

場は再びマリーナへ。

フェアリードクリートは曲面取付可なタイプ、位置を決めます。

ピークハリヤード（メインハリヤード）やスタックパックの邪魔にならない、ここかなー？（テキトー）。

自宅で作ってきたテンプレートを養生テープで貼って、

穴を開け

ました。
勿論、反対側もね。

さーて次は、念のためトルクスが手持ちのレンチで回るか確認…

手持ちのトルクスセットで最小のT10でも無理でした…

うむむむ… かくなる上は、リベットか。
幸いな事に、リベッターもアルミのリベットもヨットに積んでいます。

が、クリートのグルーヴの奥底にある穴。
細くてリベッターのノズルが入りません。
そりゃそうか… エクステンションノズルなるものがある事は、大学時代の教科書上では知っていますが、実物を見た事すらありませんので、当然持っていません。
売ってるのも見たこと無いかも。
ん？よく考えたら、ノズルとリベットのフランジの間にナットを噛ませれば似た感じにならないか？