君はノッツというマルチクリエーターを知っているか

どうも、お久しぶりです。にこぱです。

今日は気分転換に、にこぱが高校時代から追いかけていて、にこぱの音楽活動にも多大なる影響を与えたアーティストである、ノッツさんを紹介します。

ノッツさんの簡単なプロフィール

ノッツさんは、電撃大王での連載やジャンプ+への掲載経験のある商業漫画家であり、また、同人で音楽を発表されているミュージシャンでもあります。

Twitterリンク:https://twitter.com/knotscream

今回の記事では、漫画家としてのノッツさん、ミュージシャンとしてのノッツさんそれぞれにフォーカスをあてて紹介ししていきたいと思います。

漫画家としてのノッツさん

自主制作時代

ノッツさんは、学生時代より自身のwebサイト「ノッツクリーム」で漫画を公開していました。にこぱがノッツさんに出会ったのもこの頃のことです。なぜにこぱがノッツさんの漫画を見つけるに至ったかは、ミュージシャンとしてのノッツさんの項目で改めて書きたいと思います。

アナログの鉛筆のややデフォルメされた優しくて柔らかい雰囲気で、時折ハイテンションなギャグを挟みながら直接的な表現というよりも行間からにじみ出る空気で物語を表現するノッツさんの漫画に、にこぱは一気に魅了されました。

現在は商業で活躍されているためか、webサイトでの漫画の公開はしていないようです。

その時代に公開されていた今は読めない漫画を紹介するのも気が引けるのですが、マイ・ブラッディ・バレンタインというバンドとフィッシュマンズというバンドの「ナイトクルージング」という曲の歌詞をリンクさせた「マイ・ブラッディ・バレンタイン」という漫画をきっかけにそれらの音楽を聞くようになり、にこぱが作る音楽に非常に大きな影響を受けましたし、「朝を待つ」という漫画を題材ににこぱは曲を書きました。

高校時代にノッツさんの作品に出会えて本当に幸せだったと思います。

商業作家デビュー以降

ノッツさんは大学を卒業後上京し一度普通のサラリーマンとして就職しますが、色々あって地元に転職したりまた上京したりした後、2012年に「ソラミちゃんの唄」で商業作家デビューを果たします。

その後も、今はなき「サウンド・デザイナー」誌で「たくろくガール」を連載するなど、「音楽(特に宅録)を理解している漫画家」として連載を持つようになります。

これらの作品では、自主制作時代の柔らかで優しい雰囲気はそのままに、制作方法がアナログオンリーからデジタルに移行し、よりわかりやすく読みやすい漫画にブラッシュアップされています。

その後、その後ノッツさんは音楽の絡まない漫画も書くようになります。

その中の一つが、当初はインターネット上で発表され(場所はどこだったか忘れましたが、確かpixivだった気がします)、最終的に「月刊コミックフラッパー」で連載された「初情事まであと1時間」です。

この漫画は、タイトルまんまのちょっとエッチな漫画で、基本的には1話読み切りで展開していく漫画です。とはいえ、ちょっとエッチとは言いつつも直接的な表現はなく、ノッツさんお得意の「行間で物語を描く」表現で、男女の機微がハイコンテクストな表現で描かれています。

そして、こちらの漫画は豪華俳優陣でドラマ化されており、なんと地上波でも放送されています。

個人的なことを語らせていただくと、このドラマが放送されたときに、「高校時代から応援していたノッツさんがついにTV放送作家だなんて…!」と本当に胸が熱くなりました。

そして、なんとノッツさんはジャンプ+にも掲載経験があります!

「本音ガールと透明ボーイ」という読み切り作品で、超能力を持った高校生たちの切なくて甘酸っぱい青春をコメディイタッチで描いた作品です。

なかなか簡単なことではないとは思いますが、こういった掲載をきっかけにジャンプなどでも連載を持ってくれたならなあと期待しています。

そして、最後に最新作で最近完結した作品を紹介します。

電撃大王で連載されていた「好き好きだいちゅきつよつよソード」という作品で、剣と魔法の世界を舞台に展開されるハイテンションラブコメディ漫画です。

つい最近単行本の2巻が発売され、早速買って読みましたが、ノッツさんのデフォルメされた柔らかい絵柄で展開されるスピード感のあるラブコメは、とても読んでいて気持ちよかったです。

今後もノッツさんの漫画が読めることを楽しみにしていますし、また、皆さんにも読んでほしいと思っています。

ミュージシャンとしてのノッツさん

そもそもにこぱがノッツさんの作品と出会ったきっかけは、高校時代パソコンで音楽性制作を始めた頃、宅録という自宅録音を指す言葉でインターネットを検索していたときに見つけたのが最初でした。

今もそうだと思うのですが、当時からノッツさんは自宅で一人でPCを使って音楽制作をしていて、その頃そういった制作をしてみようと考えていたにこぱは「自宅で一人で、こんな素晴らしい音楽が作れるのか!」と衝撃を受け、以降ノッツさんの音楽にどんどんと傾倒していきました。

ノッツさんの音楽の特徴は、何と言っても時折女性にも間違えられるハイトーンで透明感のある歌声と、キレのあって鋭くドライブするギターで描かれる、あまりに切なく甘酸っぱい世界観だと思います。特に、歌声に関しては女性と間違えられることを自らネタにして「Dカップ女子大生」と名乗ることもあります。

ここではノッツさんの曲を数曲紹介していきたいと思います。

ガールミーツボーイ

この曲はにこぱの記憶が正しければノッツさんの活動初期からある楽曲で、ノッツさんの商業デビューアルバムである「ヘルメンマロンティック」に収録されています。

グルーヴィーなドラムから始まり、疾走感のあるギターのリフ、色気のある抑えた声から2番で伴奏の音圧が上がるとともにシャウトしだすボーカル、間奏のキレッキレなギターソロなど本当にかっこいいの一言に尽きる曲です。

テレパステレパス

ノッツさんは、ボカロPとしても活動されており、楽曲公開当時「若干P」として人気を博していました。

この楽曲は1曲目に紹介した「ヘルメンマロンティック」にノッツさん自身が歌唱したバージョンも収録されています。

テクノポップ的な疾走感と中毒性のあるサウンドに、えげつない切なさの歌詞が乗る良質な電波ソングです。

また、MVに関してもノッツさんご自身がすべてのイラストを書き、動画にしていました。

当時にこぱもそうでしたが、分かる人には一発で分かるサウンドとイラストだったのでコメント欄には「ノッツさん何やってるんですか!」というコメントがチラホラあったのが懐かしいです。

年越しセッ◯ス

個人的にノッツさんの楽曲で一番好きなのですが…、タイトルが!タイトルが!みんなに紹介しづらい!なんでこんなタイトルにしたんですか!ノッツさん!

まあ、タイトルはともかく、楽曲は本当に素晴らしいです。スピッツ的な爽やかさがありながら、どこか耽美的なサウンド、男女の間の微妙な機微を行間で描く歌詞、そしてサビは変拍子でぐっと印象的になっていて、更に歌詞も曲書きならグッと来るもので、本当にエモーショナルな楽曲です。

ちなみに、にこぱは大晦日年が変わる寸前にこの曲を聞くのが毎年の恒例行事になっています。

ちゃんと調べてはいないのですが、ショッキングなタイトルと楽曲のギャップからか、ノッツさんの動画の中でもかなり再生数の多い楽曲になっているようです。

何度注意しても気づいたら朝

個人的に、この楽曲もノッツさんの楽曲の中ではかなり好きな楽曲です。

爽やかで疾走感のあるギターロックに、透明感のあるボーカルとコーラスが乗っかっていて、短いながら完成度の高い楽曲になっています。

まあ、歌詞は説明不要かと思いますが、本当に誰でも共感できる歌詞だと思います。

短い曲なので、ぜひVketやMvketの直前にでも聞いていてください。

ひっそりこっそりいいとこどり

最後に紹介するのは、にこぱも個人的に音楽活動などをするときにポリシーにしているような生き方を歌詞にした楽曲です。

どこか懐かしさのあるシンプルなパンクサウンドに、ストレートに、でもどこか切実に歌われるボーカルが印象的です。

にこぱは、音楽をしていてリアルでもVRCでもステージに乗ることもありますが、自分の音楽を皆に届けたいという思いはあるものの、自分自身は目立ちたいという思いはあまりないので、とても共感できる楽曲です。

「ノッツチルドレン」としてのにこぱ

今まで紹介してきた通り、にこぱは青春時代よりノッツさんの音楽と漫画で育ちました。のっつさんと出会っていなければ、今こうしてVRCで音楽をすることもなければ、にこぱの作るサウンドはこうはなっていません。

にこぱは自分のことを、ノッツさんの影響で育った「ノッツチルドレン」だと思っています。

そんなにこぱとしては、みんなにもっとノッツさんを知ってほしいし、ノッツさんにはもっと大きなステージで活躍してほしいと思っています。

そんな思いからこんな記事を今回書かせていただきました。最後までお読みいただきありがとうございました。

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