インド旅行記7 ガンゴートリを目指す旅
これまで記事や動画にまとめてきたように
ニムビーチでガンジス川を間近に見て、リシケシュを散歩し
デヴプラヤグではガンジス川の始まりを訪れ
トリヴェニガートでアーティという儀式も体感することができました。
インドに来てから、この時点でほぼ1週間が経過、折り返しです。
そこでデヴプラヤグの合流地点で観たあのエメラルドグリーンの川
バギラティ川をさらに遡ってヒマラヤ南麓の
聖地ガンゴートリをめざす2泊3日の旅に出ることに!!
ガンゴートリについておさらい。
ガンジス川の源流といわれるバギラティ川を遡っていくと、いわゆる最初の一滴はヒマラヤの氷河に行きつき、そこがガンゴートリ氷河。
ただしさすがにそこまでは登山の素人が思い付きでは行けないので
そのふもとにある街が今回の目的地「ガンゴートリ」です。
ざっくり言えばバギラティ川の最上流付近で
ヒマラヤの雪解け水が山から勢いよく流れ込んでいるエリア
と言えばイメージしやすいでしょうか。
今回もクマさん、ケワルさんにスケジュール計画から
宿やタクシーの手配まで、全面協力頂きました。
この旅では常にお世話になりっぱなしで感謝してもしきれません。
まず計画です。
初日 リシケシュ→ウッタルカシという街まで
車でおよそ7時間ほどの予定、そこで一泊
(なんとケワルさんの妹さん夫妻が経営しておられるホテル)
2日目 ウッタルカシ→ガンゴートリ 車で5時間
ガンゴートリで小一時間、バギラティ川の上流を堪能
その後ガンゴートリ→ウッタルカシ 車で5時間かけて戻ってくる
3日目 ウッタルカシ→リシケシュ
車で7時間予定でジャングルハウスへの帰還
うーん、さすがに移動が長い…
これ単純に車で5時間とか書いてますが、日本の高速みたいな
整備された平坦な道のロングドライブじゃないですからね…
特にガンゴートリはヒマラヤに向かっていくような場所なので
完全に山道、曲がりくねりもすれば、土砂崩れで埋まったのを
強引に通れるようにだけしたような箇所もいくつもあるでしょう。
とはいえ、いつものタクシーさんに(運転手さんは諸事情で違いましたが)
お願いしたので車は整備された清潔な車両でしょうし
決して無茶な強行軍ではない、はず…
ケワルさんたちのおかげで宿の手配までして頂いたので
しっかり休息や食事も取れるでしょうし、よし、がんばるぞ!
※ 海外での現地旅行といえば宿と食事の心配がつきものです。
私が以前九塞溝に行くために中国国内の現地格安ツアーに申し込んだところ
氷点下になる山なのに、ヒーターが夜20時ごろに泊まるホテルで温水シャワーは無し、朝食付きというのは饅頭(マントウ)のみ、という感じでした。
ということで出発!長距離移動なので朝は少し早めに。
辿っているので当たり前なんですが、車でこれだけ走っても
常にそばにはガンジス(バギラティ)川が流れているというのは
本当に不思議な感じがしました。
動画内でも触れましたが、ここウッタルカシは
過去に深刻な洪水被害が発生した街でもあり川の厳しさも感じます。
常に身近で見守ってくれているようでもあり
あるいは試されているようでもあり
インドでガンジス川が神聖視されている理由を
いち旅人の私でも、ほんの少しは感じられたような気がしました。
特に今回は、手だけとはいえ川に浸して沐浴させて頂き…
誰もいない河原で、バギラティ川との差し向かい、貴重な経験でした。
動画では一瞬ですが、少し時間を取って川の音(ニムビーチより激しく川の勢いを感じる音)を聴きながらしばしゆっくり過ごしました。
さて、翌日も移動で朝からいよいよ聖地ガンゴートリに向かいます!!