こんにちは。
今日は韓国ドラマ「나쁜 엄마」(良くも、悪くて、だって母親)に出てきた言葉遊び(언어유희)をご紹介したいと思います。
※ネタバレがあります。(ネタバレ注意)
発音や表記が同じで解釈の誤解があった二つのシーンがありました。
オリジナルの韓国語セリフと私の訳(ほぼ直訳)を一緒に載せます。
1. 맛있어요 VS 맛이 써요
私も最初、「美味しいです」と理解していました。
理由は二つを挙げられます。
1.ポーズ(pause)が違う
「맛있어요」(美味しいです)は、ひといきで発音します。
「맛이 써요」(苦いです)は、「맛이v써요」のように「맛이」と「써요」の間にポーズが入ります。
2.アクセントが違う
同じ「마시써요」の発音でも、「苦いです」の場合は「써요」のアクセントが上がります。
ところで、ドラマのシーンでは「써요」のアクセントがそれほど上がっていませんでした。それで「美味しいです」に聞こえたわけです。
ドラマ的に、敢えて「美味しいです」のアクセントで混乱させたのかなと思います。
これらの理由で、「맛이 써요」(苦いです)を「맛있어요」(美味しいです)に勘違いするのも無理はないと思います
ちなみに、ネットフリックのこのシーンの字幕は「美味しい」と「惜しい」でした。こんな風に訳せるんだと感動しました。
本当に伝わりやすかったです。
2.용기(勇気) VS 용기(容器)
私もヨンスンと同じように「勇気」だと思っていました。
文脈上、勇気を与えようとするように見えたからです。
これも笑いを取るポイントですね。
ちなみに、ネットフリックスの日本語字幕は
この訳も絶妙ですね!
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
ドラマの理解・韓国語学習にお役に立てると嬉しいです。
アン🐰