映画「FALL」からみる女性の生きづらさ
※ネタバレ含みます
あの邦画版ポスターが話題になってたやつです。見ました。インフルエンサーが地上600mの塔に取り残されてどーしよ!?(どーする!?)という話。
人と会う予定がある前に見るものではなかったです。手汗はまだしも脇汗びっしょりで出かけました。
スリラー描写は普通にすごくてB級と言われてるの後から知ってほええってなりました。塔という狭い空間の中でこんなに展開作れるんだって思いました。
というのはFilmarksで100回言われてるのでいいとして、、、
ふとこの主人公のハンターとベッキー以外に女性が登場しない(ダイナーの店員をのぞいて)ことに気づいて恣意的なものを感じたので、なんとなく書き記しておきます。考えながら書いています。
・ベッキーが塞ぎ込む原因となったクライミング中の事故で亡くなった夫のダン
・ハンターと浮気(不倫?)していたダン
・塔の上の2人を発見したが車を奪って逃げたゲイカップル
・最後の希望を乗せて飛ばしたドローンを轢いたトラック運転手のおじさん
ダン(夫)がメインではあるのですが、彼女たちはとにかく男性に振り回されている。統計上トラック運転主に男性が多いとしても、ベッキーもよく考えたら父親しか出てこないし、途中の嫌なロン毛もあえて男性同士にしているのも何か意図的なものを感じる。
色々レビューを見てたら塔が男根を示しているなどあって、ふむふむこれはスリラー映画の皮を被ったフェミニズム映画なのでは?と思い始めた(わたしはフェミニズムに明るくないので、違ったらすみません…あくまで女性当事者として感じた感想です)。
ハンターもハンターで動画の収益を伸ばすためにブラで乳を盛っている=ある意味男性視聴者に搾取されてるともいえる。
終盤で彼女がブラを脱ぎ捨て、動画のために作り上げられた「デンジャーD」というキャラクターを葬ったのはそういった男性からの独立も表現したかったのかなと思う。
そんな彼女は生き延びるための挑戦の結果、落下して死んだ。一方ベッキーは彼女の死後朦朧となりながらもハゲワシを喰らい、ハンターの死体を使って生き延びた。
こうでもしなきゃ生き残れないし、こうしてでも生き残れない人がいる。というのをなんとなく読み取った。
全然違うかも…男性監督だし…(というのも偏見ですが)
でも普段あまりそういうことを考えない私がそのように感じたので、そういう受け取り方もアリにしてください!!!
皆さんも見たことがあったらどのように感じたか教えてください!気になる!!!!
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