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第1回「ニコニコえなチックラジオ」アーカイブ
この記事では、「ニコニコえなチックラジオ」で話題になったことを、紹介していきます。
「ニコニコえなチックラジオ」とは?
「アーティスト目線で、NFTアートを見てみよう!」
メインパーソナリティーの遠山ニコさん(https://twitter.com/Ni_koYma)とチックウィードさん(https://twitter.com/chickweed420)と、タイムキーパーのえなさん(https://twitter.com/EnaSakatuka)が、アーティスト目線でNFTやアートについて語っていくラジオです。
笑ったり、聴いたり、時々ちょっと真面目な話をしてみたり。
NFTアートの現場でリアルに感じていること、ちょっと聴いてみませんか?
今回のテーマは「アートって何だっけ?」
Twitterスペースのアーカイブはこちらになります。
https://twitter.com/i/spaces/1zqKVBPQyBLKB
◆NFTアートとは?
https://itgoldfish.com/nft-art/
スピーカー紹介
遠山ニコ
NFTアーティストです。
現在和風なイラスト作品をメインにしながら、荒廃した世界観も描きたいと思っています。
このラジオでみんなから刺激を受けたいです。
◆Twitter
https://twitter.com/Ni_koYma
チックウィード
生け花NFTアーティストです。
お花を使った写真作品を作っています。
お友達募集中!チッくんと気軽に呼んでね!
◆Twitter
https://twitter.com/chickweed420
遠山ニコ&チックウィードにとってのアートとは?
アート活動を始めるきっかけ
まずは、リスナーさんに向けて自己紹介から。
遠山ニコ(以下ニコ)
「僕がアートを始めるきっかけは、高校生時代の時に始めた書道。
プロの道を目指していたけど、途中で一度断念し、社会人になりました。
けどやっぱり、社会人になった後もアート活動を続けたいと思ったので、パソコン上でもできるアートということで、イラスト制作をはじめました。」
チックウィード(以下チック)
「僕が華道を始めるきっかけは、小学生1年生ではじめた習い事。
『風姿花伝(ふうしかでん)』っていう本に、
『6歳の6月6日にお稽古をはじめるといい』
ということが書いてあり、家の人に勧められて華道をはじめました。」
アートって何だろう?
チック
「アートって無駄(ゆとり)なものなのかもしれない。」
「人間が生きるためには、最低限の衣食住があればいい。
でも、今の社会はそうなっていない。
食器や盛り付けにこだわる、礼儀作法、お部屋のインテリア…様々なものに付加価値がついている。」
「そんな付加価値、必要最低限なところから見た『無駄』なものがアートなのではないかと思ってる。」
「そう考えると、世の中のいろんなものがアートなのでは?」
ニコ
「僕にとってのアートは、『非日常』。
日常から人の手によって作り出されたものが、人を非日常へ連れていく。
そうした『人を非日常へ連れていくもの』が『アート』と呼べるのではないかと思ってる。」
チック
「『ハレとケ』の概念だね。」
ニコ
「そう。
『何でもない日常に、一輪の花を』
というキャッチフレーズがあるけど、あの言葉が『アート』というものをよく表しているのではないのかなと思ってる。」
「アート」と「アートではないもの」の境界はどこにある?
チック
「そう考えると、何が『必要』で何が『必要でないもの』なのか、境界があいまいになってくるね。
『世界のすべてがアート』
とも言えるのではないかな?」
「仏教には『山川草木(さんせんそうもく)』という言葉がある。
これは『この世のすべてのものに仏性が宿る』、つまり
この世のすべてのものが仏になれる可能性を秘めている
という意味だね。
神道には『八百万(やおよろず)の神様』『米粒一つ一つに神様が宿る』という言葉があるけど、こういった感覚がアートにも通じているのかもしれないね。」
ニコ
「自分の心の持ちようによって、この世のすべてがアートになる…と。」
チック
「この世のすべてがアートだと思うと、自由な気分になるね。
自分の思うままにお花を生けていきたい。」
ニコ
「小さい子供が一生懸命作ったものは、『アート』と呼べる。
一方、技術を持った大人が作るものは、どこまでがアートと呼べるのか?
見る人作る人それぞれの心の持ちようで、アートになるか、そうでなくなるか決まってくるのかもしれない。」
どんなアートを作りたい?
ニコ
「絵の起源は、生活の中にあるものを描いたのがはじまり。
そこから人類は、
描きたいものを、自分の見たいように描く
ということをやってきた。
代表例は宗教画。
宗教画は、描き手の主観がアートに色濃く反映されている」
「僕は、自分が作るアートでは、自分の思想を反映したい。
そして、他の人のアートからは、他の人の思想を感じたい。」
チック
「『自分がその作品にどれだけ思いを込められるか?』ということだね。
ただし、他人が自分の思いを受け取ってくれるかは、また別の話になるかもしれない。」
「華道には『玄人好みの華にするか、素人好みの華にするか』という言葉がある。」
「僕自身は、子供が喜ぶ華道をしたい。
子供が素直な心で『きれい!』と言ってくれればとても嬉しい。」
ニコ
「『玄人好みにするか、素人好みにするか』ということであれば、僕自身は昔、書道で玄人好みの表現を追求していた。
でも、一般には受け入れられないことに対する悩みがあった。」
「自分の表現方法をみんなに見てもらいたいという願いがあって、イラストのNFTアートをはじめることにした。」
チック
「自分が納得できれば、それでいい。
だけど、それが難しいね。
僕自身は、自分が作ったものに、自分が納得できたことが1度もない。」
「お花は生き物で、やがて枯れていくもの。
やり直しがきかないので、1つ1つの作品が一発勝負になる。」
「『自分が納得できる作品』を作ろうとすると、自分の人生をかけても出来上がるか分からない。
『もっといいものを作りたい』という欲求が止まらないんだ。」
ニコ
「作品を作る過程での、欲求や感情も『アート』と呼べるのかもしれないね。」
Web3時代に生まれる、新たなアートに期待!
「アートって何だっけ?」
というテーマについて、お二人の間で深め合うことができたようです。
今回のラジオについて、えなさんの感想を聞いてみましょう。
えな
「自分の考えとは違うものがあり、聴いていて面白かったです。
自分は『アート』と『クリエイト』という、比較した見方でアートを見ていました。」
「商業用に作るのがクリエイティブ、対して『自分を表現するもの』がアートだと思っています。」
なるほど。
共通している感覚もあれば、違う価値観もあるようです。
『アーティストさんの欲求や価値観が、それぞれのアートにも反映されている』
ということを知ると、その作品に対する理解を、また少し深められるかもしれませんね。
NFTアートが今後世に広まっていけば、従来とは違う「アートに対する感覚」が広まっていくことも期待できるでしょう。
これからの時代が楽しみです!
次回の「ニコニコえなチックラジオ」もお楽しみに~!
◆第1回「ニコニコえなチックラジオ」アーカイブ
◆アーカイブまとめ