石巻市の津波伝承館はどこにある?(みやぎ東日本大震災津波伝承館の場所・行き方)
東日本大震災で津波の被害を受けた宮城県石巻市に、津波伝承館が整備されています。
JR石巻駅(仙台駅からJRで1時間前後)の駅前には、タクシーが数台か並んでいる場合が多く、行きは、タクシー利用が無難ですね。運賃は、1000円を少し超えるぐらいです。
タクシーが無難というのは、初めての場合、石巻の地形はわかりにくく、とりあえず、行きは、タクシーがお勧めです。
JR石巻駅から、徒歩で30分程度で海岸に出ます。この海岸部分に、津波伝承館があるのですが、石巻駅からは、小さな山があって、それを越えた先に、海岸部があります。(通常の、登り坂程度です。)
海の方向が、山になっているというのが、ちょっと初めての場合、わかりにくいのです。※しかし、この地形の活用は、先人の津波避難の知恵のように思えます。
ただし、タクシー利用で現地に着いても、広大な海岸部です。海岸部を歩くだけでも、10分ぐらいはかかります。
この場所に、津波伝承館があります。次の画像は、2023年5月23日に、秋篠宮家の佳子さまが、訪れたときのご様子で、佳子さまが、津波高を確認されています。
なお、この津波伝承館は、月曜日が休館日であることが多いようですので、訪れる前に、ご確認下さい。
https://www.pref.miyagi.jp/site/denshokan/index.html
しかし、休館日でも、広大な祈念公園の方は、自由に歩くことが可能で、高台には、説明のパネルもあります。
そして、JR石巻駅への帰りは、東側を流れる旧北上川沿いを歩くのが、わかりやすいです。
まず、川沿いにまで突きあたりますと、そのまま、上流方向へ少し歩き、適当なところで左折しますと、JR石巻駅の周辺に出ます。この、川沿いのルートは、山を越えないので、平坦で歩き易いです。
ところで、石巻駅と海岸部の間にある、小さな山ですが、この地形の活用は、先人の津波回避の知恵と思われます。
実際、山のすぐ海側には、震災前に門脇小学校がありましたが、児童は、裏山を駆け上がり、避難して津波の難を逃れました。この門脇小学校は、震災遺構になっています。
この裏山=小さな山は、石巻駅と海岸部の間に、ポツンとあるのです。おそらく、先人も、この小さな山を登って、津波から逃れたのでしょう。
標高図を見ますと、JR石巻駅のすぐ前が、山になっていることがわかります。海に出るには、小さな山が立ちはだかっているわけで、不便ではあるのですが、この小さな山が、昔から、石巻の人々を津波から救ってきたのではないか、と思われます。
門脇小学校(跡)の立地が、山のすぐ近くであったのは、1902年(明治35年)に新築移転されたとき、※創立1873年(明治6年)、当時の人々が津波のことを考えていたのかもしれません。
Wikipedia「石巻市立門脇小学校」より沿革引用
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E5%B7%BB%E5%B8%82%E7%AB%8B%E9%96%80%E8%84%87%E5%B0%8F%E5%AD%A6%E6%A0%A1
JR石巻駅と海岸部の間に、小さな山があるという、石巻の地形が、とても印象的でした。
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ところで、津波伝承館から、祈念公園内を5分ぐらい歩いたところには、小さなイートインタイプの店も、営業しています(2023年5月時点)。しかし、平日の利用者は少なく、いずれ、津波伝承館や祈念公園の管理費用の問題なども、現実問題として、避けられないでしょう。
この場所に、人が集まることが、良いのか、良くないのか、という点はありますが、農産物や海産物の販売施設など、集客面の検討も、すべき時期ではないかと思われます。(2023年5月記載)
【NEXT】
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https://note.com/nikotama0001/n/n7fb6a51c1a4f