「2021.11.9〜どこもかしこも〜」

井指です!!

1stアルバム「ふるさと」に続き2ndアルバム「あすなろ」の

サブスクが解禁になりましたね!!

これからさらに充実していきますのでお楽しみに!!

new音源「しおり」の第一弾郵送も完了。

今回も丸2日間かけて郵送作業を行いました。

たくさんのご注文ありがとうございます!!

まだまだお待ちしていますよー!!

今日はそうですね。

僕が衝撃を受けた歌詞のお話をさせていただこうかと思います。

いっぱいありますが、その中の一つを僕なりの解釈で読み進めてみます。

森山直太郎さんの「どこもかしこも駐車場」という曲です。

皆様ご存知でしょうか??

youtubeなどにもあがっているのでぜひ検索してみてください!!

歌詞はこんな感じです。


「どこもかしこも駐車場」

作詞:森山直太朗 / 御徒町凧 作曲:森山直太朗 / 御徒町凧

別れ話の帰り道 悲しくなんてなかったよ

フラれた方は僕なのに 泣いていたのは君の方

どこもかしこも駐車場だね

どこもかしこも駐車場だよ

どこもかしこも駐車場だわ

どこもかしこも駐車場だぜ

どこもかしこも駐車場 こんなになくてもいいのにさ

駅前はやたら騒がしく 野球帰りの子供たち

プードルが変な服着てる 本屋に寄って帰ろうか

どこもかしこも駐車場だね

どこもかしこも駐車場だよ

どこもかしこも駐車場だわ

どこもかしこも駐車場だぜ

どこもかしこも駐車場 車があったら便利かな

明日は朝からアルバイト 夜の予定は特にない

百年経ったら世界中 たぶんほとんど駐車場

どこもかしこも駐車場だね

どこもかしこも駐車場だよ

どこもかしこも駐車場だわ

どこもかしこも駐車場だぜ

どこもかしこも駐車場 そろそろ火星に帰りたい 




はい、と、こんな感じです。

もう詞を読んでるだけで「どんな曲なんだろう??」

と興味を引くには十分すぎる世界観ですよね。

とあるテレビ番組で演奏された際、

散々ぱら詞について説明を求められていましたが、

直太郎さんは、そこをグッと引いてあえて説明という説明はせず。

「なんで駐車場なの??」「なんで火星??宇宙人なの??」

という質問にたいして、

「詞ってそういうものですから。」と受け流すシーンが印象的だったのですが。

僕なりの解釈ですが、

「なんで駐車場なの??」と問われても、

駐車場である必要が全くないから答えようがない。

と考えていたからではないかと思います。


別れ話の帰り道 悲しくなんてなかったよ

フラれた方は僕なのに 泣いていたのは君の方

フった彼女は泣いていたけど、フラれた僕は泣かなかった。

だから誰からみても一目瞭然なはずだ。

僕は「悲しくなんかないのだ」と主張します。

どこもかしこも駐車場だね

どこもかしこも駐車場だよ

どこもかしこも駐車場だわ

どこもかしこも駐車場だぜ

どこもかしこも駐車場 こんなになくてもいいのにさ

ポケットに手を突っ込んで、

すまし顔で街を歩く一人の男性が想像できます。

「このあたりも駐車場が増えたな。

なんて冷静に街に溶け込んでいる僕。

さっきまで別れ話をしていたなんて

すれ違う人たちには到底気付かれもしないだろう。」

という心情が見えてくるのです。


駅前はやたら騒がしく 野球帰りの子供たち

プードルが変な服着てる 本屋に寄って帰ろうか

いつもと変わらない街並みを、

あくまでいつもと変わらない自分のまま歩いている。

たまたま直前に別れ話があっただけで、

自分はいたって冷静にこの街を見ているのだ。

と主張しているように聴こえてきます。

どこもかしこも駐車場だね

どこもかしこも駐車場だよ

どこもかしこも駐車場だわ

どこもかしこも駐車場だぜ

どこもかしこも駐車場 車があったら便利かな

街の中に当然あるもので、

普段は気にもとめないものに、

今日はやたらと気を取られてしまう自分に気付き始めます。

「こんなになくてもいいのに。」とやや否定気味だった車社会にたいして、

二番では「車があったら便利かな」と、この短時間で意思がグラつくほど、

自分は実は、冷静ではないことに主人公は徐々に気付き始めます。


明日は朝からアルバイト 夜の予定は特にない

百年経ったら世界中 たぶんほとんど駐車場

少しだけ未来のことを考えます。

彼女のために作っていた時間がこれから

ガポっとなくなってしまったことに気付きます。

「あれ、明日からどうしたらいいんだろう??」

という戸惑いから、100年後、自分がいるはずもない世界のことを心配するほど、

もう主人公の脳内は、冷静とはかけ離れた場所にいる様がわかります。

どこもかしこも駐車場だね

どこもかしこも駐車場だよ

どこもかしこも駐車場だわ

どこもかしこも駐車場だぜ

どこもかしこも駐車場 そろそろ火星に帰りたい 

もうおわかりだと思いますが、

主人公はめちゃくちゃに悲しんでいます。

ピストルで撃ち抜かれた後、しばらくどこが痛いのかわからない。

そんなタイムラグを感じながら徐々に彼女を失った絶望感を、

痛みとして実感していく様がかかれています。


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