ブログ4:プラネタリウムを作った話
プラネタリウムが欲しい。ので作った。という話。
大人の科学マガジンという名前の書籍をご存知だろうか?一冊買えば凝った作品が一つ出来る、集めないディ◯ゴスティーニのようなものだ。ラインナップはピンホールカメラから万華鏡まで多種多様で、付属のキットを自分で組み立てて原理を学ぼう!というコンセプトである。
本屋でたまたま見つけたピンホール式プラネタリウムは好評につき再販されたものらしい。つまり、出来が良くて人気があったのだろう。これは期待できるのでは?丁度Amazonでダラダラとホームプラネタリウムを探していたし、どうせなら作ってみるのも面白いかな?と思い購入した。税抜き2980円。大人の科学シリーズの中だと割高な方らしいが、プラネタリウムだしこんなものだろう。
家に帰って早速開封してみる。プラスチックのパーツとペラペラの黒いシート、細々としたネジや基盤が入っている。どのくらいの大きさになるかイマイチ想像できない。五角形の立体パーツがあるのでこれが天球部分なのかな?と思いつつ(土台でした)、付属の組み立て書をめくる。
まず、電球ソケットをスタンドにはめ、主軸にセット……ん?電球スタンドめちゃくちゃ動くけどまだネジ止めしないんだな……なんで被せたんだ……。あとネジが結構硬い。土台組み立て時の不満ポイントはそのくらいだった。土台が出来ると、後は天球を被せるだけなので終わったようなものかな。とウキウキしながら天球のページに移る。
しかし、ここからが時間がかかった。まず、43ヶ所の糊代を全て折る。その後19ヶ所に両面テープを丁寧に貼り、その全てを貼り合わせる。張り合わせた糊代の全ての両端(19辺×2=38個)に補強シールを貼り、19ヶ所の糊代を5ミリ程度にカットする。
つらい。
そんな感じでなんとか組み立て、部屋を暗くしてスイッチオン!…………ん??暗い。せっかくはめた天球を外して豆電球を調節する。しっかりはめなければ明るく発光しないようだ。強くねじ込まないようにって書いてたのに……。気を取り直して再度スイッチオンしてみる。
わ〜〜〜!!すご〜〜い!!
ちゃんとプラネタリウムだ〜!これはテンションが上がる。綺麗に映すには壁との距離がややシビアだが、最悪の場合トイレなどの狭くて閉鎖された物のない空間ならめちゃくちゃ綺麗に楽しむことができる。(写真はおもちのゲージの上に置いて撮った)
これはいい買い物をした。出版社に在庫があるうちは、予備としてパーツをお取り寄せすることもできるので安心だ。
プラネタリウムが見たいな〜くらいの軽い気持ちなら、この手作りプラネタリウムで十分楽しめると思う。しかも星の位置もそこそこ正確に作られているようで、うまく映せば星座を見つけて楽しむことも出来るそうだ。かなり難しそうではあるが……。
夜のお供に、おひとついかがだろうか?
余談
作っているときに感じたのだが、多分これは1人で作る物ではない。家族や友達と分担して作る物だと思う。1人で作るなら1日でちゃちゃっとやろうと思わない方がいい。思っている作業時間より+1.5時間はかかる。
また、道具と電池は付属していないので注意が必要だ。大小のドライバーと単2乾電池を準備しておこう。