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稼ぎすぎに注意。

なぜこんなタイトルなのか。わたしは全く持ってお金持ちでもなんでもないし、なんなら世間的には少ない方かもしれません。
それなら普通は、もっと稼ぐにはどうしたらいいのか、将来に備えるためにどんどんお金を稼ぎたい!となるはずですよね。
別にわたしは、人生あきらめたわけでもなく、むしろこれからもっと楽しく生きていきたいし、生活の満足度を上げたいと思ってます。

ではなぜ、稼ぎすぎに注意などと言うのか!?
それはですね、やっぱり稼ぎを増やそうと思ったらその分たくさん働かなきゃいけないじゃないですか。
お金のために時間を売って働く。でも結局、自分が死ぬときはお金もモノも持ってはいけない。

てことは、もし死ぬときに余計なお金を現世に残したままになってしまったら、そのぶん無駄に働いたってことじゃないですか!
そんなのもったいない!!
時間=命。それは誰にとっても変わらない事実なら、お金を優先して命を犠牲にするなんて本末転倒です。
でも今までの自分はそうやって生きてきたし、たぶん世の中の人達もそういう人は多いですよね、うん絶対みんな基本スタンスはそうだと思います。

もちろん、生きているあいだにお金が足りなくなっちゃったら困るわけです。

だから、自分と家族が生きるのにどのくらいお金必要なのかよくよく考えて、ちょうどいい塩梅で、働き過ぎずに楽しい体験にも時間を使っていきたい!

こう思います。

それにお金って循環するものですよね。
仮に自分のところでたくさんのお金が滞っていたらなんとなく不健全な感じもしませんか?
川で例えたら、どこかでせき止められて下流の水が減って濁っていくみたいな。


稼ぐための時間を最小化するためには生活費をミニマムにすることが、一番手っ取り早い方法かなと思います。

人は、生活水準を下げるのはなかなか困難だと良く聞くので、まずは生活レベルを上げない、現状維持。
もしくは少しずつ下げる努力をしていく。そうすると、たくさん稼がなくていいだけじゃなく生活そのものがだんだんラクになってきます。

管理するモノも少ないほうが簡単だし、家も広くない部屋なら掃除もすぐ終わる。光熱費だって減りますよね。

ミニマリストって呼ばれる人は、(ガランとした部屋で白とか黒の服ばかり着てるみたいなイメージありますけど)最小限の持ち物で暮らすという意味では似ていると思います。

ただ、わたしは好きなモノを持ってはダメって考えではなく、たくさんあるモノの中から厳選して選び抜いたその好きなモノは長く愛用していきたい派です。
心のうるおいは大事にしたいですよね。

あったら便利!とかちょっと使ってみたいかも、みたいな道具はなるべく買わずに解決できないか工夫してみると、それが案外楽しくておすすめです。

「あれ?これむしろちょっと楽しいじゃん!」って新しい発見があったりします。

なんだか、家事のめんどくさいの中にキラリと光る楽しさみたいなものがあったりして、わざわざお金を払って便利なモノを買って、この楽しさを手放す?

なんだそりゃ?って思ったんですよ。

例えば、いつも掃除機をかけるところをホウキとちりとりでササッとはいて、雑巾で水拭きする。
で、その雑巾を洗って外にパンって干す。

スッキリとした部屋を見渡すと、なんとも心が晴れるような気持ちになるのです。

これはハマっちゃいます。

あと、皿洗いのあとでシンクを軽くスポンジでこすったあと、布巾で全部拭きあげるのも楽しいですね!
水滴を拭くとピカピカに光るんですよ。

これは家政婦さんのよく使うワザでもあるらしいんですが、
家政婦さんが片付けと掃除で部屋に呼ばれたとき、あまりにも散らかりすぎていて時間内に終わらない!っていうときに、拭けば光るところをとりあえず磨きまくるそうです。
あとはテーブルとかの面が広いところも、モノを全部どかしてピカピカにする。

それだけで家全体が整ったようにキレイに見えるんだとか。やってみると、たしかに〜って感じです。

まぁでも元気なときはそれができるけど、
体調が悪いときとか、忙しすぎて時間がないときはやっぱりめんどくさーいって感じることもあるんですけどね。

そんなときは無理せず、最低限のことだけやって、あとはお休みして次の日の自分に期待です。笑


わたしがこういう暮らしに憧れて実践するようになったのは、稲垣えみこさんのコラムや著書を読むようになったことがきっかけです。
稲垣さんは、なかなかに攻めた生き方をされていて家に冷蔵庫もエアコンもない、月の電気代は300円くらいだそうです。
家では電気をほとんど使わずに暮らしていて、江戸時代の貧乏長屋暮らしを現代で突き進む人なんです。

会社を退職して、給料がなくなることから暮らしを小さくして、極力支出を減らして生きる。
何か買い物をするときは、スーパーやAmazonでポンと買うのではなく、町の小売店とか自分が応援したい人や店から買っているのだとか。
そういう姿勢で生きるのって、自分だけが豊かであればいいとか、満足していればいいとかじゃなく、みんなで良くなっていこうぜっていう視野の広さがステキだなって思います。

おもしろい人で目が離せないです。

わたしは、そこまでやる覚悟はまだありませんができるところから生活に取り入れてみています。

夫と子供がいるので、わたしの憧れだけで彼らに長屋暮らしを強要するわけにもいかないですし。笑

そういうわけで、ちょうどよく稼いで、楽しい経験にたっぷり時間を使って、生活の満足度あげていきましょうよってお話でした。

お読みいただきありがとうございました。

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