転落人生〜西成に行った話〜
こんばんは。
nikosです。今日は自分の借金についてまったく関連性はありません。アルバムを見返していたらふと思い出したので記事にしました。
先に書いておきますが、自分の転落人生と西成に関しては全く関係ございませんので誤解しないようお願いします
今から2年前。
まだ別の会社に勤めていたときの話です。
ローン関係の保証会社・代理店業務の営業を行なっていました。当時、代理店拡大のため大阪で説明会を開催したのです。
大阪なんて、中学の修学旅行ぶりだ。
むしろ大阪についてたこ焼きとか道頓堀とかグリコとか以外何もわからない。
そして楽しみというよりは説明会大丈夫なのか?という不安が大きかったからそんな余裕はなかった。
大阪はすごく遠いイメージでしたが行きの新幹線はあっという間。資料作りがまだ追いついていない。
確か大阪駅で昼ごはんに蕎麦を食べた記憶はある。
それから梅田へ。
説明会開始。参加者も多く成功だった。
終わり参加企業の社長たちと梅田の焼き鳥屋で懇親会。
内容が良かったと絶賛され、皆さん上機嫌。
みんな経営者なので仕事の話で盛り上がる。
関東から足を運んでくれた社長が、良く大阪には求人に来るという。
社長自ら出張してまで求人とは余程のつてがあるのだろうか。
話していくうちに、西成という場所に一升瓶を持ってヘッドハンティングしに行くとのことだった。
自社で働いている数名は同じくそこで出会ったという。
大阪自体土地勘はなく、西成という場所も知らない。
だが話が盛り上がるうちにすごい話だなと。
ただ暴動が起きた過去のある街や、色々な話を聞いて恐くはなった。
今日も、そこに宿は予約したから君も来なさいと。
自社の社長も社会勉強だいってこいよ!俺は飲み直すからまた明日と消えて行った。
正直色んな話を聞いたあとで、怯えた。いやいやむしろ来たこともない土地で、むしろ数時間前に会った社長と二人だしどうしようと。
タクシーで30分程だったろうか。到着。
運転手からも、面白半分で行かないほうがいいですよ、冷やかしなら気をつけてと。
到着してすぐ50円自販機がある。衝撃
もちろん売っている商品は普通だった。
警察署の前を通るとまた衝撃だった。
門が超厳重というか暴動の傷跡というか。気になる方は調べてみてほしい。
さらに言うと路上でケンカしている輩たちがおり、もう足がすくんだ。
あまりきょろきょろするなと言われまた足がすくみながら一軒目の立ち飲み屋に入る。
味のある立ち飲み屋さん。ビールも安かった気がする。ビールなのになぜ?と思った。色々ひたすら安かった。
ポテサラや持つ煮込み、厚揚げを食べた記憶があるがめちゃくちゃ美味しかった。衝撃。
恐かったさっきまでの気持ちより楽しさが明らかに勝った。
それから散歩しようと、ぐるぐる練り歩き何軒もはしごをした。
写真は撮っていないが、飛田新地という風俗街もまた衝撃だった。まるで異世界。日本じゃない。
一軒家が立ち並び料亭という設定のようだが、おばちゃんが客引きをして、うちで休んできー、
開いた玄関にはライトアップされたマネキンのような美女。本当にマネキンかと思った。
そのあとも散歩しては飲み。最後は通天閣の周りで朝方まで二人で飲んだ。
本当に楽しかった。
そして何より行く先の料理がどこも美味しかった。
さあ、じゃ今日は帰ろうか。と
君はここに泊まりなさいよと1000円の素泊まり。
え、うそでしょ。
また一気に恐怖心が込み上げてきた。
寝る時、財布から金をは抜いてポケットにしまっておけよと言われた。
素泊まりと言われたものの。
酔っていてあまり覚えていないが、二段ベットだった。
さらに言うと二段ベットの上には既に見知らぬ誰かが寝ているのだ。
こわい、怖すぎる!逃げたい。怖い恐い
がたがた恐怖で震えたものの酔いと疲れて気付いたら眠っていた。
朝になるとものすごい頭痛。二日酔い。
もう場所も覚えてない。
とにかく風呂に入らなければと。運良くスーパー銭湯。
しかし、かなり広かった、すごい。レジャー施設か。
サウナにしばらく入って色々、昨日のこと思い出したが夢を見ていたかのような時間だった。
まだぼーっとした頭で吉野家で食べた普通の牛丼もまた美味かった
それからまた二日目の説明会場に向かった。
もうなかなか行けることはないかもしれないがすごく貴重な経験だった。
あの社長には感謝しています。
しかし、僕は梅田のホテルを予約していたにも関わらず見知らぬ誰かの下で寝ていたのは今だに恐い思い出だ。
今日はそんな画像たっぷりの話。