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原神考察「世界の淀み」とはなにか

本記事はver3.3 魔人任務 第三章 第五幕までの内容となります

現在の目的

私はすでに一度旅をした。だから、空も私と同じように終点に辿り着けば、この世界の淀みを見届けることができる。

魔人任務 第一章 第四幕 私たちはいずれ再会する
誇りのない試練

ゲーム開始時点では「兄妹」を探す旅だったが、この魔人任務より旅の終点で「世界の淀み」を見ることが現在の目標になっている

世界樹への干渉

スメール編では世界樹を救うために「禁忌の知識」と共にマハールッカデヴァータ(先代 草神)を世界樹から抹消した

私を世界樹から抹消するということは…私が始めからこの世に存在しなかったのと同じこと。

魔人任務 第三章 第五幕 虚空の鼓動、熾盛の劫火
意識の舟が行き着く処
マハールッカデヴァータ

(…どうやら、みんなマハールッカデヴァータを忘れた後、記憶に変化が起こったみたいだ。スメールの歴史に対する認識も変わっている…)
(今の彼らは、スメールの神が最初から最後までクラクサナリデビ一人だったと思ってる…)
(…もしかしたら、俺はテイワット大陸で唯一マハールッカデヴァータを覚えてる存在かもしれない。)

魔人任務 第三章 第五幕 虚空の鼓動、熾盛の劫火
勝利の祝い酒

また、雷電将軍の任務でも同様のことが起こっている
雷電眞の意識空間で植えた種が過去の稲妻で芽吹き、神櫻になった

汝が神櫻に奇妙な感覚を抱いておるのは知っておる。じゃが妾から言わせれば、神櫻はずっと存在していたんじゃ。

天下人の章 第二幕 須臾百夢
煌々たる櫻
八重神子

こちらでも旅人とパイモンと雷電影だけが神櫻が過去から存在したものではないことを認識しており、それ以外の人物は昔からあったと認識しています

神櫻が世界樹の一部とは明言されていません(?)がその一部である雷櫻は地脈と繋がっています

雷櫻、神櫻の枝なり。鳴神の分霊であり、大社の分祠である。
彼の時、天より災い、地より妖魔が現れ、土は穢れ、百鬼が跋扈する。大社より枝を折り、不浄を鎮める。
月日重ね、穢れは蓄積する。これを祓うべし。

神櫻大祓要略

知っていると思いますが、雷櫻は雷神の永遠の見守りを象徴するもので、邪を払い、地脈を浄化する力があります。

神櫻大祓

花散里

形からして世界樹の一部っぽくはありますが

この記事の本筋とは離れますが、
結局のところ神櫻大祓がカーンルイアの持ち込んだ「漆黒の意思/穢れ」を祓うということは
カーンルイアの「禁忌の知識」を稲妻では神櫻(世界樹?)に吸わせてそれを定期的に具現化させて倒してもらうことだった訳です

もう一つの書き換え

さて、旅人はこれまでに2度の歴史の書き換えに遭遇していますが、もうひとつ書き換えが行われていることがナヒーダとの会話で明かされています

あなたの探しているあの血縁者は、あなたとは違うみたいなの。この世界は確かに、彼女についての情報を記録しているわ。
言い換えると、彼女はこの世界の人間なのかもしれないわね。

(そんな…俺と蛍はかつて一緒に星海の間を旅していた…蛍がテイワット人なわけが…)
(明らかにおかしい。まさか俺の記憶に問題が?それともこの世界が蛍に何かしたんだろうか…)

私の触れられる記録の中では、あなたの血縁者は突如としてカーンルイアに現れたの…
でも彼女の旅が終わりに近づいた時、世界樹にある彼女についての記録がいきなりぼやけたの…

魔人任務 第三章 第五幕 虚空の鼓動、熾盛の劫火
勝利の祝い酒
空/ナヒーダ

現状、書き換えが可能な世界樹よりも、その影響を受けない主人公の認識が正しいと捉えます

つまりここでも、「蛍がテイワット人である」という書き換えが起こっています

考察

さて、冒頭の問い「世界の淀み」とは何なのか?

稲妻・スメールではアビス(禁忌の知識)関連の問題を解決するために歴史に干渉しました

私は、これは度重なる歴史の修正による破綻なのではないかと思います
いわゆるタイムパラドックス

淀み:水や空気などが流れずにたまっていること

つまり時間の流れが淀んでしまっているのではないでしょうか?

アビスと氷神の狙い

氷神もカーンルイア戦のときに雷電影と同じように世界樹による歴史改変を観測してしまったのかもしれません

どこかでタイムパラドックスによる破綻が起きる前に現在の天理(法則)を破壊して、世界をやり直すというのが最終計画なのではないでしょうか?