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叱ってくれる友達

ガツーンと頭を殴られたように容赦なく痛いところをついてくる友人がいます。友人というとおこがましいような気もしますが信用出来る大切な人です。

高校生の時からスナックでバイトをし、その後波乱万丈な人生を送り、シングルマザーで一人息子さんを育てて来られました。

夜の世界での彼女の評判はあまりよくありませんでした。常連客からかなり現金をひっぱらせてるようだと
噂が広がり彼女に関わるなという人はひとりや2人ではありませんでした。でも私は水商売の先輩として彼女を見て来ましたが、ちゃんと筋を通す、口が堅い、学べる事が沢山ありました。私のようなど素人にも敬意を払ってくれていました。

彼女の勤め先が閉店するのと私の結婚が重なり、夫との時間を作るため私のお店に来てくれる事になりました。

夫は妻の店に飲みに来て何が悪いという考え方の人です。それを嫌がるのはやましい気持ちがあるからだと言います。彼女は旦那がいるとなるとシラケるお客さんもいるから来るなという考え方でした。彼女が持ってるお客さんも同じ考え方の方が多かったと思います。

彼女は水商売1本で生活していましたからお給料もそれなりでした。私の生活費よりも彼女のお給料の方がかなり良かったと思います。前のスナックの給料より多く出しても足りないと言われていました。

夫は共同経営のような感じになっていて従来の水商売のイメージは無くして欲しい、うちの店のやり方で頑張って欲しいと要望を出したのですが窮屈になったようで数ヶ月で辞められました。

その後はしばらく交流が無かったのですが今はたまに電話したりお茶したりいい距離感を持って仲良くしています。

現状の私の事が気に入らないようで早く別れろと言います。私にとってのメリットがないと…。
今の私はキラキラしてないし性格まで変わっているそうです。気配りがなく、愚痴はこぼすけどアドバイスしても何も変わらない。意地とプライドだけで結婚生活を続けてるだけなんじゃないか?それでも彼女には私が助けを求めているように感じるそうです。だったら助けたいって思うでしょ?って…。

彼女からしたら私はあまえてるように思われてるんでしょうね…。否定は出来ません。彼女の意見は的を得てる事が多いです。
ごもっともだとも思います。仕事が面白くないのも家庭が上手くいってないからだというのもよく分かります。
この年で叱ってくれる人がいるなんて本当に有難いです。

ただ思い込みや決めつけが多いのとあとから実はこう思ったとかいうのが多いのですが…。それでもこれからも大切にしていきたいと思っています。

いつもありがとう🎶



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