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15 大縄なんてミス排除ゲー…か?

こんにちは。中堅小学校教員です。
アラフォーです。昔は三重飛びできました。本当にできたんです…


さて、冬ですし 極寒ですし
学校では 大縄に取り組む時期ではないでしょうか。


僕は常々思っています。
大縄なんてミス排除ゲー」じゃないかと。

やっている人なら分かると思いますが、
八の字飛びでのイチミス=大体10回は回数が減ります。ペースの速度が速いと20回分でしょう。これはキツい。

この数字は、バスケットの1失点ではなく、例えるならサッカーの1失点レベルに痛いのです。

ミスが痛すぎるわけです。競技性として、このように感じています。


校内トータルで見るとマイナス

1校目あたりの若い頃は、大縄に燃えに燃えたものです。

校内大縄大会では優勝を目指すのが当然! 
何なら学校外の大会にも出場しちゃうぞ!
ファイヤー! プリン学級は大縄!

そんな一面もあったものです。


ただ、年次を重ねるにつれ
前述した「ミス排除ゲー」の一面を実感するとともに

僕の学級の勝ち=隣の学級の負け 

という負の側面と向き合うことが多くなってきました。後輩と組むことがわりと多かったので、学級解散前のこの時期に負けるのは後輩よりも自分の学級のほうがいいわけです。


体と声の大きな元気のいい担任の学級が勝つことなど、校内トータルで見たときにマイナスでしかないわけです。

伝われっ!!

大縄。嫌な子も多いですよね。
疎外感を味わっているのかもしれません



結局は、不自然でしかない

鼻息荒く、相変わらず極端な話をしましたが

さて、
今年度は異動して小規模校で何だか時間がゆっくりと感じる、そんな日々を過ごしているわけです。

最近は、彼らの成長に驚くことが多いです。嬉しいですね。

もちろん、冬ですし極寒ですし
今年も大縄をしていますが、単学級で 他学級と競うこともない彼らは回数を一つの目安として日々頑張っています。


大縄だけじゃありません。

ドッヂしたいときはするし、
この前は教室で何でもバスケットがしたかったようなのでそれで盛り上がっていました。


ただ練習するときは、得意な子も苦手な子もみんなで跳んでいます。
苦手な子も大縄をすることが楽しいみたいで、ニコニコやっています。(本当のところは分かりませんがね)

「◯◯、うまくなったな〜!」
「どんまい!楽しく行こー」
「前の人についていくんやで」

そんな声かけが多いです。

彼らの様子を見て、
【ああ、僕がいろいろやっていたのは結局、不自然でしかなかったのかもな】なんて考えていました。


◯優勝目指して、ガンガンいくのも
◯「みんなはどうしたい?」なんて答えの決まっている教師の問いに答えさせているのも
◯我々はエンジョイでいこう!なんて言いながら導くのも

です。不自然だったのかもしれません。

体を動かすとスッキリする
体を動かすとあたたかい
みんなですると楽しい
それでいいのかもね。


今年の学級の素敵なところの1つが
縄を回したい子がいない
ところです。みんな、跳びたいのです。苦手な子も。

あまりなかったパターンだなあと感じます。


このまま育ってほしいなあと思いながら、きっと明日も僕は縄を回すのでしょう。じゃんけんで負けた誰かと。

いよいよ腰が痛いので
週末にはまた整体に,行かなければなりません。

それもまた,自然なのでしょう。笑



読んでいただきありがとうございました♪
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