スパイダーバースで母親はスペイン語で何と言っているか
シリーズ第2作「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」
日本でもネット販売始まりましたね!劇場で字幕&吹替を楽しんで観ましたが、一度買えばこれからは何度見てもタダ!実質無料ですよ!
主人公のマイルスはアフリカ系の父親とプエルトリコ系の母親のミックス。プエルトリコはスペイン語圏なので母リオはちょいちょいスペイン語を話すのですが、その部分では字幕が付かないのです。アメリカ本国でもそうだったようで、それは脚本のフィル・ロード氏(Phil Lord)がキューバ系アメリカ人の家庭で育ったためのようです。「スペイン語は普段から聞こえる言葉」という意図で前作「Into the Spider-verse」のインタビューで答えています。
アメリカでの上映で、字幕がない英語音声に突然「スペイン語への字幕」が表示されたら、どこか特別な"外の物"として感じられてしまう。自分たちにとってスペイン語は日常なのに。…という意見も確かにアメリカのオーディエンス向けにはわかります。公用語が決まっていない国ですし、ヒスパニック系の人口は約20%らしいですし。もっとスペイン語が普通の言語として扱われたいよね。
しかーし!輸入している私たち、ここ日本では、平時には両方に字幕が付くのです!
なんて言ってるか知りたい!と無粋ですが、アクロス・ザ・スパイダーバースのスペイン語部分を聞き取りアプリに通してみました。私は学生時代にスペイン語を勉強して、読む分には辞書があれば問題ないのですが、リスニングは全然です。。。
リオ「こっちみて?ありえない。」
マイルス「ごめん母さん、僕のせいじゃないんだ。」
リオ「何が僕のせいじゃないって?スペイン語のクラス取ってるでしょ?」
おばちゃん「こんにちは!素晴らしい家族ね!こんなに大きくなって!(マイルスをの頬を両手で揉みしだきながら)」
リオ「何でも話して(英語)。私たちの間に秘密はないでしょ(スペイン語)。」
ぶっちゃけ映像と文脈でわかるっちゃわかりますし、そういう意図で本国でも字幕がないのだとわかりますが、それが自然に織り込まれてるのはやっぱりすごいですね。シリーズ第3作のエンディングではマイルスは"ナイスなケーキ"を持って家族のもとに帰れるのか…?第1作と第2作のマラソンして気持ちを高めておきます!