絵に描いた様に騙された話💦
今週始め、仕事から帰るといつものようにソファに夫が座っていました。
なんだか神妙な面持ちです。
「また、騙された…。」
「えっ?どういうこと?」
私は驚いたフリをしましたが内心では やっぱりな と思いました。
金の相場を賭け始めて3日目に、この取引は1ヶ月で終了すると告知があったようでした。
「夫君が始めて1ヶ月?それとも この取引が始まってから1ヶ月?」
「ようわからん。」
お金がかかっているのに わからないなんて…。
まだ怪しいことに気づかないのでしょうか…。
「1ヶ月で終わるけど、また次の取引が始まるらしい。今度は最低100万から。もう無理だから他のサイトでやろうかな…。」
初日は損をしましたが、その後は1日1万円程の利益が出ていると言ってました。
このまま行けば仕事辞められるかも、と…。
そして先週の金曜日に取引は終了しました。7万円程プラスになったと喜んでいました。
口座に利益分を移す手続きをして、残りはまた何か少額の取り引きを再開するかもしれないから残しておくと言っていました。
そして月曜日、最低20日曜日の取引をしないと引き出せないと連絡が来たそうです。
夫はまだ1週間程しかやってません。
20日なんて到底無理な話です。
「信用しすぎるんかなぁ。割と慎重に選んでるつもりなんやけどなぁ。でも詐欺なら手が込んどるよなぁ。」
ちゃんと選んでるなら、立て続けに騙される訳ありません。
「ねぇ、その慈善事業団体のこと調べたの?」
「いいや。」
もう呆れてしまいます😮💨
「1ヶ月くらい前にSNSで知り合った台湾の女の子なんやけど、彼女がやりたいけど外国人ってことで参加出来ないから代わりに会員になって欲しいって頼まれたんよ。で、会員になって情報だけを彼女に送ってたら結構儲けたって報告があったんよ。団体に1割寄付する話だったし 大丈夫かなと思って、ワシにも出来るか?って聞いたら出来るっていうから始めたんよ。」
たった1ヶ月ほどの繋がりで信用しちゃったんですね…😩💨
「そしたら今度は別の1人もから金以外に色々扱ってる取引の誘いを受けたんよ。商品は色々あるから期日の制限とかないわけ。彼女のお姉さんがやってて 手数料に儲けの1割は払わんと行けんけどな。」
なんだかこちらも怪しいと思いませんか?
タイミング良すぎです。
「慈善事業団体を紹介してくれた子が50万貸すって言うてきたんよ。おかしかろう?」
「50万?取引の半分は貸すけど半分は出せってこと?なんなん?」
「もう無理。でも10万パーになったから次の取引もちょっと待って欲しいって言ってある。」
えっ?懲りずにまた始めるつもりですか?
夫はパスポートナンバーを含め、個人情報をしっかり登録しています。
詐欺グループに情報が回っていることは明白です。
少額なら出すカモとしてターゲットになっているに決まっています。
こうやってエンドレスに騙され続けていくのでしょう。
「どうしょう?20万返さないけんのに…。」
私の母から借りているお金は気にしているようです。
「ボーナス、微妙なんよ。会社のトラック、縁石に当てて18万程個人負担の請求が来てな。ワシが自分でとった免許を運転手でもないのに好きなだけ使って 事故したら金払えはなかろう?ワシ、断ったんよ。でももしかしたらボーナスで引かれるかもしれん。」
だから余計焦っていたのかもしれませんが、夫の思考回路は理解出来ません。
いい加減、気づきなさいよ!