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上海音楽学院での二胡レッスン①

上海よりこんばんは!大町めぐみです。
またまた少し間が空いてしまいました。

最近は中国でなかなか本名を覚えてもらえないので、あだ名をつけることにしました。惠惠二胡(ホイホイアルフー)ということで、これでやっとみんなにホイホイと覚えてもらうことが出来るようになりました。日本だとホイホイはあまり印象が良くないかな(笑)。

さて、陳春園(チェンチュンユエン)先生のレッスンが始まり今日で4回でした。本当は週に1回なのでもう少し回数があるはずですが、先生が怪我してしまったり、忙しすぎたり、国慶節があったりということで少な目です。この他にも1回学内の演奏会に参加させて頂いていたりととても充実した日々を過ごしています。

私の二胡の先生陳春園先生について

私の二胡の先生は上海音楽学院の教授で、普通にはなかなか見て頂けないような先生ですが、日本の二胡の先生桐子さんのお友達で上海の二胡奏者陸二胡さんよりご紹介頂き見て頂けることになりました!(陸さんありがとう♪♪)先生のプロフィールは上海音楽学院のウェブサイトより抜粋します。

現在、上海音楽院教授。 1983年、王永徳教授の指導の下、上海音楽院初等科に入学した。 陳春園は上海、台湾、日本で数多くのソロリサイタルを成功させ、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリアなどヨーロッパ各地に招かれ、国内外の二胡芸術の信奉者に深く愛されている。 1998年に同校に教師として赴任して以来、その指導スタイルは標準的で厳格なことで知られ、生徒の適性に応じて指導し、生徒たちは全国プロコンクールで最高賞を獲得している。2012年、「四君子」胡琴グループを立ち上げ、胡琴室内楽作品を一括して委嘱、翻案、移植し、胡琴室内楽という真新しい分野で多くの有益な探求、試みを行った。 2010年 「Academic Forum on Erhu Teaching and Creation in Higher Music and Art Colleges」、2016年 「Shanghai Erhu Art Week 」および中国高等音楽芸術学院における二胡フォーラム(II)、2019年 「Shanghai Erhu Art Week 」および2019年 「Shanghai Erhu Art Week 」の企画・開催に参加している。 上海二胡芸術週間 第1回江南二胡芸術フォーラムなどの学術活動を行う。 教材制作では『胡琴レパートリー集』、『二胡音階・アルペジオ体系練習曲集』などを出版し、『中国二胡』などの個人ソロアルバムも出版している。
彼女の演奏スタイルは中国二胡芸術の純粋な伝統に忠実で、正確なテクニック、素朴な雰囲気、情熱的な素晴らしさがある。

すみません、翻訳を使っているのでちょっと変なところがあるかもしれませんが、私にはもったいないような本当に素晴らしい先生です!!

ドキドキの1回目のレッスン

1回目のレッスンは、入学してから約1か月が経った9月末で、入学手続きの時に色々手伝ってくれたルイス君がたまたま同門で、優しい子なので同行してくれました。部屋に入るタイミングから、私がすぐ聞き取れなかったり、返事出来なかったりする場面を助けてくれたりしました。

最初は王永徳先生が日本にいらしたときに講座の課題曲だった「蘇州小曲(苏南小曲)」を演奏しました。この日はお知り合いの二胡の先生が見学にきていて二胡の先生が2名、そしてルイス君という3名が聴いているなか緊張しましたが頑張って演奏しました。録音を聴くと緊張して色々とやらかしており、なかなかに聴けない感じでしたが、最後は「好!!」と2名の先生が拍手して下さったのが嬉しかったです。

指導内容
何年二胡演奏してるの?10年ぐらいです!この曲はどれぐらい練習したの?1か月ぐらいです!というようなやり取りの後、音程、リズム、音楽の基礎的なところはすべて良いですが、弓を大きく使いましょうとのことでした。

まずは楽器のチェックからでした。
・弓
張りすぎなので、少し緩めて。そして弓は少し重いと思うとのこと。
・松脂 
ちょっと足りないということで塗って下さりました。多すぎても少なすぎても良くない。
・千斤
凄く高くしていたのを一度下げたのですが、それがちょっと低すぎるという事で、少し上げて調整してくださりました。丁度私と先生の手が小さいのですが全く一緒のサイズで盛り上がりました。
・駒(琴马)
今のを大きすぎるということで、先生の引き出しから出してきた、駒に変更して下さりました。
・糸巻(琴轴)
細かい調整が出来ないので、状態が良くないとの指摘を受け、このあと蘇州の楽器屋さんで直してもらいました。

演奏について
・ゆっくりの弓練習(慢练)が必要
・小さく収まっているので、もっと弓を大きく使って弾くこと
・左手の構えている位置が垂れ下がって低すぎるみたいでとにかく「もっと上!」「もっと上!」と千斤に近づけるよう注意されました。指を伸ばして弾いたらすぐ元のポジションに戻るのが重要。
・1弓で70ぐらいのテンポ×4回ずつの音階練習をしました。ちょっと雑音が入ってもいいので、強さのある均等な音で、端から端まで弓を使うこと。
・まずは「蘇州小曲」のような色々なテクニックが詰まった忙しい曲ではない曲を勉強しましょう。
・あとはリラックスが重要(これはずっとの課題です)
・他になにを最近練習しているの?ということで「光明行」と伝えたら、それはとてもいい!今に合ってる!ということで演奏してみることに!

聴いたあと、10日後の学内演奏会に参加しましょうとのことで、1回のレッスンのみで突然「光明行」を演奏することになりました。周りが難曲を弾く中私だけ小学生みたいな気分でしたが、初日に食堂で会ったピアノ科の台湾からの交換留学生ユー君が伴奏してくれて、何とか終えました。彼は日本のアニメがとーっても好きで少し日本語が話せます。

では、また2回目のレッスンの様子をUPしますね!
お楽しみに✨

そういえば、陳先生よりレッスンの後に他に何が興味あるの?と言われて、「中国ドラマです!」とお伝えしたら、「私も日本のドラマ大好き!」とのことでとても嬉しかったです!






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