【ホームハーバー引越編08】さらば竹岡(のシール)
ホームハーバー引越編07からの続き
サッカーワールドカップと言うと、日韓ワールドカップが開催されていた頃の
私は六本木一丁目駅近くのオフィスで激務の日々を送っており、南北線の終電に乗り込むと、車内は青い服を着て浮かれた野郎共が騒いでいる… と言う事があり、
船籍港が変更になった船舶検査証書と船籍番号(の一部)を示す[神奈川]シールが小型船舶検査機構から、そして新しく作った船名シールがカッティングシート屋さんから届きましたので、船台の作業進捗の確認がてら城ヶ島ベイマリーナへ来ました。
自宅から城ヶ島までの距離と所要時間は、自宅から竹岡マリーナまでの距離プラス10kmくらいで、時間はプラス20分くらい。
信号の数は激増しましたが、道中コンビニはふんだんにあるし(今までは家の近くの1店舗のみ)、こんなもんかな。
今日のマリーナの海は…
青空で最高の天気。
湿度も低く視程はかなり長いですが、全くの無風。
良かった、風が吹いてたらヨットを出したくなっちゃうとこだわ。
竹岡と違ってマリーナから浦賀水道が直接見えないので、種々の本船を直接目にする機会が減るのが残念ではありますね。
まずは船台の作業進捗の確認。
2週間前、ここに船台を搬入した時は、
こんな感じでディストピア感すらありましたが、
すっかり色白に。
現在1回目の塗装が済んだところだそうですが、3度塗りなのであと2回塗装予定。
おそらく来週末には完成しているはず。
被牽引部も
城ヶ島スタンダードへの変更が終わっていました。
ふむふむ。
さて今日のメインイベントは…
この竹岡と書かれた部分のカッティングシート剥がしです。
竹岡が消えて新たな「城ヶ島」シール、
にするぞー!(多分今日は貼る行程までは無理だけど)。
カッティングシートを剥がす方法は浩瀚な中からチョイス出来ると思いますが、私は熱で糊を溶かす派。
と言うわけで自宅から…正確に言うとトランクルームから持ってきたヒートガンを使います。
糊を溶かしてちゃんときれいに剥がすには、これが無ければものすごい根気のいる作業になってしまいますわ(熱湯を少しづつかけたりとか)。
当然ヒートガンには電気が必要なので、電源探しを。
電源はどこだ??
20m巻のコードリールを2つ持っていますので、40m圏内にあればヨットを動かさずにそのまま作業出来ますが…
キョロキョロすると、10mくらい先に配電ボックスらしきものを発見。
ドアを開けてみると…
やはり電源!近くて助かった。
って、マリーナの人から水と電気は近くのを自由に使ってと言われてますからね!場所とか聞いてなかっただけで盗電じゃ無いですよ。
両手を使う作業なので写真が撮れませんが、ヒートガンを中温くらいにセットして剥がしたいところに熱風を当てて…
ぬるーーーっと剥がして行きます。
ヒートガン(と剥がすカッティングシート)の動きは、焦らず急がず、でも塗装面(地の部分)や剥がさない部分のシールを高温て痛めないように迅速に、しかし剥がすカッティングシートは切れないように… と、「廊下を走るな!でも急げ!」みたいな競歩かよ?っていう矛盾指示を出す中学校体育教諭みたいな作業ですが、仕方ないですね。
カッティングシートと糊にも色々な素材や種類がありますので、自分の中で「良い加減」の温度や剥がす早さを探りながらやりましょう。
ま、だいたいの場合は、慣れた頃に作業が終わっちゃうのが常ですが。
サクッと(と言っても5分以上かかる)剥がしたら…
初めて作業する人、特に黒いハルの人は
「きゃー!殺してしまった!私お祖父様を刺し殺…」(Wの悲劇より)並に不可逆っぽい結果に焦るかもしれませんが大丈夫、煩悶する必要はありません。
残っている範囲のは糊だから安心して下さい。
雑巾に…
イソプロピルアルコールを染み込ませて拭いてやりましょう。
アルコールで軽く拭けば、ちゃんと…
綺麗さっぱり落ちるから大丈夫です。
さて、剥がした周辺をコンパウンドで磨きたいところですが、コンパウンドを車の中に置きっぱなしで進められません。
取りに行けや!!とお思いでしょう?
ええ、今日は別の車で来てるんですわ… 乗ってくる車間違えた。
すっかりコンパウンドの事忘れてましたわ。
仕方がないので撤収!
と、色々と片付けてキャビンに戻ると、衝撃の事実が。
あーー!!船名シールの事ばかり考えてて、船籍番号シール(県名)剥がすの忘れてた!
もうーコードリールもヒートガンもしまっちゃったよーー!!
俺のバカバカ!!
と、作業を残したまま無念の帰宅(もう一回バウロッカー奥底にあるコードリールを引っ張り出す気力無し)。
そうそう!思い出した!
関係無いですが、現在はマリーナの汎用船台を使用しているためにバウが上がり気味に置かれています。
この状態ですと、フィラーキャップの周辺に水が溜まるんですわ。
フィラーキャップと反対側の同じ部分を見てみると…
↑こんな感じ。
反対側のフィラーキャップがある方はどうなっているかと言うと…
おお!水溜りを懸念して置いておいた雑巾が機能してるじゃないですか!
こっちは同条件なのに水が溜まっていませんよ!
思った通りの働きをしてくれて嬉しい!!
と言う事がありました。
来週は天気が悪くなければヨットを一回海に降ろして自分の船台へと入れ替えをするのと、城ヶ島シールの貼り付け、そして船舶番号の[千葉]シールを剥がして[神奈川]シールの貼り付けをする予定。
海に降ろしたついでに、風次第ではちょっとお散歩するかも。
しかし来週の天気予報を見たら雨マークの日が多いですね…
週末までに船台の塗装が終わらない可能性もあるかも。
その時はシールの作業だけですね。
ホームハーバー引越編09へ続く