【漏水センサー01】少しは安心水検知
早いもので、2024年も今日で前半戦は終了。
いや前半戦って… 戦いではないか…
しかしこの前半、自分のヨットで一度もセイリングしてないと言う事実に愕然としますな。
大丈夫か、自分? なんて思った今年の折り返し地点ですわ。
さて、下の写真は10年くらい前の夢の島マリーナ、ウチのヨットのお隣の桟橋での光景。
台風があったわけでもなんでもない時にこれですわ。
うっかりミスやべぇ…と思いましたね(うっかりミスなのかなんなのかは知らないけど)。
しかしご安心下さい、我が愚艇は世界中の方々がご存知… いや、言いすぎました、一部の方はご存じですが、船台に載せられてマリーナの片隅に留め置かれている陸上保管艇です。
嵐も荒波も高潮もだいたい無関係。
荒天時に気にするのはせいぜいウインデックスと風向風速センサー、そして台風の時のマストくらい。
そんなわけで、「キングストンの締め忘れ?なにそれ美味しいの?」くらいに、普段の「水」には無頓着ですわ。
ところが先日、エンジンを下ろしてプロペラシャフトを抜いているという特殊な状況下ではありますが、
こんな事がありまして、センセーショナルなニュースとして全米… いや、全私がびっくりしました。
いや、本当にびっくりしたのよ。
見た瞬間は2秒くらい思考停止したもん。
多分その時に私の事を見てた人がいたら、私の頭の上にクエスチョンマークが何個も浮かんでたのが見えたはず。
こちらについてはシャフトの穴を塞ぐだけという、1分もかからない対策で事なきを得ましたが、やはり陸置保管とは言え水は怖いものというのを再度認識致しました。
そりゃあ船が海に浮かぶという事は船内に水が入らないようになっているわけで、トポロジー的に*風呂桶と同じって事?
風呂桶の中に水を入れれば、それは溜まる一方なのは当たり前ですわな。
いやトポロジー関係ないか、そんなポアンカレ予想な話にヨットは関係ない。
*風呂桶は栓がしてあるものとする。
去年?今年だっけ?ウチのヨットの近くに置いてあるボートなんですが、デッキ上に枯れ葉が堆積し(そんなに積もるか??)、水が溜まってあわや陸で沈む…ところをマリーナのスタッフが発見!なんて事件もあったりで、私も急に怖くなった次第。
そういうわけで念のため、船内に水が溜まったらせいぜいアラートくらいは出すようにしようじゃないかというのが今回のお話です。
別件では、イギリスのIKEAで皿を物色してる時にたまたま見つけたBADRINGという漏水センサーを使用しています。
機能に特に問題はありませんが、他の機器類との連携がイマイチなんですな。
そんな中で我らがSwitchBotから水漏れセンサーが先日発売されましたので、即購入ですわ。
マスプロダクション万歳!
うんうん。
ボタン一つのシンプルな作りは「水を見るだけしか仕事はしませんけど?」と言う強固な意志を感じますな。
コードの先にセンサーがついたタイプもありますが、今回はお試しという事と、コードばっかりになるのが嫌々主義者なので、本体だけで完結するタイプをチョイス。
こっちの方がちょっとだけ安いし、今回は取り付ける場所にも結構余裕がありますし。
これで調子良さそうならセンサー別体式のも購入し、それは機関室の中、PSSの下のスペースに(センサーを)突っ込むつもりです。
電池は単4を2本。
寿命は最大2年と説明されていますが、話半分(+充電電池という事も加味して)で1年毎に電池交換すればいいね。
キャビンに設置されているソーラーだけで動かし続けているアクセサリーバッテリーから直接電気を供給したいところですが、今回ばかりは防水性が求められるモノなので、素直にそのまま使用。
センサー別体式なら水(が来ると想定される場所)から離して設置出来るので、本体に穴を開けて電源はバッテリーからにするな。
電池を入れて、iPhoneと連携。
水に浸けてやると…
↑YouTubeの仕様で、1分間延々水に浸けるシーンのループ
いかにも「アラート」然とした音が本体から鳴りつつ、スマホの画面は
こんな感じですわ。
ふむふむ。
さて、これをどうやって取り付けようかな?
どうも「こうやって取り付けて下さい」的なネジ穴とか無い感じなので、固定するホルダーを作りますか。
エアコンのリモコンを壁につけるようなのをイメージして、CADでそれらしい形を
ささっと書いて、3Dプリンターで、
バーンですわ。
いや、バーンって言っても20分くらいかかるけど。
これを…
こんな感じで差し込んでみるイメージ。
作ったホルダーを両面テープ(←後で綺麗に剥がせるやつ)で壁に貼って、このセンサーを置けばいいですな。
いや、良くないか。
よく考えたら、センサーの場所がここだから、
水がセンサーまで溜まらないと作動しないですやん!!(何も考えてなかった)
センサーに水が到達するまで、ロッカー内の広さから見積って多分300ccくらい?(←確たる根拠のない予想)許容範囲か… な?
次回は多分、これをヨットに取り付けすればいいね。
ま、今回のまとめとして、動画ではこんな感じですわ。