ブログにおける文章の書き方・ちょっとしたコツ(初級編)
はじめに ブログにおけるライティング
「ブログに興味がある、でも文章を書くのが苦手だから……」
そう思ってなかなか踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
しかし、ブログのライティングは、コツさえ掴めば「誰でも、ある程度の水準には短時間で達する」ものだと考えています。
「文章を書くことに苦手意識がある」ことだけがネックなのであれば、そういった方にこそ、このnoteをご覧いただきたいと思います。
内容としては、ブロガーとしてバリバリ活躍されている方、マーケティング技法を学んでいる方にとっては物足りないかもしれません。(初級編)の文字のとおり、特に初心者の方向けとなっています。
もくじ
・ブログにおけるライティング
・ブログ記事と小説の違い
・記事の構成・フレームワーク
・文章の説得力 定量データと定性データ
・文章のリズム 聴覚のリズムと視覚のリズム
・小説、ブログ記事等形式を問わず役立つ小技
・まとめ
・便利なツール集
(約8,500字の内容です)
ブログ記事と小説の違い
私は曲がりなりにも小説を商業出版しておりますが、だからこそ、小説などの文章とブログの文章は全く異なると声を大にして言いたいです(後述しますが共通して役立つ部分ももちろんあります)。
「物語」を描くか、「記事」を書くか、という違いは勿論のこと、それ以外にも、小説とブログ記事には大きな違いが二つあります。
一つ目の大きな違いは、小説の場合は「物語」であるため、基本的に結論(大オチ)は一番最後に配置しなくてはなりません。
しかしブログ記事の場合、一番言いたい結論を文の末尾に置いてしまうと、「そこまで読み進めた一部の人」にしか読んでもらえません。そこで重要になってくるのが、要素の配置、文章の構成です。
次に挙げる大きな違いは、書き手の「ターゲット意識」です。
小説を書く場合、ジャンルやプロットなどは書き手が考えますが、「売れる作品」を意識するのはどちらかといえば編集者の仕事です。
しかしブログやHPなどのライティングの場合、文章を書く前から書き手がターゲットを明確に意識する必要があります。
「歳はいくつで、性別は何で、収入はどれくらいで、どんなことに悩んでいて、どんな情報が知りたいのか……」といったことを予め絞り込み、明確なターゲット(ペルソナ)を設定した記事は、反応が全く異なるはずです。
まずは「今書こうとしている記事を、いったいどんな人に届けたいのか」を決めることから始めましょう。
ざっくりでもターゲットが設定できたら、次は記事の構成について見ていきたいと思います。
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