看取りの方が…
末期癌、余命宣告を受けた利用者さん。飲み物とプリンやゼリー、ヨーグルトしか食べられず、かなりキツイ痛み止めを使用されていました。
入浴以外はベッドで過ごされている方でした。
痛み止めを使用しているとはいえ、移乗の時などはかなり痛がられます。
私はよく送迎に行っていたのですが、ある日ベッドから起こす時にとても痛がられました。
奥様は介護職をされていたようで、その後代わって車椅子に移乗していただきました。
それからは送迎に行く事がなくなりました。奥様からNGが出たのだと思います。
去年、かなり体力が落ちディサービスに来られる元気もなくなり入院されることになりました。
私たちはいよいよか…と覚悟していたのですが 今まで経過報告がなく…。
昨日、再びディサービスを利用したいと報告がありました。
退院され、奥様が自宅で介護されていましたが 心身ともに限界に近いようで少しゆっくり休む時間が欲しいとの事でした。
余命宣告を受けて2年ほど…。生命力の凄さにあらためて驚きです!
元気に過ごされておられたのは喜ばしいことですが、職員としては とても気を遣わなければならない方なので気持ちは複雑です。
私もNGを受けた事がトラウマになっています。
ただでさえ毎日慌ただしいのに ちゃんとケアができるのか、みんな不安を感じています。
ご家族のケアのため…。たしかにそうなんですけどね…。
ディサービスにできることなのか…難しい問題だと思いました。
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