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【原神】砂漠の神々とジンニー・花霊のお話【ver3.6】

ver3.4でエリア「千尋の砂漠」と世界任務「ビルキースの哀歌」が実装されました。

古の砂漠のお話を整理しようと思う

2023.4.23 ver3.6の内容を追加と修正・追記
※基本的には時系列順ですが一部前後していたり、そもそもゲーム内で判明していない要素があります


登場人物

・草神
別名:マハールッカデヴァータ(称号)/クラクサナリデビ(称号)/ナヒーダ(人間形態)/ブエル(魔人名)

・花神
別名:ナブ・マリカッタ(称号)/プシュパヴァティカ国の女主人/花の女主人

・アフマル(人間形態)
別名:キングデシェレト(称号)/アモン(魔人名)/赤砂の王/スカーレットキング

・その他(砂漠側)
リルパァール/リルファル/…最古ジンニーの1人
シリン…リルパァールの娘
パーヴェズラヴァン…ジュラバド二代目王
シェロイ…シリンとパーヴェズラヴァンの息子
アペプ…天理襲来前(元素七龍時代)より存在する龍

・その他(花霊側)
甘露の主…先代水神エゲリア
シームルグ…花霊の祖先で原初の霊光
ズルヴァーン…かつてダインスレイヴと共に戦った最古の霊光

※各魔人の( )は
魔人名…魔人本来の名前
人間形態…バルバトス=ウェンティ モラクス=鍾離のような人間の時に使用している名前
称号は名前が何らかの意味を持っているもの…クラクサナリデビ(小さい吉祥草の女神)、キングデシェレト(赤い大地の王)の意

天地崩壊と花神の降臨まで

聖遺物「〇〇祭りの人」シリーズのストーリーより、かつては天空の使者(月の民)が地上の人々を導いていた

仙霊…昔話に出てくる「仙霊」は偉大な種族で、地上には存在しない知恵と美貌を兼ね備えてる。カレらはナラと一緒に行動して、ナラに言葉や自然哲学を教えてくれる。
仙霊はその種族が最後に残した抜け殻にすぎない。カレらは生まれながらにして呪いを背負ってる。ナラと愛し合えば知恵や力を失い、体も退化する。

森林書 第3章 夢を失った苗畑
過去の子供たちのために

ある時、第二降臨者がテイワットに現れ、月の三姉妹と恋に落ちたが
天理の怒りに触れる(?)

それはすでに失われた記憶。仙霊の先祖と外来の旅人が出会い、月の宮殿の三姉妹を証人として永遠の誓いを立てた。そのわずか30日後、災いが起こり、仙霊とその恋人は崩れ落ちる天地の間をさまよった。やがて災いは彼らの足どりを止め、冷酷な罰で彼らを引き裂き、記憶さえも打ち砕いた。

絶雲紀聞
山霊

月の大災禍が発生し、月の三姉妹のうち二人が亡くなる

第二降臨者により「禁忌の知識」(アビス)がもたらされ、龍王(ニーベルンゲン)もそれを手に入れ(想像)、天理に抗ったが敗北

天上から第二の王座が訪れ、創造の始まりを彷彿させる大戦が起ころうとしていた。あの日、空が落ち、大地が割れた。

白夜国館蔵
日月前事

ナヒーダ : どうやって「禁忌の知識」と関わったの?
アペプ : 話せば長くなるが…遥か昔、我らはあれこそが天理に勝てる唯一の力だと思った。
アペプ : 「龍王(ニーベルンゲン)」が世界の外から手に入れた漆黒の力は我らを導き、外来者が定義した秩序に抗う手段になると。

伝説任務
知恵の主の章 第二幕
自分が何者かを忘れたら

天理は勝利したが、地上の人々は天理の支配を疑うようになる
そのために文明のリセットを行う。同時に大戦で不安定になったテイワットや禁忌の知識(アビス)を抑えるために寒天の釘を各地に落とす(想像)

アペプ:空前絶後の戦いがテイワットで繰り広げられた。その悲惨さと言ったら…危うく世界全体を崩壊させるところだった。
アペプ : 勝者は世界を形作る権利があるが、敗者は灰となるのみ…
アペプ : だが「龍王」が逝去された後も、余は局面を逆転させる方法を探すことを諦めなかった。
アペプ : 粉々になろうとする世界の境界線でより多くの「禁忌の知識」を得ようとしたが…それもまた天から落とされた巨大な釘によって差し止められた。

伝説任務
知恵の主の章 第二幕
自分が何者かを忘れたら

同時期に天理によって月の民だった花神は地上へ追放される
花神が三姉妹の内の1人かは不明
力を失った一部の民は姿を維持できなくなり、仙霊になった

「それはかつての、平和だった遥か昔の時代。多くの使者は凡人と交流し、天空からの言葉を伝えていた…」
「けれどその後、侵入者は天空の外から来て、数えきれないほど多くを破壊した。川も海もひっくり返って、疫病が横行して…」
「外から来た者たちは私の血族に戦争をもたらし、大地の枷をも破る妄想をもたらした…」
「天の主は妄想と突破を恐れ、大地を補う天の釘を落とし、凡人の国を滅ぼした…」
「私たちもそれぞれ追放という災いを身に受け、天空との連絡は途絶え、教化する力を失ってしまった…」

聖遺物 楽園の絶花
紫晶の花冠

砂漠を彷徨った花神がオアシスを創造しサウマラタ蓮からジンニーが生まれる(ニュアンス不明)

花の女主人は荒れ果てた大地で七十二もの夜を流浪したと言われている…
踵は無情な砂利にこすられ、その傷口から清浄な泉が流れ出し、尽きぬせせらぎへと変わった。
そして、その水の恵みによって緑の園圃が生まれ、夜のように青い睡蓮(おそらくサウマラタ蓮)がその中から生まれた…
睡蓮はジンニーの母であり、ジンニーは溺れさせるような眠りと、失った苦しみの記憶から生まれた。

聖遺物 楽園の絶花
月娘の華彩

アランムフクンダがザクロから生まれるよりも遠い昔…高貴で美しい偉大な種族があなたがたの先祖と共に歩んだ時代に、
三人の姉妹がいた。夜になると彼女たちは真珠色の宮殿を抜け出して、砂漠を歩いた。足元にはサウマラタ蓮が咲いていた

武器 ムーンピアサー

三魔人の出会い

アフマルが空より追放される
(経緯不明?花神の話がすり替わっている可能性もある?)

アフマルは、空の失われた跡継ぎだと言われている。そのため、大地四方の王でありながら、三大部族の無数の民に信仰されていた。とりとめのないジンニーに崇拝されながら、天穹を見上げるたび、空にある数多の楽園と千年前の無慈悲な仕打ちを思い出すのだ。
(中略)
「我々の陛下、空の跡継ぎ、魔神の征服者、賢者たちの頭領よ——」

アフマルの物語

花神とキングデシェレトが出会う(ここの経緯については語られていない)

キングデシェレトが花神より月の過去を教わる

「なぜ常にため息を吐いているのかと聞いてくれたわね。今夜は明るい月夜だし、昔のことでもゆっくり教えてあげる…」

聖遺物 楽園の絶花
紫晶の花冠

キングデシェレトと花神がジンニーのためにアイ·ハヌムを建設

アフマルはかつて、手綱とくびきでジンニーを駆役し、その哀歌から悲惨な月と馬車の明星の前事を学び、壮大なアンフィテアトルムシティ、アイ·ハヌム——「月娘の城」を造ることで記念した。伝説によれば、これはジンニーの城であり、アフマルが月の遺民から授かった楽土である。その返礼としてジンニーは、アフマルのために彼の墓に使う巨大な門扉を鋳造した。

アフマルの物語

花の王者はかつて、ジンニーのために善行をした。
花とオアシスの女主人はかつて、砂漠の王と共に、ジンニーのために「アンフィテアトルムシティ」——アイ·ハヌムを建てた。古いジンニーの言葉によれば、その言葉は「月娘の城」という意味らしい。

武器突破素材 オアシスガーデンの哀思

花神とキングデシェレトが結婚する(書籍やストーリーによって伴侶だったり親友と表記されたりで結婚という表現が正しいかは?)

沈黙の王が水晶の秘密を通して目にしたすべてのように、また、すでに消え去った伴侶からの教えのように。

武器突破素材 烈日権威の残光

…以来、二人の女王は強固な同盟を結び、当初から傍にいた者、(血?怒り?レッドクラウン?)の君王と三人で一致団結し、(…)の民を永遠の繁栄へと導いていく。

プシュパの歌 第3巻

花神と草神(マハールッカデヴァータ)が出会い、意気投合する

草神・花神・キングデシェレトによって楽土「ヴァリ·ヴィジャ」が結成する
(ヴァリ・ヴィジャが地名なのか同盟の名前なのか?)

…以来、二人の女王は強固な同盟を結び、当初から傍にいた者、(血?怒り?レッドクラウン?)の君王と三人で一致団結し、(…)の民を永遠の繁栄へと導いていく。

プシュパの歌 第3巻

その時、楽土「ヴァリ·ヴィジャ」が荒れ狂う金色の砂に押し流され、三生魔神の一人が沈んだ。

シェロイとシリンの物語 第1巻

アフマルの野望

キングデシェレトが天理に反抗することを決意

あの夜、キングデシェレトが言ったことは誰一人知らない。最も古いジンニーでさえ、口を噤んだ。
あの夜、キングデシェレトが露わにした欲求は誰一人覚えていない。最も知恵ある神でさえ、震え慄いたのだ。
しかし、花の主はその中の深意を知った――彼女の予想通り、そして彼女の計算通り。
砂海とオアシスの中で最も強く、最も高潔な王は、最も反逆的な狂想を抱いていた。

聖遺物 楽園の絶花
守秘の魔瓶

花神がキングデシェレトに協力する
(当初は天理からの裁きを懸念して反対だった)

でも、故郷はいつまでも私を呼んでいるの。たとえ星空と深淵の災難が水晶に浮かび上がったとしても。」
「私の警告を肝に銘じて。四つの影の持ち主を追ってはならない。天空と深淵の秘密を覗いてはならない。」
「さもなければ、断罪の釘が示したように、次々と災難や苦痛がやってくる結末が訪れるだけ。」

聖遺物 楽園の絶花
紫晶の花冠

ジンニーだけが涙を流す過去、オアシスの女主人は最後の決断をした。
彼女は、やっと気づいたのだ。自分の運命は謎ではなく、秘密の扉を開く鍵であることに。
キングデシェレトの言葉と夢を通じて、彼女は世界のおかしな規則を超越する可能性を見据えた。

聖遺物 楽園の絶花
落謝の宴席

花神の最期

花神がカーンルイアと魔物の襲来で土地が荒れることを予感
花神が自身の一部を分離させ、草神(マハールッカデヴァータ)に霊光を預ける

「だから、あなたを私の体から分離させたのよ。どうか、悪夢の到来を止めて。」
「私の霊光、私の光よ…」
「漆黒の潮の到来をあの子に告げたことがある。あなたはその中から責務と運命を知るでしょう。」

聖遺物 花海甘露の光
霊光起源の蕊

「我が友よ、一つの霊光をあなたに。どうか大切に保管して。」
「あの子は花の霊知と天空の血筋に由来するもの。生命の純粋さを持っているわ。」
「霊光は花の中心にある一点、千万の甘露の中で光を受ける一滴。」
「どうか私からの贈り物を大切にして。黒淵が生命を飲み込むその日まで…」

聖遺物 花海甘露の光
久遠落花の時

花神が死亡する(キングデシェレトの計画のために自ら犠牲になった?キングデシェレトには不意の出来事?)

暗闇の中、彼女は親友を天空と深淵のすべての知識に通じる秘密通路へと導いた。
自身を橋にして、オアシスを代償にして、彼の狂想を叶えるために眩しい烈日の光の中へと消えていく…

聖遺物 楽園の絶花
守秘の魔瓶

花神の死後、キングデシェレトにもう一つの計画が生まれる
→死者の復活

「誠に僭越ながら、陛下もご存知のはずです。昔の夢に溺れ、哀想に酔いしれるのは長期的な解決策ではありません。
(中略)
「失われた命を呼び起こし、失われた機会と夢を取り戻すには、これが最後の好機である。
(中略)
暗黒の禁断の知識と凡人の体の制限を超える不思議な薬剤を求めて、迷宮の奥深くに自らを閉じ込めた。

アフマルの物語

寒天の釘(晶石)とジンニーのフェリギスを用いて永遠のオアシスを建造する
→釘や晶石には時間を止める(停滞させる)力がある

…古い伝説によると、ダマーヴァンド山の下には天から降りた裁きが埋まっていると言われている。

ダマーヴァンド山の古事・3

キングデシェレトは往日の楽園を探し求めるため、天の釘が落ちた処に永遠のオアシスを創った…

聖遺物 砂上の楼閣の史話
迷酔の長夢の守護

砂の底に埋もれた晶石を源に、ジンニーの力を頼りに、時さえも留まってくれるオアシスを作った。

聖遺物 楽園の絶花
凝結の刹那

アフマルの計画

キングデシェレト、禁忌の知識(アビス)の研究をする

毒薬の出処である獣道を隔てるべきだろう。毒を飲むのは空よりも深い罪。しかし、囁きはあまりにも甘美なもの。そこで語られる知恵も、いかに鮮明なものか…
新しい世界で風が密かに吹き始めた。真珠色の月光、琥珀色の残光、草の波と水の根が徐々に沈黙を破り、彼女が残した詩文を吟唱する。

武器 赤砂の杖

独断の王は三人の佞臣の戯れ言を信じた。そして、百年また百年の時間が経ち、アフマルは自分の国のために巨大な迷宮を作った。暗黒の禁断の知識と凡人の体の制限を超える不思議な薬剤を求めて、迷宮の奥深くに自らを閉じ込めた。

アフマルの物語

…キングデシェレトの偉大な姿が御隠れになってのち、人の王バーヴェズラヴァンは…黄金のような時代を…
…奴隷制と戦争はなくなり、バラバラになっていた国々は頭を垂れ服従した…
ジュラバドの神業は、あまねく人々の目に映るべきだ…

千尋の砂漠
プライマルオベリスク
うっすら読み取れる銘文

キングデシェレトが信奉者たちと共にシステムに統合する計画を始める(?人類補完計画がニュアンス的に近いと思う)

幾千の考えを一つに、幾千の計算を一つに。
「こうして、人は諸王の王となり、諸神の神となる。」

聖遺物 金メッキの夢
甘露の終宴

話によると、アフマールはついに骨と血から自らの知恵を抽出し、それを果てしなく続く、奥深くへ向かう曲がりくねった回廊、階段、表門、雕梁に注ぎ込んだ。
…中略…
こうして、幾千万の人の知恵が一つの知恵に凝集し、孤独な知恵はやがて狂気となった。

アフマルの物語

ジュラバドの崩壊とリルパァール

花神より生まれた初期のジンニーの一人、リルパァール
当時は羊飼い(牧童)だったオルマズドと恋に落ち、娘のシリンをもうける

オルマズドが暴君フヴァストラを倒し諸藩を統一、都ジュラバドを建造する

しかし結局オルマズドも暴君となってしまう
奴隷制をやめるようにリルパァールがオルマズドに言うが聞き入れられず、脅しとして三代に渡る予言を伝える

花神の眷属として、理想の王を選んだと思い込んでいたのだ…虚栄に惑わされた男だとも知らずに。
ゆえにジンニーは夜、寝所にて優しい諫言を呈し、民の王の考えを改めさせようとした…
しかし、オルマズドは奴隷制を統治の慣例と理だと考え、諫言を恋人の睦言としかみなさなかった。
「愛をその身に託しても、隣にあるのはいつも渇きを訴える欲求のみ――」
「夢を欲し、家を欲し、愛する人がありふれた理想を超えてくれることを求めた」
「けれど今、恋人は凡庸な暴君の貪欲さと虚言に溺れている」
「裏切られた落胆とこの憤怒を晴らすため――三代に渡って、重き罰を下す」

聖遺物 砂上の楼閣の史話
流砂の嗣君の遺宝

リルパァールが息子キスラをオルマズドに送り込む
※キスラは孤児として育っているのでおそらく自身がリルパァールの子とは知らない

「キスラ、我が息子よ…」
「キスラ、キスラ・パーヴェズラヴァン。私が生んで、私のために亡くなった子…」
「あなたは王権が人々を奴隷の枷から、神々の垣根から解放してくれると思っていた…」
「轟音を響かせる機械で天にも届く宮殿を作り、オアシスを縦横に道が通る農地にした…」
「しかし、自由というの名の奴隷制によって作られた帝国は、いつか同じ虚言によって滅ぶ…」
「 幾千もの傲慢があなたの心を満たすことを願う 。 天地がひっくり返るまで 、 下賤なものがあなたの頭上に這い上がるまで・・・ 」
「 その日が訪れれば 、 オルマズドの野望は報いを迎えるだろう。 」

千尋の砂漠
無名の石碑・1

パーヴェズラヴァン(キスラ)がシリンと結婚し、オルマズドの跡継ぎとなる

「 許しておくれ、シリン 。 」
「シリン。我が娘。一日たりとも幸せを味わっていない娘よ…」
「ジュラバドはあなたのために栄え、没落した 。 無実の苦難をその身に受け、しまいには狂気に落ちた・・・ 」
「無実の苦難その身に受け、粉々になった狂気の魂も実兄によって引き抜かれた、そして、粉々にな った魂のない奴隷を作るのに使われた…」
「無実の苦難その身に受け、最終的には誰よりもジュラバドの狂気を、その結末の一部始終を見届けた・・・ 」

千尋の砂漠
無名の石碑・2

パーヴェズラヴァンがオルマズドを暗殺し、ジュラバドの二代目の王となる

リルファル(=リルパァール)は精霊の祖母として、娘を凡人の王(=オルマズド)に渡す前に三つの予言をした。一つ、シリンは偉大な英雄と恋に落ち、その子供は父より優れたものになること。二つ、シリンの血縁者の多くが甘い結末を迎えること。三つ、シリンが父親の王国を独占すること。
また、リルファルは凡人の寵児(=パーヴェズラヴァン)に三つの忠告をした。一つ、娘の喜びは父の涙と化すこと。二つ、娘が婚姻を結んだ後、二度と同じ食卓で宴を開いてはいけないこと。三つ、娘の跡継ぎは王国に凶兆をもたらすこと。

シェロイとシリンの物語 第2巻

パーヴェズラヴァンとシリンの間にシェロイが生まれるが、予言を恐れたパーヴェズラヴァンがシェロイを追放する
しかし、シリンが見つけ出しシェロイが復讐、ジュラバドの三代目の王となる

悪夢に苛まれるようになったシェロイは大地の裂け目に姿を消し、そこから疫病が発生し、ジュラバドは崩壊した

シェロイが王になった後、逃れられない悪夢に苛まれる。そして荒れ狂う夜を彷徨う中、大地の深く黒い裂け目に落ちて姿を消した。その後、疫病が裂け目から這い上がり、ジュラバドの人口の半分を飲み込んだ。王と家臣を失った国は、飽くなき砂へと飲み込まれていった。
散った生存者たちは、この災厄を「シェロイの疫病」と呼んだ。不条理で短命な暴君の報いであると言った。

シェロイとシリンの物語 第2巻

キングデシェレトがリルパァールやシリンを捕獲
リルパァールは魂を分断し封印

…キングデシェレトは…帰還した折…ジュラバドの運命に驚き憤った…
…ジンニーの母の…魂を…つに分割し…
…七人の賢者によって…に別々に隠された…
…無限の時間が彼女に…救いの希望を与えるように…

うっすらと読み取れる銘文

「シリンは我が主アフマルに引き取られ、美しい銀色の魔法瓶の中に拘留されたという話がある。また彼女は今も砂漠を彷徨い、身の程を知らない冒険者たちにしがみついて、漆黒の世界に落ちた最愛の子を探しているという説もある…」

シェロイとシリンの物語 第2巻

キングデシェレト文明の没落

キングデシェレト 肉体を捨てる

砂漠の民の伝説では、一夜にして知恵と権威の王国が報復の荒波に埋没したという。
話によると、アフマールはついに骨と血から自らの知恵を抽出し、それを果てしなく続く、奥深くへ向かう曲がりくねった回廊、階段、表門、雕梁に注ぎ込んだ。
話によると、アフマルの肉体は王座の上で腐り、巨大な虫に食われた。その魂は、王都の何百万もの悲鳴を上げる魂と一体となり、永遠に吹きすさぶ末日に迷い込み、蛇のような暗い回廊を駆け抜け、底なしの深淵へと向かっていった…
こうして、幾千万の人の知恵が一つの知恵に凝集し、孤独な知恵はやがて狂気となった。
こうして、アフマルが自らの手で築き上げた王都は、自らの手で破壊されたのである。

アフマルの物語

草龍アペプがアフマルの肉体を食べ、「禁忌の知識」(アビス)を吸収してしまう

ナヒーダ : でもあなたは諦めなかった。そうでしょ?アモン…つまり「アフマル」のことがあったから。
アペプ : そうだ。その後「アフマル」は「花神(ナブ・マリカッタ)」の助けのもと、その力を手に入れた。
アペプ : やつは野心を膨らませ、我が領土で強く栄えた国を作ろうとしておった。
アペプ : 軽蔑はしたが、余はそやつの行動を黙認した。その代わり…
アペプ : やつの死後、そのすべての知識は余のものとなる、と。
…中略…
アペプ : 「アフマル」が誇った国が滅んだとき、余は約束通りあやつを飲み込み、その元素力を吸収した。
アペプ : だが、そうして手に入ったものは成果ではなく、「世界の滅亡」だった。
アペプ : あやつの知識を分析する暇もなく、苦しみに耐えるのに精いっぱいで、力が尽きてしまった…
アペプ : それでも、あやつの狂気は余以上であったと思うがな。

伝説任務
知恵の主の章 第二幕
自分が何者かを忘れたら

魔鱗病の発生

ストーリームービー「砂中の遺事」

ヒルチャール化も起こる(?)

こうして、アフマルが自らの手で築き上げた王都は、自らの手で破壊されたのである。
話では、その夜が訪れた時、砂漠は激しく揺れ、アフマルの宮殿にある数多くの宝石の壁が崩れたという。千一本の柱は強風の中で震え、その上に立つ雄牛と鷲獅子は、生気のない砂丘をかつて見下していたものの、今では不服ながらも平伏し、金色に輝く懐に抱かれている。その夜、無数の住民が、賢者も愚者も、英雄も臆病者も、吹き上げられた砂嵐の中に姿を消した。
生き残った人たちは、永遠の沈黙に陥った。禁断の知識の恩恵を受けた罪、その罰として彼らは盲人や唖者となってしまった。

アフマルの物語

キングデシェレトの自己犠牲により「禁忌の知識」が消滅される
肉体を捨てていると考えるとデータ消去だろうか?

ストーリームービー「砂中の遺事」

その後の砂漠

小国が色々出来たり消えたりする(プライマルオベリスクやサイフォスのお話が色々あるが、そこはもう魔人も仙霊も天理もあんまり関係ないのでスルーします)

マハールッカデヴァータが「禁忌の知識」で荒れ果てた大地を修復、幼子の姿になる

オルモス港開港。ある牧童(コラクス)がジンニーの瓶を発見する

それは、オルモス港が建設されてから十五年目のことである。一人の若い羊飼いがグラヴェルの唄の丘(注1)で銀瓶を手に入れた。

牧童と魔法の瓶

牧童によってシリンの封印が解かれる

「私はリルファルの跡継ぎ。私は大きくも小さくもなり、現れたり隠れたりもできる。波の中、夜風の中、死んだ荒涼とした月光の中に私の同類はいる。つまり、私は誇り高きジンニーである。」

牧童と魔法の瓶

「ところでコラクスちゃん、『シェロイ』という名の意味を知っているか?」

「うーん…不条理で滑稽な、卑しい者?」
「コラクス」と呼ばれた少年は適当に答えた。日差しと流砂に悩まされ、旅の仲間の話に付き合っている余裕などないようだ。

シェロイとシリンの物語 第1巻

「シリンは我が主アフマルに引き取られ、美しい銀色の魔法瓶の中に拘留されたという話がある。また彼女は今も砂漠を彷徨い、身の程を知らない冒険者たちにしがみついて、漆黒の世界に落ちた最愛の子を探しているという説もある…」
精霊は誇らしげに微笑み、この物語が真実であるかのように締めくくる。
月が高く昇り、砂漠がまだ砂漠でなかった遠い昔、姫神が生贄を捧げた時期のことであった。

シェロイとシリンの物語 第2巻

カーンルイア侵攻後

草神(マハールッカデヴァータ)が花神より託された霊光から神鳥シームルグを創造する

かつての楽園が鍍金の砂に飲み込まれた時、草木の主は昔の約束を果たした。
霊光の願いに耳を傾け、そのために美しい体を作り、眩く絢爛な命に形を作り変える——
それが神鳥「シームルグ」、千万の鳥の色を一つの身に、千万の花の和声を唱和する…
オアシスの最後の夢は一つの体に集められ、神鳥の体の奥深くで、輝く純粋なる無限の花海となった。

聖遺物 花海甘露の光
久遠落花の時

シームルグが先代水神の屍(甘露活水)から花海を作り出し、自らは散り散りとなり霊光百種となった

その後、あの人の悲哀に満ちた予言通り、仄暗い死の静寂は雨林に蔓延していき…
友が警告した通り、漆黒の獣は潮のように押し寄せ、新生を果たした雨林を飲み込んだ…
水の国の旧主は激動の中で滅び、その身は純粋な甘露の海へと変わった。
だが、アビスに蹂躙されて荒れ果てた大地では、純潔なる露はやがて蒸発して乾いてしまう。

聖遺物 花海甘露の光
霊彩奇麗の羽

「霊光は甘露の主の澄んだ屍に降り注ぎ、華やかな花海を生み出した。」

聖遺物 花海甘露の光
霊光明滅の心

だが、アビスに蹂躙されて荒れ果てた大地では、純潔なる露はやがて蒸発して乾いてしまう。
草木の女主人はそれを悲しむ暇もない。幾千万の種を持つ母樹は、哺育を待っているのだ…
黒淵の穢れを浄化し、甘露の純潔さを守るために、シームルグは神から授かった体を崩した——

聖遺物 花海甘露の光
霊彩奇麗の羽

霊光百種の内、強力なものは花霊となり、その中のズルヴァーンはダインスレイヴや片腕の賢者共にアビスの魔物と戦った

ズルヴァーン : …これは遥か昔のコト——当時、私が初めて花海で目覚めた時、この小さな土地だけが清浄を保っていた。空は黒淵の異象に覆われ、外は魔物の国となっていたノ。
…中略…
ズルヴァーン : そして、私は彼を花海に連れてくることにしたノ。彼は目が覚めると、自分のことをダーリの剣士だと言っていたワ——呪いを背負っているから、生き残れたともネ。
ズルヴァーン : それからしばらく、その覆面の剣士と行動を共にしたノ。彼と一緒に、花海に攻めてくるディフたちを迎え撃ったワ。
旅人:覆面の剣士…
パイモン : カーンルイアから来た覆面の剣士って、オイラたちの知り合いにもいるよな…もしかして…
ズルヴァーン : おや?やはり知っているのネ。なら、説明がしやすくてとても助かるワ。
ズルヴァーン : そして、そのすぐ後——砂漠の東から学者装束の人たちがや
ってきたノ。そのリーダーは片腕の賢者だったワ。
…中略…
ズルヴァーン : 私たちは母樹に入り——甘露を使って、天上と地上の穢れを浄化したノ。それ以降、花海から続々と花霊が生まれるようになって、地上の魔物も徐々に姿を消したワ。
ズルヴァーン : そして、覆面の剣士はあなたと同じような金色の髪を持つ少女と一緒に花海を離れたノ。一方、賢者は一人で地下の遺跡に入ると、二度と帰って来なかったワ。
ズルヴァーン : 残された人たちは新たに誕生した花霊と絆を結び、自らを「スケプティック団」と称すようになったワ。それ以降、ここで暮らしているノ。
ズルヴァーン : 今、再び金髪の勇士が花海に来たコト…それは、確実にまた何かが回り始めたことを暗示しているワ。もちろん、あの頃とは別人だけどネ。

世界任務
善悪のクヴァレナ
ティル·ヤザドの賛歌

現代

旅人がリルパァールを見つける

世界任務 ビルキースの哀歌

フェリギスを破壊し、「永遠のオアシス」を発見

世界任務 ビルキースの哀歌
世界任務 ビルキースの哀歌

リルパァールが意識を封印(?)する

旅人が「焚真の天象」を調査する

花霊ソルシュと共に「焚真の天象」を解決する


本文より引用があまりにも多い…書くのに5日かかったぞ…
だって考察勢、出典元の記載ないんだもん全部調べなきゃいけなかった

2023.4.23 一部書きかけだけどとりあえず公開