国家試験勉強法 ’夜間学生編’
国家試験が近づいて来ましたね。
今年はコロナの影響でスケジュールが異なっているかと思いますが、参考にしていただけると幸いです。
3年次は長期実習と国家試験、そしてそれ以前の大きな壁である卒業試験がありますね。
私は夜間部3年制の学校で理学療法士の免許を取得しました。
私の場合、9時から16時は週7で整形外科とフィットネスクラブでアルバイトと業務委託、パーソナルトレーナーをしていました。なので、「実習終わってからエンジンかけたら大丈夫」という声もありますが、国試勉強だけに集中して、朝から夜遅くまで図書室に引きこもって短期集中型の勉強を行うことは無理だと分かっていたので、1年をかけて徐々に国試当日に向けて、勉強モードを作っていくというスタイルでした。
スケジュールは以下の通りです。
4月〜6月
長期実習I。疾患を調べる際にQBを辞書として使っていた。「解剖」「運動」「生理」は一周していました。
7月〜9月
OSCEや模試の勉強。模試の過去問やQBを解いていました。
9月中旬〜11月中旬
長期実習Ⅱ(私の学校のスケジュールは周りと違うらしい)。QBを本格的に始める。実習中、「評価」「解剖」「生理」「運動」「脳血管疾患」「整形外科」を隅々まで解き、この時に正解できた問題は2度とやらないと決めました。
11月下旬〜
基礎・専門の2冊を一通り目を通す為、問題を解きまくりました。
わからない単語や解説に載っている新しい知識をひたすらノートに書き写しました。解けた問題は2度とやらない。単語を一対一の記憶で覚えることは私の頭は苦手なので、「病気が見える」や他の教科書を用いて’理解する’ようにしました。
1月初旬〜
卒業試験。一発合格。引き続き、「QBを解きまくる、わからない知識はノートに書き写す」の作業を繰り返す。また、「模試の解説のなかの知らない知識はノートに残す」をやりました。
1月下旬〜
アルバイトを辞め、業務委託とパーソナルトレーナーに仕事を絞りました。
週6日仕事はありましたが、一回の仕事時間が減り、勉強に費やす時間を確保することができました。
QBを1日1単元を解き直し、自分のノートに知識の抜けがないかの確認を行いました。
この時から書いたノートを「一日一回音読する」を日課にしました。
夜は寝ながら読んだこともありました。笑
2月〜
模試・国試の過去問を10年分解きました。1日1年分を解き、友人と答え合わせと解説を共有しました。これをすることにより、大体の傾向が掴めます。
作ったノートを常に持ち歩き、空き時間にはとりあえず読んでいました。
国試前日
ノートを読むだけ。
また、試験時間が長く、肩こりや腰が痛くなるので、ジムでストレッチと軽く全身のトレーニングをし、心地よく眠りました。
国試当日
ノートとプロテイン・ブドウ糖を持ち、時間と心に余裕を持ち出発。
他の受験生と合わないように音楽を聴きながら、違う道を通り会場へ。
問題用紙が配られ、試験開始の時間は、目を閉じ、
お世話になった方々への感謝と、大学卒業後に再び勉強できたというこの環境への感謝をし、精神統一。
結果
220点で合格。
アドバイス:自分に合った勉強法を見つけること。ひとりで勉強する派だとしても、勉強している人たちの環境の中にはいよう。量は大切。
最後に
私のように現役学生でない方は、感謝の気持ちと、その道を選んだ決意が支えになると思います。
皆さん今からでも焦らず最後まで頑張ってください!