【21-07】クリスマスイブには軽油を
恐らく… いや、絶対に年内最後のヨット。
今日は平日、そしてクリスマスイブの日ですので自主的に会社は休み。
働き方大改革中ですわ。
しかしクリスマスとは言っても、一昔前ですとこの時期に街を歩けば、I gave you my heartっぽいWham!的な感じや、雨が雪に変わったり君が来なかったりする山下さんみたいな感じな雰囲気を延々と聴かされたもの。
しかし最近のクリスマスは、非若者とプレゼントを貰うお子様の物となっておりまして、若者はハロウィンでは騒ぐけどクリスマスは「別に…(←沢尻エリカの口調で)」みたいな感じですなぁ。
と、無駄話はここで終えて、今日はヨットを出しますよー。
この一年の締めくくりとして、安全安心な運航をしたいと思います。
寝る前に見た風予報では7mくらいと、期待を高めていました。
そして早朝にマリーナに来ますと、風が無い…
時間は朝6時、気温は10度を切っています。
とりあえずヒーターを入れてキャビンを暖め、キャビン内で出来る出航準備をしたり、最新の風、波予報や浦賀水道の本船の入港情報をチェック。
6時の風予報は、これから夕方まで0〜2mくらい。
ダメじゃん。
ここで一気にやる時を無くし、瞑想に入りました。
グゥ…
そして瞑想を終えると8時過ぎ!
2時間も寝て… いや、瞑想してたのか!タイスもびっくりだよ!
キャビンの外に出てみましたが、風はほぼ無風、セイリングはやはり無理そう。
ここはもう諦めて、対岸の浦賀にあるシティマリーナヴェラシスへ燃料を入れに行く事にします。
実はウチのヨット、前回燃料を入れたのは2019年7月。
つまり約2年半前。
流石にそろそろ満タンにしておかないと、年明けにはエンジン整備のために木更津マリーナまで約4時間の回航がありますし、心細いところ。
早速船台を移動してもらい、スロープへ。
スロープを下ろしてもらっていると、
こいつが無言でじっとこっちを見ています。
今からの進路上に、小馬鹿にするようプカプカ浮いてるこいつね。
ま、どうでもいい話ですな…
この後、無事に離床・出発。
青空の下で波も風も無く、
浦賀水道の入口南まで西南西に淡々と進みます。
途中ちょっと
ヤマザキのザーサイ入り高菜おにぎり食べたりね。
しかしそこはやはり平日の浦賀水道、様々な本船が行き交っておりまして、あの船を避けこの船を避けと、真っ直ぐ進むのは困難、予定していたコースへアラインするどころか、どんどん流されます。
さすが平日(土日は本船がぐっと減る)。
それでもプロペラは回り続け、ヴェラシスへにじり寄るように4.5ノットの速度で近づいて行きますよー。
あ、これはスマホ落とすのが怖いので新しく買った自転車用のナビです。
GPS情報自体はスマホから取る感じで、使い勝手はイマイチと言えばイマイチ。
ただKindleみたいに画面が電子ペーパーなんで、電池が公称30時間保ちます。
古いスマホをGPSレシーバーとしてその辺に転がしておけば使えるので、いいかなーと思って買ったんですが、誤算が一つ。
単位がメートルとStatute mileしか選べない。
Where Have All the Nautical miles gone?ってピート・シガーが歌うくらい単位追加運動起こしたい。km表示じゃヨットには不便だった…
ま、この件で苦虫をガムのように噛み締めながら、ヨットは刻一刻とヴェラシスに近づき、そして入港。
普段、水に浮かんで係留される事がほとんど無いので、個人的には珍しい光景。自分のヨットなのに…
前からもパチリ、
普段気づかないんだけど、桟橋からライフラインを跨いでコクピットデッキまで、ほぼ平坦なんですよね。
びっくりするくらい小さいな、水に浮かべると。
上からもパチリ。
いや、もういいか。
とにかく燃料タンクを満タンにし、そしてキャビンに置いてある予備タンクにも
給油してもらいました。
これで、合計40.23リットル。
うむむむ、1年平均で16リットルしか消費してなかったのか。
寒かったらシャワーでも浴びて体を温めて帰ろうと思っていましたが、今日はポカポカ陽気。長居はせずトンボ返りで帰路に。
東京湾フェリーのしらはま丸や
浦賀水道出口では都立大島海洋国高校の大島丸が。
4代目大島丸は、浮波港で中を見学させてもらった事はあるんですが、去年代替わりしたこの5代目は縁が無いなー。
浦賀水道入口でワラサを狙う遊漁船団とかバルカーとか。
5ノット弱でしか走れない海上交通弱者のウチのヨットは、もう3マイルも先の本船から逃げ回りながら東京湾を横切り、這う這うの艇… いや、這う這うの体で千葉県側に
翼よ、あれが竹岡の灯だ。
と言うわけで、愛艇にクリスマスプレゼントの軽油を満腹になるまで喰わせて戻って来ました… と言うダイジェスト動画が、これ。
↓
往路6.15マイルを1時間24分、復路6.62マイルを1時間37分。
合計12.77マイルを3時間1分で今年のヨットは終わります。
walkmeterのデータ(往復別々)
Reliveの動画(これも往復別々)
2021年の全てのトラックはこちら。
紫色のトラックが今回の物ですね。
(多分)年内最後のヨット。
いつもより、より念入りに水洗いして来ましたよ。
帰りのアクアラインでは、こんな車も。
ああ、もうお正月だ。