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【ココヘリマリン】Find me if you can.

いやぁ、台風10号(サンサン)が接近中ですなぁ。
当初身構えて予報の進路を注視しておりましたが、昨日一気に予想進路が西にスライドしまして、関東圏では影響のない感じに。
関西圏の方々には申し訳ないですが、胸をまで下ろしました。

さて… 長く1ヶ月以上マリーナには行っておりませんで、通販で買ったアレとかコレとかが向こうに届いてて早く開梱して楽しまなきゃ…なんて暑い夏を送っている私ですが、皆さん如何お過ごしでしょうか?

大物クーラーも届いているので、それを弄りにマリーナへ…と思っておりましたが、唯一の休みの日にピンポイントでミーティングを追加され、
「吾輩の辞書に夏休みの文字はない」
状態ですわ。
そんな仕事に熱心だったか?自分。

あまりにも腹に据えたので、思わず9月に1日中貨客船あおがしま丸に乗って何もしない的なツアーにさっき申し込んじゃったわ。
ずーーっと携帯圏外の船中でゴロゴロしてるんだー。

まぁそんな感じの今週末なんですが、家にも何故か通販で買った色々な物が届いておりまして、一昨日届いたのが、

COCOHELIと書かれた箱とHelly-Hansenのポーチ。

この箱に何が入っているのかと申しますと…

縦横53mm、43g

大きさがわかるようにTVのリモコンと一緒に撮っていますが、これくらいの大きさの軽い機械… というか機器で、

15mm厚

厚さもこんな想像通りの物ですわ。

これはココヘリ… いやココヘリマリンと言う海難時にある程度は役に立ちそうなサービスで、契約した人に貸与されるのがこの位置発信デバイス機器(契約を終えたら返却ね)。
必要な時には民間の捜索ヘリコプター3フライト分が無料になるとか。
山ならヘリはいいけど、海なら飛行機じゃないの?って思いますけどね。
直接ホイスト使って救助してくれるわけじゃないんだから、ヘリである必要が全く無いわ。
いやまぁそれはいいか、とにかくこれは海難時の捜索支援サービスとして使う位置発信デバイスですわ。

誤解される方も多いかもしれませんが、このデバイスはPLB(Personal Locator Beacon携帯用位置指示無線標識)とか国際VHF海上無線のDSC(Digital Selective Calling)みたいに

ウチの国際VHFハンディ機はDSC付

ボタンを押したりアンテナを立てたりすれば自動的に救難信号を発して救助が来る…みたいなものでは無いですよ。
自分自身や、事前に自分の情報を知ってる誰かがキックしてやら能動的に動かないとダメなんですわ。

このココヘリマリン(って書くと長いので、以下「甲」と言う… じゃなくてココヘリって書きますわ)はSONY独自規格のELTRESと言う920MHz帯を使った通信サービスを使っていまして、その通信圏内カバーエリアをWebサイトで見ると

東京湾、相模湾、相模灘はほぼOK
(勝浦、鴨川、千倉はダメね)
っていうか浦賀の南、金田湾がピンポイントでダメなのはなんでや?
大阪湾、和歌山湾、播磨灘
燧灘、伊予灘、広島湾

みたいな感じだったんですな。

これなら私が動きそうなエリア(主に東京湾と相模湾、相模灘、たまーに燧灘)は殆どカバーしてたので、ポチっと契約ボタン押してしまいましたわ。
通信エリアについてのちゃんとした情報はELTRESのサイトで見れますが、伊豆諸島周辺なんかは

こんな感じでちょっと厳しいかな。

とにかくこのデバイスのメインの役割は、GPSの位置情報を、このELTRESで送信すると言う物ですわ。

使い方としては、

固有のIDはモザイクかけた

充電してやって、持っておくだけ。
電池は約2ヶ月保つとか。

で、位置情報を共有されたユーザーは携帯のアプリやパソコンから位置情報を見る事が出来るので、何か事故あった(と思われた)時にココヘリへ連絡と言う感じになります。

どちらかと言うと、遭難時よりも日常の位置情報を家族に知らしめるとかの用途の方がメインの使用目的よね、我が家の場合。
AIS(Class-B)と違って小まめに位置情報がアップデートされるし。

あとこのサービスには専用受信機やアプリが用意されていて、専用受信機では対象のデバイスの方位と距離が表示されるので、民間の捜索ヘリはそれを持って飛ぶみたい。
アプリでは電波強度がわかるようになっていますので、それで落水者の場所の特定… 出来るか???
いやー、多分落水したら無理だろうな。
だってBluetooth使ってんのよ?
防水もIPX7程度ですしねぇ…

確かに電波状態の良い室内とかなら探せるよね

このアプリの方はオマケ程度でしょうなぁ。

みたいな感じです。

何も考えずにぐちゃぐちゃと書いたのでまとめると、

自分の位置情報を、(だいたいの場合)携帯電話よりも広い通信エリアのネットワーク経由で送信し続けてくれ、予め許可されているユーザー(家族とか)には、その位置情報を携帯のアプリやパソコン(のブラウザ)から逐一確認出来る。
遭難時には本人や家族等の通報で位置情報を元に捜索支援をしてくれる(ヘリも3回まで無料で飛ばしはする)し、海保やマリーナ、BANと連携してくれる(第1と第7管区海上保安本部はココヘリマリンの受信機を既に導入してるらしい)。
落水した時、同乗者のを携帯にアプリが入っていれば電波強度を元にある程度の捜索(周りを探す程度)は可能。

みたいな感じ。
↓と言う動画っぽい物がこれ。

ですわ。

今週はこんなとこで。