【セイルガード試作】3DプリンターやFFヒーターもお久しぶり
◾️3Dプリンター
今まで使っていた3Dプリンター。
新し物好きが災いして、一般消費者向けの製品がボチボチと出始めた頃に買い求めた物でしたので、とっても高かった割には、製作に時間はかかるし、エラーや失敗も多く、結構早い時期には埃が積もり… みたいな感じでした。
そして今回のAmazonのプライムデー。
何か掘り出し物はないかと、お小遣いを握りしめて密林を探検するが如く彷徨っていますと、Ankerの3Dプリンター、10万円が、なんと3割引の7万円になっているではありませんか。
7万円!?お前、俺が昔買った3Dプリンターがいくらだったか知ってるのか?!そもそも普段の販売価格が10万円って、その金額すら安すぎてびっくりだわ!!
とパソコンにの前で独り言ちても仕方なく、最大250mm/secと言う(浦島太郎の私にとっては)驚愕の製作速度の記載を見た刹那、それは鳴門の渦潮に吸い込まれるが如くショッピングカートに飲み込まれ、そしてこのプリンターの印刷速度よりも早く注文確定しておりました。
私にこれをサジェストしてくるとは、やるな(Amazonの術中にハマる)。
しかしこれ、会社のカードで買っちゃった。
備品ですわ、備品。
フィラメントはちゃんと自分で買いましたよ(当たり前)。
で、翌日にはドーン!と
会社に届き、備品台帳には「プリンター」と登録(嘘ではない)しました。
そして「備品万歳!」と言いながら、早速組み立てて…
会社の物置的なところに設置しましたよ。
では、早速何か作ろう。
んー、とりあえずヨットのアレを作るか。
これまで価格に得心がいかず買ってこなかったアレですよ。
ガチャガチャガチャガチャ…
完成!
キノコ!!
いやいや、こんなの作ってどうする!
そもそもヨットでキノコを何に使う?!
気を取り直してもう一回…
ガチャガチャガチャガチャ
骸骨キーホルダー!
いや、すいません…
買ったばかりなので、ちょっと遊んでみただけですやん。
因みにこの頭蓋骨をなんと呼ぶかには、各世代で差がありますよね。
しゃれこうべ、ガイコツ、ドクロ、スカル。
あなたはなんと呼びますか?
と、余計な話は置いといて、今度こそちゃんとヤツを作りますよ!
↑ほら!ちゃんと出来たでしょ?
ジブローラー?セイルガード?製品名がメーカーや人によってまちまち…
不勉強な私は多くの人が何と呼んでいるのか知りませんが、ライフラインに付けるアレね。
今のヨットにはセイルガードを装備していないんですわ。
なぜなら4年前に買おうとした時、「おいおい、こんな輪っかにXX円かよ!」と躊躇したというケチ臭い話なだけなんですけどね。
無くても言うほどは困らないし(強がり)。
あれから4年か… ようやく装備出来ます。
とりあえず様子見で1個だけ試作しまして、翌日にはマリーナに。
バーン!
まず外輪をライフラインに通し…
バチンとはめます。
うむ、いいですね。
思った通りに工作や作業が進むことが年に何回かありますが、今日はその日だ。
素材は、普通なら耐UV樹脂のフィラメントを使うところですが、今回はPLA+と言う初めてのやつを使用してみました(昔はこんなの無かったと思う)。
PLAは過去に結構使っていて、直射日光下で6〜7年放置でも問題が出ていませんので、プラスが付いてるから余計に大丈夫なんじゃない?と言う勝手なイメージ。
ま、壊れたところで… と言うところもありますしね、試作なので。
さて、試作といえばテスト。
海に出して、風にはためくジブセイルと対峙させ… たいところですが、いかんせん風が無い。
昨晩の予報では風は5mと、なかなか期待できる感じでした。
しかしマリーナに来る途中、横須賀パーキングエリアで缶コーヒーをすすりながら最新の予報を見たら、なんと14時過ぎまで1mと言う予報に変わっているじゃないですか。
実際マリーナに来たら、風速センサーのカップも
微動だにしてませんでしたわ。
こんな無風状態でヨット遊びは無理。
ああ、横須賀パーキングエリアと言えば、
こんなヨット?のマークをつけたトラックがいましたよ。
このヨット、ちょっとブームが落ちてない?
ヘッドセイルはレーティング対策なのか、ノンオーバーラップジブですな。
◾️給油
海にも出せないし、給油しますわ。
前回の給油が2月末でしたが、記録によると給油後のヨットの稼働は
こんな感じ。
これまでの経験から、これくらいだと20リットルくらいは入るはず(機走、帆走、機帆走を織り交ぜて動かしていると、私の乗り方では移動距離に関係なく、なんとなく1時間に1リットルくらいなんですわ)。
マリーナで(私が勝手に)ストックしている軽油が20リットル×2個ありますから、1個入れよう。
まずは燃料タンク内にゴミが落ちないよう、フィラーキャップ周辺を拭き掃除してやって…
ジョロジョロジョロ
ま、片手にiPhone、片手にポリタンクだったんでこぼしたけどね…
こぼした時に、軽油で手もべちゃべちゃに。
こんな時は、
冷感シートがいいですよ。
霊感シートはダメ(そんな物ありません)。
■FFヒーター
さて、給油前に時間を巻き戻します。
FFヒーター、皆さん覚えておられますか?取り付けに四苦八苦した、あの暖房装置を。
寒い冬、海上でもマリーナでも、キャビンだけはホカホカにしてくれているありがたい装置です。
しかし使わずに放置しておくと、排気系の詰まりなどで故障の原因になりますので、数ヶ月に一度くらいは稼働させないといけません(って説明書に書いてある)。
そう、たとえこんな暑い季節でもね…
前回FFヒーターを動かしたのは、寒さ真っ盛りの2月頃。
それから5ヶ月、そろそろ運転させておかないと心配です。
せめて給油でキャビンの外に出ている間だけでもヒーターを動かしますか。
何度も言いますよ、暑いけどね。
まだ朝早くて、気温は30度に届いていませんから、今のうちに…
数ヶ月ぶりにヒーターオン!
カチカチカチカチ… ブォーー
しばしの燃料ポンプの作動音の後、燃焼・排気音と共に熱風がキャビンを満たそうと、吐出されて来ました。
起動を確認したら給油作業のためキャビンを後に。
多分15〜20分くらい給油にかかったでしょうか?(こぼしたからね)作業後にキャビンに戻ると、温度計が44度と表示されてます…
あっつ!サウナ?
ダッシュでヒーターをオフにし、ハッチ類を全て開けて外へ待避しましたわ。
そんな感じの、マリーナの半日でした。
来週は風がきちんと吹いて、楽しいセイリングが出来ますように。