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冷たい部屋でずっと蹲ってるのは誰の幸せも見たくないからだ。また何にこんな、お金を使ったの…
おしゃべりをしよう、誰が誰だか分からなくなるまで。嘘しか吐けないこの指が、この冬に凍てつ…
褒められないこどもだった。 頑張ったね、と言われないこどもだった。 それは今にして思…
今がまるで成人のそれではない仕草をしていること、僕が一番に自覚的であろうと思う。だから…
泣いてしまうようなことだった、まるで少女のような私のこころは未だかたちを留めずに、だか…
夢を見た、夢の中で貴方は僕に手紙を送って、それはひどく丁寧な、ラブレターで。僕はその青い…
涙が出そうになる理由なんて何処にもない、ないのに雨が降り出すように妙にしんとした気持ちで、涙を流したいような、そんな心地になる。理由なんて何処にもない、いつか昔に突き刺さった棘が、もしかしたら落ちたかもしれないけれど、そんな遠くの魔法が解けるようなもので、今、何かあった訳ではない。 僕らは多面体で、球体にはなれなくて、だからこんな世界でずっと、照射されるべき場所を選んでいる。本当はずっと陰でいたいのに、それも難しいから。心なんてものがささやきあっては、どっちを前にするかで戦争
大切だから箱に詰めてそのままずっと出さずにいることをしたいだなんてよく、言われるけれど…