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【22-09】城ヶ島一周して(壊れたから)今年最後の出艇になりそう

先週に続いて再び金曜日平日のマリーナです(週末は会議がね…)。

良い天気ですが、

ピクリとも動かない風向風速センサーのカップ

全く風がありませんよ。

今日は海に出てもセイリング帆走は無理だな…

とすると城ヶ島をグルグルと何周かして、どの辺ならどこまで島に近づいていいか?みたいな調査を兼ねた慣熟航行ファミリアライズをしようかな。

ウチのGARMIN魚探兼プロッターには海底スキャナーがついていて、それをマッピング出来るので、

素晴らしいGARMINの Side Vü機能

1周目は島を大回り、2周目はその記録を見ながら少し小回りに、次の周回はさらに小回り… みたいな感じで魚探に城ヶ島周辺の海底マップを作り、今後のヨットライフ釣りに役立てるためですわ。

早速マリーナを出まして、西へ。
ウチのヨットはスロットルレバーが左側にありますので、機走中の私は自ずと左側に座る事になります。
左側見やすい方に島を見ながら進むとなると、必然的に反時計回りになりますので西へ… と言うわけですな。

このヨットで相模湾に来るのは3年ぶりだ

三崎港北防波堤灯台を過ぎると相模湾(と言うか相模灘)。
本来であればここでセイルにバテンを突っ込んでメインセイルを上げて、ヘッドセイルを出して… みたいな動きをしたいところではありますが、マストトップを見ても…

1秒の動画をアニメGIFで12フレーム/秒で表現

前進速度向かい風分しか回っていない風速センサーのカップ(なんせGPSで表示される速度と風速計で表示される相対風速が同じなんですよ)。
未練がましく何度見ても風は吹かず。
おとなしく当初考えていた通り、セイルは上げずに島一周コースへ入ります。

西向きから南向きに変針。

もうこのまま伊豆大島行く?(行きません)

いかにも相模灘然とした風景、伊豆大島が浮かんでいます。
左の水平線近くにポツポツと見える遊漁船団は、おそらくヤリイカ?バラけ具合からして、イマイチっぽい。

そして南向きから今度は東向き…

城ヶ島南西側をから東へ進み始めたばかりですが、もうこの時点で安房埼灯台大根の先端が見えるのね。
そう言えば安房埼灯台が移動して三浦大根化してからここ通るの初めてかも。

しかし退屈です…

周囲に船も無く、舵はオートパイロットに任せ淡々とヨットは進み、魚探の海底画像を眺めているだけですからねー。

水温はまだ17度あるのか
あと妙に電圧が低いのが気になる

そして城ヶ島の東端に到達する頃、

何度も言いますが、これが大根に見える人いる?

ピピピピと言う音が…
むむむ???エンジンの警告灯が点灯。

えーっと、左から2番目だから…(マニュアル見ないとわからない)。

関係ないけどヤンマーさん、マニュアル間違ってるよ!

油圧か!
エンジンは止められるかな?
(スターターモーターを動かす)バッテリー電圧はOK。
風は… ほぼ無風、敢えて言うならそよそよと北西気味の風。
潮は今の時間は北から南に。
このまま流されても城ヶ島へ近づいて座礁と言う感じはならないし、再始動も問題無さそうなのでエンジンを一旦止めて、機関室のハッチを(ボルトを外して)開けます。
アンカーはいいや。

エンジンは… パッと見オイル漏れは無し、異常な熱も無し。
ふむふむ、オイルが無くなって中がカラカラと言う感じではないみたい。
エンジンを再始動してアイドリングから3,400回転まで200回転刻みくらいで様子を見ますが異音は特に無し、それっぽいところからの油の吹き出しや垂れオイルリークも無し。
3,200回転を超えると警告が出なくなりました。
考えられる原因は

・そもそもオイルが少ない(それなら減った原因調査要)
・オイルプレッシャースイッチの故障(壊れるか?)
・オイルサクションパイプが詰まり気味(普通は無いな)
・オイルポンプの故障気味(トロコイド式だしなぁ…)
・レギュレーターバルブの故障(あまり聞かない)
・オイルフィルターの詰まり(1月に交換してから約1年では…)
・バイパスバルブの故障(これもあまり聞かない)
・どこかから少しずつ漏れてる(んー…)

くらい?
とりあえずマリーナまでは20分弱の距離ですから、もうこのまま普通に帰ります。
なんて言う出航から帰港までの一連の動画が

↑こちら。
実際のGPS の軌跡トラックがこちら。

何しに海に出たんだ…

そんなこんなで島を一周だけして帰港したわけですが、上架時にも更に問題発生。
普通にプラットホーム上の船台までヨットを持って来たんですよ。
あとはマリーナのスタッフの方が船体を保持してくれるので、そのまま上架なんですが… スタッフの方が位置合わせでヨットを前に動かしてしまって、ラダーブレード前縁をプラットホーム船台を載せている昇降板にヒット!
本来であれば、

イラストで見る理想論

ラダーに前からの大きな力が加わると、ラダーを固定しているラニヤードを留めているクリート(オート リリース クリート)が自動的に上の図のように解放されるはずなんですが…

このオレンジのラニヤード(ロープ)でラダーブレードを固定している

↑これ、普段の状態。

写真で見る現実論

↑クリートが上にリリースされる事なく、クリートの根本の樹脂部が割れた。
ある意味リリースはされているが、電気で言うとサーキットブレーカーに過電流が流れたら、溶けて断線した感じ?

役に立ってない…

と言うわけで、エンジンの油圧警告灯問題の発生とオートリリースクリート破損と、二段構えの不具合。
エンジンは来週来た時に、一回オイルを抜いて残量を計測してから原因の調査と、今後どうするか考えます。

↓Walkmeterでの記録(クリックなりタップなりして下さい。)

↓Reliveでの動画

↓Google Mapsでのトラック(城ヶ島をぐるっと一周しているピンクの軌跡)

クリートは週明けには届きそう。
あとはエンジンの油圧関係か…
今年は夏に恒例のヨット大掃除をしていないので、なんとか年内に大掃除をしたいと思っていました。先週カッティングシート貼りに使った食器用洗剤も大量に余ってるし。
修理して掃除してたら年内のヨット活動が終わっちゃいそう。
次回の出船は来年かな。