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【FFヒーター取付編07】ヒーターより高いスルハル金具は人体移植の夢を見るか?

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えー、今日のマリーナは…   雨が降っているんで行ってません。
自宅のから外を見ますと、

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雨に煙る中、某ボートライセンススクールが講習を行なっておりますな。
毎週末に見かける光景です。

さて、FFヒーターの排気を出すためのスルハルパーツですが、
・排気熱をハルに伝えにくい
・スプレーや雨水を排気パイプに入れない

と言う条件を満たす物を探しましたら、あまり選択の余地がありませんでした。
結局購入したのは…

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これ、お値段1万2千円。
え?? いやいやいや! だって…

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↑このヒーター一式で1万1千円だったのよ?? こっちの方が金具1個より安いって…

と言う中国のコピー&工場横流し市場の低価格製品とゲルマン民族の鼻の高さに比例する欧州ブランド製品の高価格の闇を見た気になりつつ、他にこれに代わるような程々の製品も見つからないので諦めて注文した次第です。

まぁ、その前にかなり安い

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これを一旦は買ったのですが、届いた製品が歪んでいて返品してしまいました。
歪んで無かったら、ハルに楕円の穴を開けるのは苦労するだろうなー。 あと、インナー側も異様に上側の場所取るし。

ヒーター一式よりも高いこのスルハル金具ですが、熱を伝えにくくする(のと水密)パッキン的な物が

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1枚しか入っていませんでした。 説明書を読んでもこれはこれで正しいようですが、独の一流メーカー品(値段がさらに5割増!)で同じ形の物だとアウター側用とインナー側用に2枚ついてくるのが普通のようです。

心配なのでそれらしい物を作る事にします。 インナー側にもパッキンがあって害になるような事なんか無いだろ、きっと。
見た感じテフロン系の素材なので、おそらくテフロンで一番熱に強いPTFE??かな? 検索してみると

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これこれ。 記憶の通りPTFEが一番熱に強そうなので、これを買う事にします。
大学の授業でうっすらと覚えているPTFEの性質と言えば「華氏660度で急速に毒性のある煙を出して劣化」と習った気がしますが、華氏660度って何度だ?? と調べたら摂氏350度でした。
まぁ、多分大丈夫でしょう。

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Amazonで買って届いたのが300mm四方のこれ。

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ニチアスではナフロンと言う名前で販売してるっぽいです。
裏を見ますと

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人体移植には使うなと書いています。
大丈夫、特に移植の予定はありません。 そもそも医者でもありません。

さて、じゃあオリジナルのパッキンをトレースしてこっちのシートをカット… と思いましたが、よく考えたらハルに穴を開ける時にホールソーを使います。
どうせ同じ大きさの穴を開けるんですから、その時に一緒にこれも穴を開ければいいじゃん!と言う事になり、その時までこれは寝かしておく事に。

これで多分、ほとんどの部材は揃いました。
ここから先の作業は実際にハルやトイレの中に穴を開けたりする非可逆的な作業になりますから後には引けません。 桜も咲き(東京は今日開花でしたわ)もう真冬のようなキツイ寒さから春に近づき「あれ?なんでこんな苦労までしてヒーターの据え付けとかしてるんだ?」的な気持ちになりつつも、「次の冬には再び役立つはず!」と言い聞かせテンションを落とさないようにしないと心が折れそうです。

次回は最後の最後にもう一回だけ取り付け場所と排気口の最終確認をしたいと思います。

関係ありませんが、マリーナの前では

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こんな感じでワカメの漁が始まっていまして、船にどんどん黒いわかめが積み上がって行くのをみていましたところ、それを見かねたのかマリーナの女将さんから「ワカメ」と「かじめ」を頂きまして、

もう、このネバネバのかじめ、たまりませんわ! 

FFヒーター取付編08に続く