【FFヒーター取付編05】動かしてみて温度におののく
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今日のマリーナは、富士山は見えますが海が荒ぶっていますわ。 風が15mくらい吹いてて、東京湾アクアラインも速度規制でした。
まぁ別にヨット出すわけじゃないのでなんでもいいんですが。
前回、想像以上にバッテリー容量が必要な事がわかり、今回は予備のバッテリーを充電して持ってきました。 バイク用のやつですが20Ahのやつなので大丈夫でしょう。
ヨットに上がると…
コクピットデッキのチークの一部が濡れています。 ここは屋根も壁もあって濡れない場所なのに。
なぜなら…
面倒なのでそのまま放置してたテスト用の燃料タンクから軽油が漏れていました。 うーむ…
まぁ仕方がないので気を取り直してFFヒーターを仮組みします。
排気パイプの接続にドライバーでホースバンドを締めたくらいで、後は工具も必要無くガチャガチャと組んで、燃料ラインを接続し、持って来たバッテリーをつないで動かしてみます。
どの程度の音がするものなのか… 電源オン!
これは起動直後で結構けたたましい音がしていますが、7〜8分でこの半分くらいになりました。
排気のサイレンサーが付属していましたが、「うるさいのは絶対吸気だろ」と思い(面倒だし)今回はつけていません。
色々と聞き耳をたてていると、想像通りほぼほぼ吸気の音のようですが、この程度なら吸気の場所や消音方法を工夫すれば問題無いレベルっぽいです。
あと、この動画では排気パイプから結構な煙が出ていますが、これも5分10分で消えました。
送風口から出る風はかなり暖かく「ふふ、これは買って正解だったな!」感でいっぱいですわ。 しかし当然排気口から出る排気ガスはもっと暖かい… と言うか火傷レベルです。この空気で吹き出す空気を暖めてるんだから当然ですが。
これで心配していた初期不良は無い事がわかったので、50分程動かして心配な温度の計測にかかります。
排気パイプの温度は…
あぁこの寒空の下(気温10度で風は15m/s超の屋外)、やっぱり100度超えて来るか… このパイプの2〜3cmの所には燃料パイプが通っていますが、
↑これはきっちり断熱してやらないと怖いですね。
少なくともブラブラさせるような事は絶対にまずそうです。
650mm程先の排気の吹き出し口も約120度と、殆ど下がっていません。
実際の排気パイプはもっと長くなるはずですが、断熱材を巻くので温度の低下は見込めないでしょう。 ハルやガンネルに設置する排気口も結構気を使わないといけなさそうです。
これが車なら車体の下とかに外向きに出せば済みますが、ヨットは船体の下は海なので無理です。 そしてエンジンの排気すら漁船や大型船と違って排気口を上に出せないので湿式排気(海水と混ぜて排気)で冷まして排出していますし、雨だけでなくヒール時も含めた海水やスプレーの流入も考えないといけません。 ミキシングエルボやウォーターロックにこの排気パイプを接続する事も考えましたが、ウォーターロックより先は熱の事に関してあまり考えられている設計ではないですし、エンジンを回さない、ましてや水の全くない陸置艇ではちょっと難しそうです。
この辺は実際の設置場所をまだまだ検討しつつ、排気口の種類や断熱方法等を調べて考えたいと思います。
FFヒーター設置編06に続く