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一岡伶奈、それは私が見た光

2024年9月5日。
これは記念すべき日だ。私の世界から消えてしまったと思っていた推しが、舞い戻ってきたのだから。
書き出してみただけで心に喜びが満ち溢れる。ああ、本当に嬉しい。

一岡伶奈さん。
私が世界一かわいいと思っている女性で、今年の2月いっぱいまではハロプロおよびBEYOOOOONDSでアイドルとして活動していた。
活動していた。そう、3月1日をもって彼女は、体調不良を原因にそのどちらも卒業している。
一岡伶奈の卒業。これを聞いた時、私の目の前は真っ暗になった。この時は本当に辛かった。誰かに助けてほしいくらいだった。
一岡伶奈さん最推しのBEYOOOOONDSもハロプロもみんな好き!といった感じのヲタクだったのに、指標を失ったようにハロプロ自体は好きだけどどう応援していいのか分からなくなっていた。

こういうのを亡霊ヲタというらしい。
言い得て妙だと思う。
いつだったか、つばきファクトリーの番組に生霊を見ることができる、みたいな人が出ていた。その時は、各メンバーのファン層を生霊から見る、というようなことをやっていた気がする。当該の番組は見ていないのだが、Twitterで話題になっていた記憶がある。
そして私はTwitterのそのトピックを見て、「ファンって推しに生霊を飛ばしているのか」と思った。番組を見れていないのとTwitterの聞きかじりなので、番組の趣旨と私が受け取ったことがまるきし違ったら申し訳ない。
閑話休題。
とにかく、「私も一岡さんに生霊を飛ばしているのだろうな」とその時思ったのだ。
でも一岡さんが卒業して、心は、生き霊は、一岡さんのもとに飛ぼうとしているのに、一岡さんがどこにいるのか何をしているのか分からなくて彷徨っている。
心が彷徨っているから、ハロプロに本腰が入らない。
まさに亡霊だ。

でも、その亡霊も成仏する日が来たようだ。
一岡伶奈さんが、一岡伶奈さんとして、アイドルとして、彼女の夢の姿で、戻ってきてくれたのだから。

飛ばしていた生霊が、いつか一岡さんのもとに辿り着いて、何か些細な不運や不幸から彼女を守ることがあれば、私はそれで幸せだ。そう思っていた。

今でも思っていないことはないけど。ああ、でもそんなこと言ってられない。彼女を応援することこそ、私の最も幸せなことのひとつであり、最上の喜びなんだとわかる。
彼女が微笑んだ写真ひとつ、世界に発信してくれるだけで私の世界は光が溢れてきらきらして、小鳥が囀るような気さえする。
なんて美しいんだろ。私の世界のサイゼリヤには、ボッティチェリでもラファエロでもなく貴女の写真が飾られているよ。

一岡伶奈さん。大好きです。
貴女の新しいステージを照らす、ひとつのペンライトになります。どうか幸せで輝かしい道を歩んでください。


いつの間にか、一岡さんへのファンレターみたいになっててウケる。照れる。
色々考えを整理したくて筆を執ったはずなのに。
あんまり触れたくはないけれど、アウトプットしないとパンクしそうだし、無条件で流れてくるTwitterなどより、読む読まないの選択肢が取れるnoteならと思って書く。
なんとなく察して、もういいよ〜、あなたは推しが戻ってきて幸せなのねってところで終わらせたい方はここで読み終えてください。




あなた、覚悟してきてる人ですよね
書きますけど、なんかハロプロが嫌になっていっちゃんは辞めたんじゃないかとか、仮病だったんじゃないかとか、色々書いてる人、いますよね。
邪推に過ぎないのに。
一個人の気持ちとしては、それがすごい嫌。
なんとな〜く過ぎっちゃう気持ちはわかる。
アイドルとしてもう一度活動できるんだったら、ハロプロがいいって、その気持ちがみんなの根底にあるんだと思う。
私も、BEYOOOOONDSにいた一岡伶奈さんを好きになったから。
BEYOOOOONDSの作る世界が好きだから。
ハロプロが好きだから。
すごいよくわかる、いっちゃん、ハロプロにいてよって。

この気持ち、たかだか数年程度のヲタクの私がよくわかるんだから、アイドル本人が、それも長くハロプロに関わってきた一岡さんが分からないわけがないと思うんだ。
なんか有名な発言あるじゃないですか。ハロプロ公式の番組?か何かで招かれた著名人ヲタが言っちゃったとかいうやつ。
ハロプロ卒業したら興味が〜、みたいな。
こういう一派がいること、アイドル本人たちが一番肌で感じてるはずだ。

ハロプロってファンダムが特殊だ。
他の女性アイドルのファンダムよく知らないくせによくこんな主語でかくいけるなって感じだけど、なんというか、こう、言葉を選ばなければ卑屈だなと今回感じた。こんなん炎上しそうな言い方しかできないけど。
ハロプロに誇りを持っていて、ハロプロのアイドルってすごい!ってみんな私含めて思ってる。
思ってるのに、事務所が売ろう売ろうとする意識がないせいか、いろんなことがファンダム内で完結してしまうせいか、事務所がどこ行くねーんって感じのせいか、まあとにかく、ハロプロとは違う業態を持つアイドルに対して、劣等感というかなんというか、持っている気がする。
例えば、「◯◯がハロプロにいてくれてるのは不思議だ」とか、見かけることあるけどこういう感覚ゆえかなと思う。
だから他のアイドルオーディション受けてたんじゃないかとか、それこそハロプロ卒業して別のアイドルやるとかに敏感だしピリッとする。
こういうヲタクたちの特性だって理解してないハロプロのアイドルいないだろうと思う。

なのに、彼女が卒業を選んだということ。
選ばざるを得なかったんじゃないかということ。

急に自分語りで恐縮だが、自分も大学をやめかけたことがある。
大学の勉強は好きで、まだ続けたくて、続けるなら大学にいるのが一番良くて、でもどうしても体と心がついていかなくて、やめるしかないんじゃないかと思った。
正直、大学なんて施設はある程度私みたいな人間がいて救済措置があるから辞めなくて済んだけど、アイドルなんて特殊な職業はどうなんだろう。
一岡さんの決断について考えるとき、私はどうしてもこの経験が過ぎるから、先述のをオタクたちの意見とかをTwitterで見かけるとモヤモヤするのだ。
どんな事情があったのかは知らない。
でも一岡さんの人生において、大きな分岐点であることは確かなのだ。その決断を、思い込みで軽々しく扱わないでほしい。
私の考えも、思い込みに過ぎないと言えば過ぎないのだけれど。


なんとなく整理がついたので、ぐだぐだ言うのもここらで終わりにしよう。
色々書いたけども、彼女の卒業に際して、事務所が応援のメッセージを添えたことが全てだと思うのだ。
一岡さんは愛したら、愛したそのものからその分愛が返ってくる人だと思っている。
彼女がハロプロを直向きに目指して愛したから、ハロプロもあのメッセージという形で愛を返したと私は捉えている。
正直、彼女の道は切り開かなければいけない整備されていない道で、その万難を排すことは私にはできない。
でも、彼女の新天地の環境が良いものであるように願っているし、彼女の新しい挑戦を私は応援したいと思う。
私の世界を照らしてくれる恩を返したい。
一岡伶奈、それは私が見た希望


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