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遠距離が愛しくなった日

私たちは遠距離カップル。
遠距離を始めて2年が経とうとしている。

彼との出会いは大学時代。
予定が合えばどちらかの家に行き、お泊まりをした。次の日もその次の日も、いわば半同棲状態。

社会人になるタイミングで遠距離をスタートしたのだか、毎日のように会っていた彼と、数週間~1ヶ月会えないのだ。
学生時代を思い出すと尚更悲しかった。
一緒にスーパーいったな。一緒に歩いて帰ったな。一緒に料理して洗濯して、些細なことで笑いあって。
当時当たり前だった日常がとても幸せで、羨ましく感じる。

遠距離なんていい事ない!!!
本当に無理!!!
と何度思ったことか、笑

つい最近、将来の事を真剣に話し合う機会があり、2年後に結婚の約束をした。

辛い遠距離もあと2年。嬉しい気持ちの反面、何故か寂しい気持ち?も湧いた。

日々の連絡
久々に会えた時のドキドキ
彼に会えない寂しさ
通った日々
喧嘩した時には会って話し合い
元気がない時にはプレゼントを送り合った
一人で過ごす時間
家族と過ごす時間(実家暮らし)

遠距離を終えたら少なくなるであろうこれらの時間、感情達が、とても愛しく思えたのだ。
こんな風に思う日がくるなんて思ってもみなかった。

結婚し、一緒に暮らすようになったら、
遠距離の日々を思い出すだろう。
結婚し二人の時間が増え、新しい日常が始まる。

いつか年老いてこの世から旅立つとき、
今までの日常もこれらの日常もたまらなく愛しく感じるのだろう。

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