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花器を選ぶ

お花を生けるのには、水と花器が必要になります。
花器は様々な形や色、素材のものがあって、どの花器に生けようかとワクワクしたり、ちょっと留めるのが難しそうだなぁと思ったりします。

お稽古の時は、今日の花材を見てから決めることが多いです。
ためがよく効く枝なのか、ためられない枝なのか。
花は大輪なのか、小花なのか。
洋花なのか、和花なのか。
色の組み合わせはどうなのか。
また、その時に取り組んでいるカリキュラムやテーマによっても選び方は変わると思います。

それでも、迷って花器が決められない時、主になる花材の色と同系の色の花器を選ぶようにしています。
同系の色だと、花材と花器との統一感が得られるからですね。

ひまわり、カンガルーポー、ドラセナ

花と花器の色が同じでも、その素材感は違うので、同色だからといって単調な感じになることはないと思います。
彩とりどりの花を生けるのも、それはそれで華やかで魅力があると思います。
けれど、色を抑えてみると、その花の姿がじっくりと観えてくるような気がします。
一輪、一輪の違う姿に感動さえさせられます。
そして、それぞれの持つ色の深みも感じられてくると思うのです。



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