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引き算の美

 いけばなは「引き算の美」と言われています。
でも、習いたてのころは、頭では「そうか!」と思っても、作品を生けてみるとそうでないことが多かった。
一つは、お花も枝も、どれもよく見えてしまって選びきれないから。
そして、もう一つは感覚がわからないので、引き算するのが怖いから。

でも、自信がなくても、何度も何度もお稽古して、生けてゆくうちに、わかってきたような気がする。
お花たちがぎゅうぎゅう詰になって見えたり、スカスカで寂しそうに見えたりして、「なんかちょっと違うなぁ」と感じて生け直したりした。

そして、いけばな展へ行って、たくさんの作品を観た。
観る、稽古する、また観て、稽古して・・・
感覚がわかってくる。

引き算の美

日本人の持つ感覚

華道だけでなく、茶道や武道にも通じる感覚なのではないでしょうか?

花材:ガーベラ、ブプレウルム

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