【機関室ライト編01】腹筋・背筋とライトのトレードオフ
本日のマリーナも良い天気、艇を降ろすスロープから海を臨むと、
潮は澄んでいますが風が無いこともあって視程はそれほどでもなく、富士山は霞に隠れて見えません。
さて、前回ブルジョワなヨットにした際にビルジを汲み出し、本格的にエンジンルームの水溜り問題解決のための準備をします。
前回の予告通りに…
↑まずこのLEDライトをエンジンルームに取り付けて…
↑ついでなんで、この車用のバックカメラも取り付けます。
これならエンジンルームを開けた時に片手に懐中電灯、片手に工具スタイルではなく、ちゃんと普通に作業できますからね。
カメラはオマケですが、航行中にエンジンルームを開けるのが困難なので、多少の安全材料的に取り付ける事に。
ノープランでライトとカメラをヨットに持って来ましたが、ライトで照らしたい部分はここ、
とするとですよ、鳥瞰的に見ますと…
いや、別に鳥瞰でも無いか。
とにかく、このPSSのあたりを中心に照らしたりモニターしたいわけで、必然的にライトやカメラは…
やっぱりこのメインシートブロックを留める部分(なんて言う名前か知らない)の裏側あたりですよね?
この知らない名前の部分のアイトラップを留めているボルトの裏側にライトを共締めすれば、穴を開けたりとかの余計な作業はせずに済みそうです。
何かいいものは無いかとツールボックスの中を探ってL字アングルを発見(多分FFヒーターの据え付け用とかを考えて買ったやつ?)。
これをさっきのボルトに付ければいいですね!
ちょっと小さかったので穴をドリルで…
アイトラップを留めているボルトが8mmだったので8.5mmに穴を拡げました。
で、LEDライトに…
こんな感じでボルトで留めてやって。
次にカメラをライトの横に取り付けてやる事にします。
ライトとカメラを一体にすれば、ライトを天井(床下?)に取り付ける作業だけでカメラも取り付けできるし。
というわけで、もう一個L字アングルを持ち出して来まして…
ライトにL字アングルが2個付きました。
右がライトを天井に固定する為の物、左がカメラを固定する為の物です。
おっと、カメラを取り付けた後にハンダ付やギボシを付けるのはちょっと難しそうですので…
ギボシを付けておきます。
そしてカメラを…
取り付けました。
ノープランで来て、ありあわせで適当に作業を進めた割にはここまで順調に進んでいます。
あとはこれをエンジンルーム天井に取り付けるだけ…
はい!完了です!
え?わからない? ではiPhoneをエンジンルームに突っ込みまして…
こんな感じです。
ん?2本のボルトで留めてないのか? いや無理でした、作業野(って一般的な言葉?)が見えないし手も届かないから無理!
そもそも簡単に「完了」と書いていますが、デッキに腹這いになり、エンジンルームの中が見えない姿勢で手を突っ込み、結構重いライト(←金属ボディ)を左手で保持しつつ、勘でボルトを穴に通して右手でナットをボルトに入れて回すと言う作業をしたわけで、実際には小一時間かかりました。
ネジ一本締めるのになんで小一時間と思われるでしょう?
無理な姿勢で作業をする→腹筋がつる→それでも作業を止めたく無いので海老反りになって作業を続行→腹筋も背筋もつると言うアクシデントに見舞われまして、家に帰ってこれを書いている今も腹筋と背筋が痛いです…
いや、両面がつるとどうしようもないですよ、伸ばせないから!
ダメージを受けた腹筋・背筋でやる気も失せたので、とりあえず通電させてみますと…
おお! 見える! すごい明るい! 便利!
比較すると、
こんな感じです。
次にカメラにも通電…
ああ、うん、見えるよね、それなりに…(←あまり期待もしてなかったのでテンション低め)
そうか、カメラを縦に取り付ければプロペラシャフトだけじゃなくてPSS全体が見えたなと後悔。
なんのテストもせずに「これくらいだろ」と適当に角度や向きを決めた自分を呪ってやりたい。
しかし腹筋と背筋をやられた手負いの身、もう一度外し、その上再度取り付けるモチベーションはありません。
家に帰る気満々です。
とは言っても配線だけはなんとかしておくか… と思い直し
コルゲートチューブにライトとカメラの配線を通して…
もうやる気を無くしてて写真撮ってませんが、なんとか配線をしました。
後はスイッチを付けたりモニターをどこにどうやって置くかとか考える必要もありますが、それはまた次回にスイッチやボックス類を調達したら考えます。
綺麗にしていたキャビンでしたが、
数時間でこんな大変な状態になってしまい、これを片付けるだけでも大変でした。
次回はスイッチ等の配線をして終了予定。
機関室ライト編02へ続く